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12章 まり、くび!

 今日はセーラー服祭りである。ラブは紺色、あいは赤色、ゆかりはみどり、ジュンは黄色さゆりはピンクのミニのセーラー服を着ていた。

 お客様からリクエストが多いのはセーラー服である。

 男の憧れである、女学生をひざまずかせ、自分のちんちんを咥えてもらう。男の願望の世界である。だから人気がある。人気があるからセーラー服祭りをするのである。表向きはそうであるが、実は他の衣装をクリーニングに出すためである。不定期であるが土曜日に行われ、金曜日の閉店後に洗濯屋のけんちゃんが取りに来て、月曜日の昼に持ってくる。2・5日の間にそれまで使った衣装を洗濯するのである。始めは使って汚れた衣装ごとに、クリーングに出していた。バラバラに出すので管理が難しく、効率が悪いのでまとめて出すようになった。もちろん汚れの酷いものはすぐに出す。

 それをけんちゃんは眠る間も惜しんで月曜日の昼に間に合わせてくれる。その後は代休だと言って、この店の近所で昼食を取って、午後3時までパチンコを打って、出勤してくれる。明には関連会社の鏡と言われているが、儲けているのか、損しているのか解らない。

 あゆみが、

「昨日兄から電話が掛かって来て、母親の体調が良くないと連絡が入ってん。母親は兄の家で同居している。お金があれば施設に入ったしか、義姉も楽だし、兄も間に入らずに楽だと思うねん。でも介護してくれてるの義姉やし、何もしない私が何も言えない。でも義姉が母にきつく当たるねん。兄は母親を看てもらっているてまえ嫁さんに何も言えない。私も何も言えない。ただ目の前で雑に扱われる母を見て、心の中でごめんなさい。早くお父ちゃん迎えに来てと祈るしかない。それで明日、兄の家に行こうと思う。目の前で母親にきつい言葉を吐く義姉を見たくないけどね。兄が家を買うときは、半分は親が出したのに、もう少し優しくして欲しい。」と言った。

「行って何の話をするの?親を見え。と言うつもりなん?」とあいが聞くと、

「多分、墓終いやは?」とゆかりが言った。

「私はいつも家を出た人間やから兄と義姉で決めたらええやんと言っているんやけどと言っている。でもな、母親が死んでないのに墓終いはないでな。母親死んだらお父ちゃんところへ行けやん。可哀そうやん。せめて二年ぐらい一緒に墓に入れてあげて欲しい。と思っている。でも私何もしてないもん。この仕事をやり始めて、行くたびごとに義姉に母親の世話代として小金を渡している。それが背一杯。」といった。

「墓終いは私も考えているよ。子どもが可哀そうやん。仕事の関係でどこに住むか解らないのに、何年もたって、「手を合わすだけにここに帰ってこい。は殺生やで。子どもに迷惑は親として掛けたくない。」とラブが言った。

「迷惑掛けないうちに早く死にたいね。」とラブが言った。

 その時まりが黒のミニのセーラー服で衣裳部屋から、ゆかりに近づいて、

「人の客を取る泥棒猫」と大声で叫んだ。

 周りが静かになった

「何のこと?」とゆかりが言うと、

「阿部さんと吉村さんのことよ。最近来ないから来てねコールを掛ければ、二人とも店に行ってますというから、「誰に?」と聞けば、二人ともゆかりさんから「私寂しいコールがあり店に行った。」と二人に言われたとまりが言った。

 ゆかりは真面目な人であった。マネージャーに言われたことはよく聞く。マネージャーの言うことを聞けが指名が増える。その証拠に今月のナンバーワンは断トツでゆかりである。マネージャーの明はお客に掛けた「私さみしいコール。」の数が成績に繫がっているので、みなさんも頑張って私さみしいコールを掛けてくださいという指令が出ていた。ただゆかりのナンバーワンの理由はそれだけではなかった。ゆかりは総入れ歯であった。口の中へ入れてサービスするときに外れそうになり、もごもごするので入れ歯を取った。入れ歯を取ったあかりの歯茎は男どもを虜にした。これは阿部さんと吉村さんに聞かないと解らない。

 マネージャーが考えた新しい戦略として、空き時間に予約からひらい出した顧客リストに片っ端から少し甘えた声で、「サービスするから来てね。私さみしいの。」と電話を掛けると高確率でヒットする。

「それに年金受給日の60才以上1000円引くシルバーの日、3時オープンでいきなり8人待ちよ。マネージャーにその日は前もって、「オープンにスタンバイしてね。」と言われていたけれど、待合室はおじいちゃんだらけだった見たいよ。若い子は予約でくる子が多く待合室で待たない、待っても携帯いじっているか、漫画本を見ているから静かなんやて。それに比べておじいちゃん達は客同士でわいわいがやがやにぎやかで自慢話が終わらない。それに終わっても帰らない。次回の傾向と対策を練っている。「また来てね。」と女性にいわれると、男になったおじちゃんは風を切って出ていく。

「私の年金受給日は2か月に一度の楽しみで、その日は1000円の弁当か、お寿司だった。」とあいが言った。

「マネージャーが次の年金受給日は笑いながら午前9時オープンや。」と言っていたと

 ゆかりが言った。

「まんざら嘘でもないで。夜勤明けの独身の人は、給料日ぐらい「スカッと出したい。毎日、モグラみたいな生活しているのにと言っていたわ。」マネージャーに早朝サービスするように言ってください。」と言われたとラブが言った。

 相手が年金をもらっているおばちゃんやのに、

「男ってほんまにあほよね。」とあいが言う。

 明は女性達に携帯電話を持たせていた。1ヶ月3000円で、5分まで何回でも無料。年齢制限は60才以上。経費は11名×3000円=33000円。この33000円がどれくらいの素晴らしい仕事をするか。海老で鯛を釣る。

 女性達はお色気と「来てね。私さみしいわコール。」という素晴らしい武器を持って、男性達を虜にしていくおばちゃん達であった。。

 事務所からマネージャーがやって来て、まりさん事務所へと言って、連れて行った。それからまりの姿が見えなくなった。まりは最近指名の数も少なく、自分が中心でわがままな考え方をしていたので女性達からは嫌われていた。ラブはみんなの疑問を解くためにマネージャーにまりさんをどうしたのか聞いた。

「闇に葬った。」と明は言った。

「マネージャー偉い。」とみんなで称賛した。

 まりは店を辞めたが、女性達はよりまして元気になった。



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