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6章 運命の出会い

 正月開け、さゆりの出勤は午後5時であったが、昼前にスーパーで買い物をしているとマネージャー電話が入り、「何かあったのかな」と思い電話に出ると、

「さゆりさんすいません、午後3時の予約がたくさん入ったので、出勤してください。衣装はセーラー服でお願いします。」と明が言ったふうに聞こえたが、さゆりはスーパーの店内放送と少し自分の耳が年を取って聞き取れないこともあって、

 スーパーの野菜売り場の真ん中で、「衣装はセーラー服ですね。」とさゆりが確認すると、周りにいた数名のおばちゃんに変な顔をされた。

 上が白、下は紺のミニスカートを履いたさゆりが1回目の出番を終え控室に戻ると、長机の上にミッキーマウスの絵の描かれているビスケットの箱が置かれていた。椅子には、赤いミニのウエディングドレスのあいさんと青いチアガールのさくらさんが太ももを大きく出して座っていた。しばしの休憩である。

「さくらさん、ミッキーのビスケット食べてよ。私とさくらさんとらぶさんで正月休みにディズニーランドへ行って来たの。」と言った。

「すごいね。」とさゆりが言うと、

「でしょ。別にそこまで行くつもりはなかったけど、2日の夜。私がさくらさんにライン電話を掛けたの。そしたらね、さくらさんところも年末に来た子供は2日に帰ったと言うのよ。折角の正月休みやし、お金もあるからどこかへ行きたいねって言ったらね。何処へ行きたいって話になって、さくらさんが、ディズニーランドの正月のパレードが見たいという。死ぬまでに、ニューイヤーのパレードが見たかったんやて。大人しい二人で行っても面白くないので、にぎやかなラブさんに連絡したのよ。そしたらね。ラブさんも3日の夕方以降なら予定なしというから、ディズニーランド行かないと誘ったら、行くということになってん。話は簡単よ。10分で決まったのよ。」

 あとはさくらさんが3日のディズニーランド行の夜行バスを予約し、ディズニーランドのチケットも取り、4日のオフィシャルホテルの予約も入れた。正月でもうまく行くときはとんとん拍子で行く。こんなもんや。

 スピーカーから「さゆりさんさゆりさん7号室へお願いします。」と受付から明の声でアナウンスが入る。

 さゆりは部屋に入ると、いつものように「いらっしゃいませ。」と言って、スペシャルコースであることを確認し、お客様の目を3秒見つめ、お客様の手を握り、胸に手を当てると「あーん。」とマニュアル通りに小さな声をあげた。客はのどき窓から谷間を覗き、弾けるボインを喜びながら触っていた。その後、股間から出てくるまだ小さいちんちんをおしぼりで綺麗に拭き、ちんちんの頭にキスした。するとお客の股間のペニスがずんずんずんと大きくなるのが解った。鏡からはセーラー服の隙間から豊かな谷間が見え、咥えたペニスの隙間からスカートの下の黒いパンツが見てた。さゆりはペニスを舐めて、しゃぶって、口の中で転がし、カリの周りを音を立てて舐めまわしていると、「出る。」と言う声が聞こえて来たので、あわてておしぼりで包むと息きづくちんちんが我慢できなくなり発射した。

 お客様がひとこと言った。

「あらくたい。」

 それを聞いたさゆりは、懐かしかった。

「あらくたいですか?」とお客様に聞くと。

「おう、あらくたい。よかった。よかった。久しぶりに出たわ。身体の中の精子全部飛んで行った。」と言った。

 あらくたいとは、さゆりの故郷の方言で「もの凄い。」と言う意味であった。

 さゆりはついうれしくなり、

「あらくたいという言葉を久しぶりに聞きました。」と仮面の下で笑いながら言った。

「あんたも御坊の人か?」とお客様が言ったが、さゆりは「うふ。」とごまかして終わった。

 さゆりはお客に見つめられると恥ずかしかった。

 覗き窓から見えるつぶらな瞳の男性は、年の頃なら5,60才ぐらいで太い金のネックレスをしているブレザーを着たナイスミドルであった。

 つぶらな瞳のナイスミドルは週2回ぐらいのペースでやって来た。来店するごとに、せーラー服のさゆりを指名し、「ご飯食べに行こう。」と誘うのであった。


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