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軌跡編 「頭上注意」
アパートの花壇の掃除をする大家。
花を育てるのは、大家の毎年の趣味だ。優子たちが喜ぶようにと、野菜などの実がなるものを選ぶ。
「あー疲れた。一旦休んで麦茶でも――」
その時、大家の頭に何かが落ちた。
「あ......?」
頭に触れると、もうなんとも嫌な予感がした。
「おいおい待てよ......!」
急いで部屋に戻った大家。やはり、鳥のフンが落ちてきたのだった。
大家は三十分強頭を洗った。
種を蒔いていないので、戻って作業の続きをしようとした。
「あー、種が風で散らばってるか」
地面に散布した種を拾い集める。
「はぁー......今年はゴーヤ。優子、喜ぶかな。野美子には、ツマミにして持ってってやるか」
――バラバラッ。
突然、頭上から灰が降ってきた。
穂による空襲だった。
「は......?ころ――」
「ごめん。ベランダの掃除しようとしてたら、落ちちゃった」
「あ?......あぁ」




