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田舎カスの日々  作者: 月鏡水バケツ
軌跡編

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82/90

軌跡編 「酒のためなら生死も問わず」

「なんなんなん......」

 野美子は、震える手で更に継ぎ足す。

「んぐ、んぐ......へあぁ」

 満足するまでアルコールを補充出来たのか、酒を置き、眠りについた。

「......」

 部屋には優子も居た。

 大家からきゅうりの漬物を貰っていたが、野美子は受け取れる状態になかった。

 冷蔵庫に入れて、万が一がないように部屋に暫くは止(とど)まった。


「入るよ野美子ぉ」

 部屋に入ってきたのは安音だ。

「今日の飲み会、クソつまらなかったわぁ。なんか男がずっとつまらないギャグしててさぁ、空気クソだったわ。ここで飲み直させてくれぃ......」

「ゴ、ゴギュ、グボボ......」

「んぁ、何ら?」

「ゴボボ、ボブ......」

「うぅ......」

 ゲロで窒息しかけている野美子、隣で首元にゲロられている優子。

 優子は疲れていて、寝てしまっていた。

「何しとんねーん!」

 安音は優子に教わった回復体位を野美子にした。

「へっ、へへっ。危機は去ったなり!げへへへへ、ぐははは」

 ついでに、優子の身体を拭いてあげた。

「はははっ!私の方が面白いじゃあん」

 安音が笑いに狂ったのは、この頃からだったのかもしれない。

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