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46 仕事と面接

その日、昼食後の話合いの後、公安(と思っている)の山口氏へ連絡した。

「もしもし、川田です。先日はお疲れ様でした」

「何か問題がありましたか?」

「実は、ちょっとしたお願いというか、相談があるのですが」

「そうですか、電話越しに話せる程度でお願いします」

盗聴とかを警戒してるんだろうか?

「二人程優秀な者がいて就職口を探しているんですよ。

それでちょっと話を聴いてもらいたいんですが」

「ほう、そんなに優秀ですか?」

「十分な戦力になると思いますが、面接してダメなら諦めます」

何かを悟ったのか、直ぐにでも会いたいという事だった。

こちらの居場所を伝えると会いに来てくれるらしいので待つことに。

ちなみに、今側にいるのはユウヤだけだ。

女性陣はウィンドウショッピングにさっさと行ってしまった。

サクラはもう俗世間に堕ちるかも?

二人には念話で先ほどのやり取りを伝えて、時間まで自由行動にした。


それから2時間程で山口氏到着。

とりあえず私の車の中で話をする事に。

土曜日のショッピングモールで出来る話ではないから。

「それでこちらの二人ですか?」

「はい、女性側は面識あると思いますが覚えてますか?」

じーっと見て、もしかしてという顔をしてから

「先週の通過儀礼で任務終了させられたアンドロイドですか?君は」

「はいそうです、放出された後彷徨っているところを拾って頂きました」

なるほどと納得の顔。

「そしてこちらは?」

「この娘が心配で、任務の待機中に辞意して付いて来た者です。二人ともレベル5はクリアしてました」

「ほう、それでは今は何かの能力持ちかな?」

興味を持ってくれたみたいなので、詳しい能力等順番に話をした。


山口氏は全てを聴いた上で

「いいですな、素晴らしいスキル持ちだ。

直ぐにでも専属契約を結びたいが、一度上に相談しないと私だけの判断では決め兼ねますから」

そりゃそうだよね。

「それから確認しておきたいんですが、基本的に我々は干渉してはいけない事になってるんですが・・・」

その質問にはユウヤが答えた。

「職を辞する時にマスターに人間と干渉してもいいかって聴いたら、川田さんの元で動くならという条件で許可をもらってます。

その代わり、俺達の行動が査定の対象になってしまうから気をつけろと言われました」

えっ?それは初耳なんだけど?

絶句していると、

「川さん大丈夫だよ、絶対に道を外さないから!」

三人共に良い顔してる。

「判った、信じるよみんなを」

そう言って山口氏へ向き直り

「よろしくご検討ください」

頭を下げた。

その後、別れて一次面接終了。


さて、そこの女性陣は何か言いたいことあるんじゃないだろうか。

聴いてみると・・・

「え〜と、、、服が欲しいんですが・・・」

サクラが恥ずかしげに言うとクリスが妖しげな表情で微笑んだ。

本当に堕ちちゃったんだなサクラよ。

「クリスはいいのか?」

ユウヤとサクラを見ながら

「今日は私はいいです、二人に譲ります」

ユウヤは遠慮してたけど、とりあえず付いてくるように促しサクラの欲しい服がある店へ。

サクラが試着してお披露目した時にユウヤも興味が少し湧いたようだ。

サクラに見惚れていただけかもしれないけど。

「データで具現化は楽だし、お金も掛からなくて良いけど、着る楽しみという無駄な行動もいいもんでしょ?」

黙って頷いていた。

ユウヤ、お前も堕ちたか・・・・

それからユウヤも服を一着選び帰宅した。

帰宅した後、直ぐに着替えたりして楽しんでいた。

クリスもそれに感化され持っている服のお披露目をしていた。

二人共、着替えるならちゃんと別の部屋でな?

特にユウヤには刺激が強いんだからな。

俗世間に染まって楽しそうだ、特にクリスがだけど。


これ以上の荷物が増えるのはさすがに場所の問題が。

あとは引越ししてから買えばいいかな。

明日、不動産屋に話をしに行こう。


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