表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
田舎カスの日々  作者: 羽翼ミシシッピ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

58/62

五十八話 「アネキ!!」

「うえええぇええ〜ん!!」

 朝、稚陽は共用廊下で大号泣していた。

「どうしたの!?」

 そこに、安音が顔を出した。

「優子さんの上で、お漏らししちゃったぁあ〜!」


 お泊まり会の朝、優子が大家の部屋に凸る前。

 ぐっしょり。

 優子は、太もも周辺が濡れている感覚に違和感を覚えた。

 丁度、稚陽の股の辺りだ。

「え、これって......アレか?」

 優子は少しだけ起き上がり、稚陽の様子を見た。

「稚陽?」

「ん、んんっ......えっ――?」

 気付いた。

「あ、え?う、嘘......やだ」


「そうだったのかー。優子はどうだったの?」

 安音は、着替えた稚陽を、慰めるために自室に入れた。

「優子さんは、私が漏らしたのに汚そうにせずに、気にせず落ち着かせようとしてくれました。そのまま洗面所に連れてってくれて......」

「やるやん」

「それで、まだパニックになっていたので、優子さんもぐちょぐちょにしてしまいました」

「......怒ってた?」

「いや、そんなことは」

「やるやーん」

 安音は、優子に対する信用が正しかったと思い、なんだか満足げだった。

「ただ、顔面に飛びついた時は流石に嫌そうな顔をしてました」

「いやそりゃそうでしょ」

「......」

 稚陽は、安音の即答に落ち込んだ。

 安音は、マズったと思い、フォローをしようとした。

「......でも、私もそんな事あったから」

「そうなんですか?」

(私よりも先に安音さんが......?だから優子さんあんな感じだったのか!)

「私よりも先に優子さんの上で漏らしたんですね!?」

「え!?」

「先輩ですね!アネキと呼ばせてください!!」

「ちょっ――」

 安音は、急いで稚陽を外に運んだ。

「何ですか〜、言ってくれればよかったのに。アネキも、優子さんの上で漏らしたことあるって」

「ちょっ!?」

「え......」

 そこに通りかかった優子が、稚陽の言葉を聞いてしまった。

「ゆ、優子」

「そんな事したの!?」

「あんたが知っとるやろが!!」

 安音は、優子のことをアパートの外まで蹴り飛ばした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ