30 休日そして・・・・
今日は休み
先週約束していた着物の着付けに福岡市天神に来ている。
成人式が終わったばかりなので予約が簡単に取れた。
予約した名前を告げ店に入ると、なんかいっぱいあるな、どれがいいか分からん。
クリスに選んで貰おう。
二人で入ったんで一応親子と説明している。
高校卒業記念に着てみたいという設定で通した。
着付けを待っている間、ぼーっとスマホいじっていた。
意外と時間かかるもんだな、こりゃ娘を持つ親父は大変だ。
30分程待って終わったみたいなので呼ばれた。
やはり日本人は着物が似合うなぁ、見とれちゃったよ。
「よく似合ってるよ、クリス」
「お父さん真顔で恥ずかしいよ」
親子の設定なので合わせてくれているらしい。
「じゃあ写真を撮ってもらいなさい、私も勝手にスマホで2~3枚撮るから」
暫くプロの写真家に撮ってもらっていたところ、小声で
「将来の見合い写真に使えるように撮りましょうか?」
と言われたのでちょっと考えて、それもお願いしますと返事しておいた。
どんな感じで撮るんだろうかと興味があったためだ。
自分用の写真はすでに撮ってたし、後は思い出としてアルバムに残すつもりだ。
2~3着程着てその日は終了した。
「データ取った?」
「はい、部屋にあったものすべて取り込みました、これで何時でもお披露目出来ますよ」
嬉しそうだった、高い金出したかいがあったよ。
写真は出来上がったら郵送してもらうように頼んで店を出た。
さて、せっかく天神まで出てきたんでなんか買い物でもして行こうか。
日用品とかいるだろうし。
「消耗品とか買い出しするのないか?」
「あ~、タンスとかベッドとか欲しいです」
いきなり大物だな、それ。
「えっ?タンスとかいるのかい?服はいつも具現化しているだろ?」
「出せますがやはりそのうち服も欲しいんですが・・・」
その上目遣いはやめて・・・
「じゃあ、家具店を廻ってみるか・・・それとベッドも?
部屋狭すぎて入らないと思うぞ、特にベッドはあの部屋に二つはきついぞ?」
「いや、ダブルベッドが欲しいんですよ、川さんのベッドはシングルでしょ?
あれに二人はきついなと思って。ゆっくり寝たいじゃないですか」
まだ一緒に寝るのか?どんだけ警戒心無いんだよ!
「寝るときは小さくなる選択肢はないのかい?」
「いえ、あの人肌の温もりを体験したらもう前には戻れません」
・・・・もう何でもいいか。
「じゃあ、ついでにベッドも買うか。
今日は相当な出費だな、まあ余裕あるからいいか」
店に入る前に確認をしとかないと。
「クリス、タンスとベッド買うのはいいけど、店員さんに余計な事は言うなよ?」
「同棲してるとか、シングルベッドじゃ一緒に寝るのは狭すぎるからとかです?」
十分理解してるじゃんか。
「そう、あくまで娘の部屋に置く家具という設定で頼むよ、本当に」
「了解です」
本当に口を滑らせないだろうな、こいつは。
まあいいか、それでは家具店に突貫~~!
部屋に入りそうなタンスは大きい物は無理だったんで小さめなやつを選んだ。
ベッドは、セミダブルにしようかと思い選んでいると、寝心地がいい奴を選んだ方がとか説明を受けまくった。
そんなに違うもんかね、まあいい年だから騙されたと思ってそれを選んでもいいかな。
そんなこんなで家具を選び来週配達してもらうように頼み店を出た。
帰ろうと歩いていると、ある店でクリスが立ち止まった。
??どうしたのかなと店側に目をやると、、、
あ〜〜、それか、、、、
「欲しいのかい?」
「はい、可愛いのが・・・」
そうかそうか、私は財布から2枚の札を出して
「これで買って来なさい」
「えっ?一緒に買って・・・・」
遮るように
「無理だから!、下着売り場は絶対無理!」
なんか納得いかない顔してるんで
「後で見せる楽しみあるだろ?」
って言ったら納得して店に入っていった。
恥ずかしさ無いんかな?あいつは。
それから30分くらいで出てきたクリスは
「3セット程買いました、後はデータ取り込み済みです」
取り込めるなら買わなくもいいんじゃないかと思ったけど、そこはぐっと堪えた。
嬉しそうな顔してたし。
多分次回は服欲しいって言い出すと思うから貯金下ろしとかないと。
帰宅途中の車内にて・・・
「そういば最近ポイント稼いでないよな、来週は人助けするために行動しようか」
「私的にはポイント大幅増加なんですけど?」
いやいや、その目はやめて・・・




