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第三十四話:ヒロセと、超級マンションの新しい住人

 「スラー、スラスラ~~~~~」


 「スラちゃん、待ってよー」


 「お~~~い、そっちは物置だぞ」


 スラちゃん、ちみっこ妖精と一緒にエレベーターを待っていると、スラちゃんが地下の物置部屋への階段を突然降り始めた。


 ふにふにぷにぷにと階段を下りていく。


 ふ~~~~~む。いつもは最上階に住んでいるので今のいままで地下に物置部屋があることも忘れてたけど、スラちゃんどうしたんだろうか?


 なんかスライムの野性的感かなんかで何か見つけたかな?


 仕方なく俺たちもスラちゃんについて階段を下りていく。

 

 「スラー、スラスラスラ~~~」


 「どうしたんだ? スラちゃん」


 なんかスラちゃんが物置部屋のドアに向かって、開けて~~~と言う感じにふにふにぷにぷにしている。


 「なんかあるの~~~、スラちゃん」


 ちみっこ妖精も不思議そうだ。。スラちゃんの頭上にこてんと腹ばいになって聞いている。


 「なんだろうな。何もないはずだけどな」


 そう言って、俺はドアの扉を開けた。


 おっと、部屋は真っ暗で何も見えないな。。スイッチスイッチ。俺はドアの横にある電気のスイッチを押した。


 よし、明るくなった。パワーレベリングして魔力量が上がったからか、多少超級マンションんの便利機能を浪費しても全く疲れなくなった。


 この調子なら、これ級の建物をいくつか建てるのもいいかもな。。


 ん?


 「あれ? なんか部屋の中央になんかあるぞ」


 「ほんとだ―」


 「スラー」


 この物置小屋には何もないはずなんだけどな。シアが何か置いてるのかな?


 そう思って俺たちはなんだろうなー?とてくてくと歩いて物を確認しに行く。


 「あれ~~~、ヒロセ、これって何だっけ~~~」


 「スラ~~~?」


 「こ、これは……」


 なんでこんなものが物置小屋にあるんだ? 俺はびっくりした。なんでかっていうと、普通こんなものは普通の家にはないからだ。

 

 「これは、、、棺桶……」


 そうだ、部屋の中央にあったのは人ひとりが入りそうな棺桶だ。。なんで、物置小屋に棺桶なんかあるんだ?


 「棺桶ー、棺桶って、死んだ人を入れるあれ~? 前の大家さんが死んだ後に入ってたー。お花がいっぱいだったよー」


 「スラ~~~」


 「そうだな。その棺桶だな」


 「え~~~、じゃあ、この中にも死んじゃった人が入ってるの~?」


 「そ、、そうかもな。」


 入っててほしくはないけどな。。


 そう言って、俺は恐る恐る棺桶のふたを開けてみた。


 すると、


 「ま、、まぶしいのだよ。ふたを閉めてくれないか」


 そこには黒いドレスに身を包んだ金髪赤目の少女がいて、手を顔にかざして、まぶしそうにそう言った。


 …………。


 ……。


 …。


 「わあっ~~~、人がいたー、人だ人だ―。でも、生きてるよー」


 「スラ~~~」


 ちみっこ妖精は棺桶のまわりをパタパタと飛びまわり、スラちゃんはふにふにぷにぷにと跳ね回っている。


 うむ。。


 パタン。


 俺はいったん棺桶のふたを閉めてみた。見間違いかもしれない。


 ふはー、ふはー。


 深呼吸して、もう一度ふたを開けてみる。


 「やっぱりいる」


 「それはそうなのだよ。私がいるのだから。それより、まぶしいから光をちょっと弱めてくれないか」

  

 赤目少女はそう言って、よろよろと起き上がった。なんか、弱弱しいな。。


 「早く、頼むよ。私はちょっと光に弱いんだ」

 

 「おっと、そうだったな。ちょっと、待っててくれ」


 俺は急ぎ部屋の電気をいくつか消して戻ってきた。


 「これでいいか?」


 「ああ、まだちょっとまぶしいけど、ちょっとは楽になったよ」


 「それはよかった。。」


 よかったよかった。それにしても、この少女は誰なんだろう? シアには新しい住人が入ったなんて聞いてないしな。それとも、また勝手に住み着いてるパターンか? シアパターンなのか?


 「まったく、人がいい気持ちで寝ていたというのに、何か急な用でもあるのかい?」


 赤目少女がその赤い目で俺のほうをジロリと見てきた。


 「いや、そういうわけではないけど、ここは賃貸だから、勝手に住まれると困るんだけどな」


 「むう。。賃貸? ああー、なんか聞いたことあるのだよ。マネーを対価に家を貸し借りするというやつだとね。む~、だとすると、私は対価なしに家を借りたことになるのか。。」


 「そうだな」


 おや? なんか素直だな。。赤目少女はむむーと考える人になっている。


 「それで、この家は君のものなのかい?」


 「ああ」


 「分かった。これをもっていくといいのだよ」


 そう言って赤目少女はこっちに何かを投げてよこした。


 「これは?」


 赤目少女の投げてよこしたものは、コインだった。たぶんマネーだ。けど、ニアの街では見たことないマネーだし、結構古いぞ。表?には人の横顔が彫ってある。


 「昔のマネーなのだよ。それでこの部屋借りれるだけだけ借りたいのだよ」


 「え~~~、これ価値あるの?」


 「分からないのだよ。けど、とりあえずそれで許してほしいのだよ。久々に街に来たのはいいけど、良さそうな寝床がみつからなくてね。そんな時ここが目についたのだよ。それで入ってみると、ちょうどいい寝床があってね」


 「それがここだと……」

 

 「そうなのだよ」


 ん~~~、なんかすっきりしないけどまあいいか。住人も探してたしな。。


 「よし、分かった。住んでいいぞ」


 「おっ、いいのかい?」


 「ああ、ちょうど住人探してたところだしな。ただし、このマネーで足りなかったら、ちゃんと月一でマネー払ってもらうぞ」


 「分かったよ」


 こうして、俺と赤目少女はパシッと握手を交わした。


 「わ~~~い。新しい仲間~~~。やったー」

 

 「スラスラ、スラ~~~」


 ちみっこ妖精とスラちゃんは超喜んでいる。パタパタ、ふにふにぷにぷにしている。


 よし、住人ゲットだぜ。


 ◇


 「ヒロセー、大変ですわー」


 「どうしたー、シア?」


 それから数日後、俺が超級マンションの屋上で日向ぼっこしていると、シアが屋上にやってきて突然そう言った。


 なんだ。なんだ。なんかあったのか?


 「どうしたー、じゃないですわー。ヒロセが新しい住人にもらったっていうマネー、あのマネーやばいですわー」


 ああ、あのマネー、シアに預けたんだったな。預けて、価値確認よろしくーってお願いしたんだった。


 すっかり忘れてたぞ。

  

 「それで、何がやばいんだ? 価値なかったのか?」


 「逆ですわ。その逆ですわー。価値大有りですわー」

 

 シアが血相を変えて叫んでいる。まったく大げさだな。。


 「そんなに価値あるのか? 100万マネーくらいか? 100万マネーだったら、一年分くらいの家賃になるかもな」


 俺はちょっと冗談っぽく言った。いくら価値があるといっても、せいぜい10万マネーくらいだろうな。


 「……、ですわ」


 「ん?」


 「…くマネーですわ」


 「ん??」


 「ですから、、10億マネーですわー。あのヒロセがもらってきたマネー、10億マネーの価値ですわー」


 …………。


 ……。


 …。


 え~~~~~~~~~~~。な、、な、なに~~~~~。


 「どういうことだ?」


 俺はだいぶ狼狽してシアに聞いてみた。10億マネーってやばすぎだぞ。


 「マネーの鑑定士によると、1000年くらい前の超希少マネーらしいですわ。コレクターがのどから手を出して群がるくらいの価値があるらしいですわー」


 あ、、あいつ。あの光に弱い赤目少女いったい何者なんだ。



 ≪ピロリーん。10億マネーを手に入れた≫


 ◇


 【ヒロセの持ち物】

 2000万マネー+山ほどの金貨の超級マンション、にゃむ商会の株50%(1000万マネー)、現金 10億6900万マネー、初心冒険者軽装セット


 【超級マンションから入ってくるお金?】

 プラス:たまにお花の蜜、スラちゃんの癒し、赤目少女の超前払い家賃10億マネー

 マイナス:維持費年間50万マネー


 【にゃむ商会から入っているお金?】

 配当金?マネー、お米?キロー


 【マティカへの将来への投資】

 マティカへの仕送り:毎年150万マネー

な、何者?


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