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二人共、仲良くなってたんだな・・・いや、良いことだと思うよ、うん。
「ちょっとまって!なんか勘違いしてない?
二人でオンラインゲームに入って冒険してただけだよ」
慌てるユウヤに一言
「うん、見てた。
フィールドを歩いてログアウトしてるところまでしっかりと」
「えっ?しっかりと?どこから見てたの?」
「討伐終えてフィールドを町まで手を繋いで歩きながらお喋りしてるとこまで、かな」
なんてこったい!そんなとこまで見られてたのか?
恥ずかしいセリフとか無かったかな、最悪だ。
「あのゲームやってたんだな、戦士と僧侶かな?今度パーティ組んで冒険しようか」
そう言いながら晩御飯の準備の為に降りようとすると
「怒らないの?」
???ユウヤ何言ってんのかな?
「何を?」
「いや、二人で手を繋いで寝てたから・・・その・・・」
・・・そうか、そんなこと気にしてたのか。
ユウヤに近づき小さな声で
「護るんだろ?一生。
このくらいの役得別にいいだろ?それにまだスタートラインに立ってないだろ?サクラが。
今無理したら逃げられるの判ってるだろうから、ちょっとずつスキンシップ取っていけば自然とパートナーになれるよ、それまでは今の雰囲気を楽しめ」
肩をトンと叩き降りて行った。
残された二人。
「ユウヤ君、下に降りよう。夕飯の支度しなくちゃ」
「う・うん、そうだね」
もう少し頼られる男になって異性として見てもらえるように頑張るか。
まだまだ未熟な自分に気合を入れるユウヤであった。
1階では食事の支度が進められていた。
慌ててサクラも参加。
クリス姉さんからなんか冷やかし受けてるようでサクラの顔が赤くなってた。
今、割って入ってもどうせ風呂場で追及されるだろうから、そのままスルー。
ごめん、サクラ。
それから夕飯食べて、レベル7のボーナス報酬の話をして情報共有化を。
「えっ?そんなんで良かったの?
もっとチートな能力とか思い付くと思うんだけど」
「そう思ったんだけど、日本人特有の願いらしくてさ、これでいいっていうからそのまま付帯しちゃった」
なんか残念な奴扱いされてる気がするな。
反論しとかないとな。
「日本人ってのは島国で130年くらい前までは鎖国してて、その後もその流れからアピール下手な人種なんだよ。
おまけに学校の英語なんて、ただ勉強でテストの点を取るためだけの授業だから、ますます嫌いになって外人が苦手になる。
もちろん、英会話の勉強すればいいんだろうけど今更って思ってしまう。
人情はどの国にも負けないけど、言葉の壁で交流を断念してしまう人種なんだ、だからこの異能力は日本人にとっては最高なんだ」
熱い弁論だった。
みんなはというと、へぇ~そうなんだ・・・・って雰囲気だった。
クリス達はすべての言葉が判るからいいだろうけどさ。
とにかく明日はこの能力を堪能する!
次の日、さっさと着替えて飯食って出勤。
身近に中国の人がいるからちょっと母国語で話してもらおう、いや話しかけた方がいいのか?
現場を彷徨っていると・・・いた。
何気なく意識を中国語にして話しかけた。
「おはようございます」
???あれっ?日本語で喋ってる?
でも、相手はちょっと意外な顔をして話しかけてきた。
「いつ中国語を?」
???中国語で話しかけられているみたい?
「え~と、半年くらい勉強して。
ちゃんと中国語になってますか?」
「うん、奇麗な中国語になってる、よくここまで勉強しましたね?」
「いや~、学生時代を思い出して必死に勉強しましたわ、はははっ」
何も努力してないからすごい罪悪感。
それから10分程何気ない会話をして終了。
この異能力最高!
なんか意識の疎通だけで話しかけているのだろうか?
ダンバインの世界みたいな感じかな?
これで外人さんを見ても避けること無く堂々と生きていけるな、小っちゃいことだけど私にとっては大きな一歩だよ。
この日はずっとテンション上がりっぱなしで、クリスがちょっと引いていた。
なんだよぅ。




