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異能力を貰って人生変えようと思ったんだが・・・  作者: 剣真
3ヶ月経過 新体制スタート
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66 再び秋葉原へ

また秋葉原へ。

目当てはメイド服の店である。

今回はサクラの服を買いに来ている。

なぜかというと、昨日メイド服が欲しいと言い出したから。

どうやら何かのアニメを見て、可愛いくてカッコいい?と思って自分もそうなりたいと思ったようだ。

最近、ちょっとズレて来ているように見えるのは私だけか?

バイト代も貯まってるし、少しくらいなら使ってもいいだろうという事でここにいる訳だ。


今回はクリスだけメイド服で来て、サクラは私服である。

だって具現化した服だと試着した時に脱いだ服無いのはおかしいし。

早速、店の奥で二人で試着開始。

ユウヤと二人で待合室でボーッと待ちながら近況報告会。

中々進展してないみたいだけど、少しずつ近くなっているようだからちょっと安心。

1時間程待った頃、買いたい服を選んで来た。

通過儀礼として、ユウヤにどっちがいい?って聴いて来た。

こうなってしまうんだな、やれやれと思っていると素早く右に持っていた服を指差した。

えっ?と硬直していると

「やっぱりこっちか、そうだよね、こっちにする」

嬉しそうに選んでいた。

プラスしてもう一着選んであげているユウヤを見ながら、リア充か!ってツッコミたくなったが自重した。

いつの間にそんなスキル身につけた?

裏切りか?裏切りなのか?

そんな目で見ていると???って顔をしていた。

後で聴くと彼曰く、

「こっちの方が好みだし似合っていると思って」

だと。

なんか負けたと思ったね、全て。

一皮剥けたな。


試着して精算する時、着て帰ろうとまたなった。

このパターンか、また。

今回は二人共にロングタイプのスカートだったんで、これならばと街をぶらぶらと歩いた。

そのまま過去2回程行った喫茶店へ、というかここしか知らないし他は入り辛い。

相変わらず多いなって当たり前か、お洒落な店だしデザートも豊富そうだし。

4人で座れるテーブルに着くと、やはり目立つのだろうチラチラ見られている。

メイド服の二人よりユウヤの方に目線が行っているように見える、なんたってイケメンだし。

多分、望めば毎日取っ替え引っ替えできるんじゃね?って容姿だしな。

サクラ一筋なのがもったいないけど、そこは仕方ない。


しばらく談笑していると、隣に4人組の女の娘達が席に着いた。

あまりジロジロ見るわけにいかない為、全体の風景として認識していた所、声を掛けられた。

ユウヤにかな?って思っていると私だった。

??ってちょっとパニクっているとクリスから助け舟が。

「前回店に来た時にナンパ師とトラブったでしょ?

その時に一緒にいた娘達だよ」

あっ・・・

「あの時は巻き込んじゃってすまなかったね。

あれから変な輩に遭遇してないかい?」

「いえ、おかげさまで何も無いです。

一度遭遇した事あったんですけど、目を合わさずに避けて行きました」

何事も無いのなら良かった、それだけが心配だったから。

「そうなんだ、もうちょっかい掛けられないと思うけど、気をつけてね」

女の娘達はお礼を言いながら頭を下げた。

「あの、隣の人達は前回トラブルに巻き込まれた人達ですよね?」

「ああ、あの時一緒に戦って意気投合したんだよ。

イケメンとは仲良くしとかないとね」

みんな苦笑いしている。

若い者同士の方が話しやすいと思ったんで席を譲って端っこに席を移動。

今回はボッチになるかな、ユウヤもいるし。

なんて事考えながらボーッとしようとしていたところに、一人の娘が話し掛けて来た。

「先週、お父さんの職場見学を極秘でさせてもらって、働いている所を見てきました」

この間言っていた娘か、本当に見学してきたんだ。

「お父さんどうだった?情けない姿だったかい?」

頭を横に振りながら

「いえ、家にいる時のお父さんじゃないみたい。

部下っぽい人から頭下げられていたり、上司っぽい人と話をしている顔は全然違ってた。

なんか本当の姿というか、なんて言えばいいか判んないけど、少しだけカッコいいと思っちゃった」

「そうか、それはいい経験したね。

でも家での扱いは変わんないんだろ?それが悪いとは言わないけどさ、時々は優しくしてやってくれると嬉しい。

男親なんてその程度で喜ぶんだよ、単純だから」

その娘は笑いながら首肯していた。

これでもう少し優しく接してくれるだろう。


色々話していたらいい時間になったので帰ることにした。

別れの挨拶を済ませて帰宅したのであった。


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