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異能力を貰って人生変えようと思ったんだが・・・  作者: 剣真
3ヶ月経過 新体制スタート
56/257

56 感謝

あの日の予知ビジョンでの出来事は時間通りに起こった。

結論から言うと、酔っ払いの客が何を勘違いしたのか、

白人の娘が舞い降りた→保護しなければ→拉致

という理解不能な事件だった。

もちろん、現行犯で取り押さえられ警察のお世話になってその後はどうなったか・・・知らない。

そこだけ聴いて防げて良かったですと返事をして電話を切った。

哀れな、、、、馬鹿だ。


そして次の休みの日、三人からサプライズな贈り物が。

なんか日頃の感謝をしたいということで出かけることに。

最初は昼食でちょっと高めな和食店へ。

こんなとこ入ったことねぇっていう所で、美味しいの上位言葉って何だっけ?という表現を探したほどだ。

そのままみんなでカラオケ行って歌いまくって、次にゲーセン行ってUFOキャッチャーやって取りまくり一日が過ぎて行った。

夕食はドレスコード合わせて船上ディナーへ。

「いいのかい、こんな高いとこ?」

びっくりして引いたけれど、

「俺達も仕事で稼いでいるから大丈夫!」

その言葉に甘えご馳走になることにした、その心が嬉しかった。


船上での食事も終わり、クルーズを楽しんでいたところでサクラから話があると言われテーブルに着いた。

「どうした?なんかあったか?」

一呼吸置いて

「あの時、拾ってくれて感謝してます。

仕事にも就けて、住む家もあり生活が出来るのは川田さんのお陰です、ありがとう」

そういいながら、なんかリボンの付いた箱を出してきた。

「なんだろう?開けてもいいかい?」

「もちろんです」

箱を開けると腕時計だった、無理させちゃったかなこんな高そうな物。

しかし、そんなこと言うのも失礼に当たる為有難く頂戴することにした。

「ありがとう、喜んで身に付けさせてもらうよ」

そう言いながら右手に付けた。

「それじゃ俺からはこれを」

何か縦長い箱だ、開けてもいいという確認を取ってから開封するとネクタイだった。

「ありがたく出張の時にでも使わせてもらうよ」

「それじゃ最後は私から」

クリスもか?ずっと一緒でなんか買う暇無かったはずだけど・・・

「私からは指輪です」

「・・・えっ?」

・・・

・・・

指輪って言うとあの指にはめるやつ?

「指輪ですか、、、どうしたの?これ」

「えへへ、作りました。オーバーテクノロジーで。

製作方法は秘密です」

「え〜と、どこにはめとけばいいのかな?」

「好きなところにいいですよ、出来れば左の薬指にはめてくれると嬉しいなって」

「・・・判った、ありがたくはめとくよ」

クリスは言われるまま身に付けてくれた事に驚いていたが、すぐに落ち着いた。

「それからですね、それ、加護が付いてますんで大事にして下さいね」

え、何それ?

「なんかラッキーアイテムでも?」

「一回だけ降りかかる災難を防いでくれますので離さずに持っていて下さいね」

災難を防ぐ?いざという時にバリアーでも張るのだろうか?なんか試してみたくなるな。

「そう言う状況にならないように行動するよ、有り難く頂くよ」

みんなを見渡して再度頭を下げた。

人生でこんな事してもらったのは初めてだよ、感謝。


それからナイトクルーズが終わるまでそれぞれペアで過ごした。

ああ、一人じゃないって素晴らしいなぁ!

そうだ、今日のお返しをしなくちゃな。

クリスにはアレで、ユウヤ・サクラコンビにはアレにしようかな・・・

ふと気付くとクリスが腕に纏わりついていた。

ああ、雰囲気に酔ったのか船に酔ったのか判らないがしばらく抵抗せずにそのまま立っていた。

周りから見れば恋人同士に見えるのだろうか?それとも親子?

こんなに引っ付いている親子はいないだろう、、、う~ん何考えてんだろ?

「川さん、今日の私どうですか?」

不意にクリスが聴いてきたんで正直に

「ああ、とても奇麗だと思うよ。ドレスも似合ってるし、こいび・・・」

「ホントですか?じゃあそうしてください!」

いきなりハイテンションになってまくし立ててきた。

「えっえええ?いきなり何を?」

「今、恋人にしたいって言いかけたでしょ?」

「雰囲気に負けて言いかけたけど!どうしたんだよ、そんなハイテンションになって・・・

あ~ワイン飲んだな?」

ちょっと赤くなって目もおかしい、あちゃ~どうしよう?

「飲んだけど酔ってませんよ?恋人にしてくれないの?」

・・・まずい、かわいい・・・近くにユウヤ達もいないし自分で何とかしないとダメか。

「え~と、こんな年上でいいのか?もっと若い男いるだろ?」

「川さんがいいの!ねぇお願い!」

本当にまずい、周りの目もあるし・・・仕方ない。

「よし判った、今から家族になるか。今日帰ったら眠らさないぞ?」

「うれしい・・・たのし・・み・」

おお~、酔っぱらって寝てくれた・・・助かった、のか?

今日の事忘れてくれよ、そう祈りつつクルージングが終わるまで椅子に寄り添っていた。


帰りは車に押し込んでそのまま瞬移で帰り、なんとか無事にベッドに寝かせられた。

ずっと寝てるから忘れているだろう。

しかし、可愛かったな・・・


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