愛という名の果実は甘い
サブタイは意味があるようでないようであるようで…
書き始める時の指針みたいに思い付いた言葉を入れてますが書き終わると内容と合ってたり合ってなかったりします。
「好きだよ。これまでも、これからも。」
その見た目からは想像できない優しい口調、優しい顔から紡がれたその言葉に私は愛を知った。
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「誰だ?お前」
花村先輩と同じ色のリボン、以前聞いた外見的な特徴から茶道部の副部長の鳥海 恵だということを理解した。
「あ、突然すみません。私、相馬美花です。花村先輩と約束してて…」
「ああ、話は聞いてるよ中に入って。」
部室に通された私はまたお茶を出された。
しかし、過去にこんな気まずい空間があっただろうか。いや、ない。
お茶を出されてからお互いひたすらに沈黙でお茶をすすっている。
しかもすごい見られている。物凄い目力でそれは品定めをするかのように見られている。
そんな時間がしばらく続くと鳥海先輩の机の上に置いていたスマホが何かの通知が来て待ち受け画面が見えた。
そこには花村先輩の写真が設定されていた。
仲が良いのだろうか。
「鳥海先輩は…」
「ん?私の名前知ってるんだ?」
「はい、花村先輩が頼りになる副部長として何度かお話をお聞きしました。」
「そ、そう?双葉がね~」
鳥海先輩はとても嬉しそうにはにかんだ。
「花村先輩と仲が良いんですね。」
「ま、まあな。幼なじみだからな。今日も双葉が急用で来れなくなってって連絡が来てしょうがなく部室を開けて待ってたけど、双葉目当てのしょうもない奴だったらシメテやろうかと思ってたけど相馬は大丈夫そうだな。」
「ははは」
こえー
「相馬は他人に興味がなさそうだし、双葉につく害虫にはならなそうだ。」
「害虫って…」
鳥海先輩は去年1年間で把握してるだけで30人に告白されており、そのうち半数とは付き合っては別れてを繰り返していたらしい。
「鳥海先輩、苦労されてるんですね」
「双葉は初対面の相手には完璧を装って感情を殺すけど、実際は感情豊かで別れた日には毎回部室で泣きわめいているよ。そんな彼女を私は何度も何度も見てきた。」
鳥海先輩は唇を噛みしめ、何も出来なかった自分をとても悔いているようだった。
「花村先輩のこと大切に思ってるんですね。」
「ああ、大切だし、双葉のことはこれまでも、これからも好きだよ。」
その言葉を発した鳥海先輩はとても優しい口調と優しい顔にその言葉が本気であることがわかった。
きっとこの一途さ、これが彼女の愛の所以なのだろう。
「なあ相馬?お前は誰かを愛したことがあるか?」
その質問に私は答えることは出来なかった。
誰かを一途に思う、きっとそれだけが愛の形ではないのだろうけど私には真似は出来ないと感じた。
私に合った愛の形はあるのだろうか。
いつかきっと鳥海先輩をこんな幸せそうな顔にするようなそんな愛を見つけてみたい。
お読み頂きありがとうございます。
ラストが自分が思ってた感じと違いましたがこのまま行こうと思います。
なんとなくの最終回というか美花の行き着く先は決めてますが変わるかもしれなくて楽しみですね。




