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軌跡編 「酒のためなら生死も問わず」
「なんなんなん......」
野美子は、震える手で更に継ぎ足す。
「んぐ、んぐ......へあぁ」
満足するまでアルコールを補充出来たのか、酒を置き、眠りについた。
「......」
部屋には優子も居た。
大家からきゅうりの漬物を貰っていたが、野美子は受け取れる状態になかった。
冷蔵庫に入れて、万が一がないように部屋に暫くは止まった。
「入るよ野美子ぉ」
部屋に入ってきたのは安音だ。
「今日の飲み会、クソつまらなかったわぁ。なんか男がずっとつまらないギャグしててさぁ、空気クソだったわ。ここで飲み直させてくれぃ......」
「ゴ、ゴギュ、グボボ......」
「んぁ、何ら?」
「ゴボボ、ボブ......」
「うぅ......」
ゲロで窒息しかけている野美子、隣で首元にゲロられている優子。
優子は疲れていて、寝てしまっていた。
「何しとんねーん!」
安音は優子に教わった回復体位を野美子にした。
「へっ、へへっ。危機は去ったなり!げへへへへ、ぐははは」
ついでに、優子の身体を拭いてあげた。
「はははっ!私の方が面白いじゃあん」
安音が笑いに狂ったのは、この頃からだったのかもしれない。




