土壌【PORT24八事店】
私の努力が実ったわけでは全然ないが、八事恋姫対戦会は軌道に乗り始めた。
八事の立地が三重からアクセスがいいため、三重から赤帽とやんやんという新たな新規プレイヤーが加わったのに始め、原作ファンの松風、何処からともなく現れたガイヤというプレイヤーと、一部の一社勢が顔を出すようになったのだ。
これにより対戦会は常時5~6人の参加人数となった。
対戦台には4人までしか座れないので、上々の人数だろう。
私は台に座ることよりもマイクを握っている時間が増え、八事にいる他のゲーマーたちに恋姫に人がいるということをアピールした。
人が集まるところに人は集まる。
それまで八事を拠点に、別のゲームをやっていたプレイヤーたちの中にも、恋姫に興味を持ち、対戦会に参加する者が現れ始めた。
八事はレトロゲームのメッカで数多くのタイトルのビデオゲームの集合地点であり、例えばサムライスピリッツ零SP勢や、アクアパッツァ勢、ブレードアークス勢などが恋姫を遊んでくれた。
そのころから私は人に教えることが増えた。
八事での私の地位はトモカに次いで強く、トモカは八事に移ってから結婚などもあり参加率が低下していた。
教え始めて気付いたのだが、人に教えるということには責任が伴う。適当なことなど言えないのだ。私は人に教えるために、まず自分が調べるということが必要になった。
それは自身の成長にも繋がった。知識の範囲が広がり、人がどうゆうところでつまづくのか、なにをつらいと感じるのか知ることができた。
なにもかも感覚でやっていて強いけれど教えるのが下手な人間もいるが、私は前提として知識がないとびびらず技を振れないタイプだったので、教えるのに向いているようだった。
私は自分自身がつよくなるために人に教えた。
初心者が強くなればそれだけ練習相手が強力になる。遠回りだが地域のレベルを上げることが自分自身の強化に繋がると信じた。
そして、時々は遠征に行き、その地域で流行っているプレイを持ち帰り、彼らへの手土産とした。
畑があり、幸運にも種は撒かれた、あとは育てるだけだ。




