59 レベル7と留守番と
レベル7。
なんか良い響きだな〜、うん。
マクロス◯とか、ウルトラ◯とか◯人の侍とか7ってのは何かこうかっちょいいな。
ニヤニヤしていると
「どうしたの?レベルアップがそんなに嬉しいの?」
いかんいかん、顔に出てしまってた。
「いや、そういう訳じゃ無いけど」
「それでだけど、まずレベル6のボーナスなんだが、人の記憶読めれないかな?」
「えっ?誰の見たいの?私の気持ちが本当か知りたいの?そんなに・・・」
とりあえずチョップをかましとく。
「っ違うわ!そんな事今更疑ってどうすんだよ!
サクラのビジョンを見たいんだよ、人に伝える時に表現が判らない時あるだろ?
二人で見ればもう少し詳しく伝えられるかも知れないし」
「あまりプライベートな異能力は無理ですね、もうちょっと制約が必要です」
そうなのか?それじゃどうしようかな。
「じゃあ、サクラの予知ビジョンだけ覗けるってのは?
もちろん、サクラが嫌だって言えば止めるけど」
サクラは最初戸惑っていたけど予知ビジョンだけならという事でOKした。
「判りました、じゃあ承認取ってから付帯しますね。
ちょっと待ってて下さい」
フリーズして5分程で戻って来た。
「OKだそうですので異能力を降ろします、、、、
はい、終わりました」
相変わらず早いし、もらった感じしないな。
「それからこれは個人の意識で発動しますので川さん単独でOKです」
それは助かる、一々頼むのは効率悪いしな。
それじゃ仕事行ってくるか。
二人は今日は休み?そうかそうか、仲良く留守番かデートでもしといてな。
はははっ照れるなよ〜
仕事中、レベル7のボーナスは何が良いか考えてた。
特に思い当たる案件も無い。
「たまには自分の利益になるような異能力でもいいんじゃない?」
「・・・思いつかね〜、というかこの能力もらった時点で勝ち組みだからこれ以上は特に無い。
貧乏人がジャンボ宝くじ当たって不自由無く暮らせてると同じ感覚かな、金無くなった時点でまた同じかもしれんけど」
そうだ、自分中心で考えてもいいなら・・・
「クリスを専属には出来ないのかな?」
「??どういう事ですか」
「将来、引退したら記憶無くすだろ?
その時点で記憶を改ざんして娘として一緒に暮らすってのは可能?
もちろん、見た目はちょっとずつ変えていけばいいんじゃないかなって思ってさ、矛盾しないように歳を重ねさせて。
死ぬか愛想付きるまで専属で一緒にいて、解除されると同時に記憶も無くすってのは・・・・
あっ、いや待てよ、それだとクリスが迷惑か。
ごめんごめん、今のは忘れてくれ、なんか別のこと考えるから」
「そうですね、それだと承認されませんね〜。
他の案件でお願いします。
(ボソッと)・・・娘か・・・嫁じゃないの?」
「そりゃそうだよな〜、ごめんな、わがまま言って」
そう言いながら悩むのだった。
仕事帰りの車の中で。
「個人的に欲しいのあったよ、日本人特有の欲しい能力ベスト3に入るんじゃないかな」
「何が欲しいんですか?」
「全ての言語が理解できる能力が欲しい」
日本人特有の悩みだね、英語だけでも喋れればもっと世界に進出出来ると思う。
「それでいいんですか?」
「うん、これでお願い」
「それじゃマスターに申請して降ろしますね。
これだったら直ぐに出来ますよ」
通信して1分掛からずにOKが出たようだ。
「もう言語理解出来ますよ、常時発動型ですから何時でも話せますよ、もちろん何語でもOKですから」
試してみたいけど、今日は帰るだけだから明日にでも会社の人を探すか。
確か、研修でインドネシア辺りの人が働いていたはずだ。
いや、身近に中国の人もいたな、日本語堪能なんで忘れてたよ。
本当に喋っている言語が理解できるのかな、今から楽しみだよ。
いきなり会話の中に入るのは危ないから聴いとくだけにしとくか、全く会社と関係無いならいいんだろうけど。
そんなこと考えながら帰宅。
二人共待ってるだろうな~と思いながら玄関開けてリビングに行くといない。
2階のサクラの部屋を開けると・・・
仲良く寝てた、手を繋いで・・・!!




