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42 新たな協力者・達

「お待たせしました〜」

積もる話は終わったようだ。


「どうだった?久しぶりの仲間との話は」

「充分堪能しましたよ、楽しかったです」

二人とも楽しそうだ。

「そうか、それでNo430君はこれからどうするんだい?」

ちょっと二人の顔が真面目になった。

「そんなに楽しかったのならうちに来るか?部屋は狭いけど安全な生活は確保出来るよ、野良はキツイだろ?」

・・・・・・・・

・・・・・・・・

「良いんですか?私三回連続任務失敗でクビになったんですよ?」

「クリスと仲良くなれそうだし、独り立ちしたくなったら出て行くのも自由だよ、それくらいの寄り道する時間あるだろ?それに、クビになったのは運が悪かっただけかもしれないし」

黙って俯いている。

「クリスは一緒じゃ嫌かい?」

「いえ、仲間が増えて嬉しいです、ありがとうございます」

「え〜とNo430 君はどうする?一緒に来るかい?」

「はい、不束者ですがよろしくお願いします」

二人ともいい笑顔だね。


「そいつから離れろ!」

いきなり声がした、大きな声にもかかわらず誰も気にも止めない。

「えっ?」

同時に後ろから後頭部に衝撃が・・・・ボールがぶつかったくらいの。

なんだろ?と後ろ見たら、小ちゃい妖精が(男性型)飛んでいた。

ええ〜、また野良か?

フリーズし掛かっていると

「そいつをどこに連れて行くつもりだ?離せ!」

まくしたてて来た。

何言ってるんだと声に出そうとした時、クリスがガシッと捕まえてしまった。

「川さんに何するの?」

「なんだお前!」

「川さんに何するの?!」

「だからお前・・・」

「川さんに何するの!!」

「・・・すいません・・・」

ここで助け船を。

「君はこのNo 430君と知り合いなのか?」

「ああそうだ!俺はNo431でそいつと同期だ、心配で様子を見に来たんだ、だから離せよ!」

「No430 君本当かい?」

彼女は首肯している。

「クリス離してやってくれないか?」

渋々解放していたが、いつでも捕縛する気満々だ。


彼女に今までの経緯を説明してもらってなんとか納得してもらえた様子。

「じゃあ、さらって行こうとした訳じゃないんだな?」

「任意で付いてきてもらうんだよ、それにクリスも一緒だから心配する事ないだろ?

それにやりたい事見つかったら出て行ってもいいんだし。

仮宿って考えてもらっていい」

「あいつの能力を利用しようとした訳じゃないんだな?」

そういえば何の能力持っているか聴いてなかった。

「何の能力持ってるんだ?」

みんなを見渡す。

ここでクリスが助け船を出してきた。

「川さんはそんな事知らないよ、彼女が野良じゃ大変だろうから仮宿として提供してくれたの、強制じゃないからね!」


それからこちらの情報を流し、自分に非があると認め素直に詫びを入れてくれた。

そしていきなり空中土下座した。

「俺もあんたのところに置いてくれ!頼む!」

「「「えええっ?」」」

「君、まだ任務中だろ?無理だよ」

「いや、今回のレベル5の通過儀礼でリタイヤ選ばれて待機中なんだよ、今なら職を辞する事が出来る」

「・・・それじゃダメだな、連れていけない。

それだけの職なんだぞ?一度辞めたら二度と戻れない」

それでも食い下がって来た。

「それじゃあ、もう一回聴くぞ?なぜ付いて来たいんだ?」

しばらく考えた末、No430を見ながら話し始めた。

「あいつとは最初から任務一緒なんだけど、特殊スキル持ってるから誰かにいいように利用されないかと心配だったんだよ。

知ってるやつも少ないし、騙されやすいやつなんだ。

俺はあいつを護りたいんだ。

だからお願いします、俺も一緒に置いて下さい。

雑用・その他何でもやります」

見事な土下座だった。

返事をする前に後ろの二人を見た。

黙って頷いている。

「・・・・判った、付いて来ることを許可するよ。

好きな娘の為なら一生を賭ける価値あるもんな!」

しばらく土下座したまま動かなかった。


さあ、今日はもう帰ろうか。

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