# 371. ガルーナ・コロニーでの休暇/キャシー編
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少しずつ面白くなっていく…と思います!(精進します)
頼まれごとの多いキャシーは、まずエヴィの用事から始めたようだ。
「いつもたくさん買うけど、それだけ私達も食べているってことだよね…?」
「まぁ、そうなるな!でも試作したりすることもあるから、俺が一番食べているかもな!」
「そうなんだ!それにしても量が多い」
いかに怪力を持つキャシーでも、総重量60キロもあるものを持って歩き回るのは大変なようだ。
「エヴィ、疲れたよー」
「ああ、すまない。もう一箇所だけ、寄りたいところがあるんだ!キャシーはここで待っていてくれ!」
と言って、スタスタと何処かへ行ってしまった。
十数分後、
「おーい、待たせたな!買ってきたぜ!」
と、重さ10キロ程度だろうか、なにか食材を買ってきたようだ。
「ひとまず、これで全部だ。M.A.C.S.まで運ぼう」
「うん!」
LRMに乗り、駐輪スペースまで移動する。この移動はとてもスムーズで、コロニー内の移動を数十分で完了することができる。メタルセルではカポカーが主流だが、あれはトーラス部の特殊な構造を利用して非慣性飛行を実現しているのではカポカーを使うことが出来ない。よって、コロニーではLRMが主流なのだ。
駐輪スペースに到着して、ヴァンガードに食材を積み込む。
「キャシー、助かったぜ!」
「うん!でもまだ半分くらい空きがあるけど、買い足さなくていいの?」
「ああ、これは、訪れた先で食材を入手して保存できるようにするためにわざと空けているんだぜ!」
およそ2メートル四方、深さ1メートルほどの巨大な冷蔵庫に食材は詰め込まれた。
「ふーん、そうなんだね!それじゃ私、いくね!」
「おう!いつもありがとな!」
そう言ってキャシーは、
「次はロニーね!」
と軽く呟いてひとまず宿に戻った。もちろん、普段着に着替えるためである。
いつも通り、動きやすさとナイフの忍ばせやすさから普段着でミニスカートを履いた。目線も気にして黒いスパッツを履く。自衛のため、このスパッツに小型のナイフを数本仕込むのだ。
「これで良し!」
と、キャシーはロニーに連絡する。繁華街の中央広場にある噴水で合流することになった。
数十分後、ふたりは合流して、ロニーお妾のカフェの前まで歩く。それを眼前にして、
「良い雰囲気のカフェだねー!」
「だろう?あたいも良いなって思っていたんだ」
旧現代文明の時に使用されていた「インターネット」は、現在でも形を変えて使われており、もっぱら「テレウェブ」と呼ばれている。転送スピードが縛上がりしていて、ホログラムデータも瞬時に転送することができるようになっているのだ。また、特に◯◯系のというようなものは、「ウェブ」と呼ばれている。
ロニーは、「カフェの情報を扱うウェブ」を開いて、そこで情報を得ていたのだった。ここのウェブはまだ訪れたことの無いリージョンのカフェ情報なども当然ある。彼女は度々ウェブを開いては情報を仕入れていたのだ。
カフェの外壁は、リトルベル・キャンプやビッグベル・キャンプで使われていたような「木」の質感を再現した難燃性の素材で建築されており、それは見た目以上にしっかりとしていて、カフェの全体が作られている。
「『トラットリア・ボーンズ』を思い出すなー!」
「ボーンズ?」
「うん、私達がまだ駆け出しだった頃に、ボーンズっていう食料調達系のアシストグループとハイレベルネームドモンスターを共闘したことがあって、その時に色々と食べさせてもらったんだー!その後、彼らが経営している食堂にお邪魔して、料理を楽しんだの。エヴィなんか火が着いちゃって、次の日にはお返しだと言わんばかりの料理を作ってたよ!」
「そうなのか!そんな楽しいことをしていたのか!」
「うん!ビッグフットに戻ったら案内するよ!」
そう言ってふたりはカフェの中に入っていった。
カラン…とドアに取り付けられていたベルが鳴る。
「いらっしゃいませー!おふたりですね。お好きな席に座ってください」
ふたりは、外をよく見渡せる窓際に座った。
通りの屋根は暴風雨対策でシールドされているので、景色は見渡せないが、通りを行き交う人の流れは観察することが出来た。
「結構沢山の人々が行き交っているんだねー!」
「そのようだな!」
ふたりは軽食を頼んで、それが届くまでの間色々話した。
「ネイトとキャシー、一度死んでるのか!?」
「う、うん。自分のはよく覚えていないけど、ネイトのときはM.A.C.S.から出てきた時にドルサニアンのセカンドバックアップが起動して、その時に撃たれたみたい。誰も反応できなかったよ」
その後のセルフクエストのことも話し、
「そうか、今のネイトの心臓は人工心臓なのか…。確かにドルサニアンは命がふたつあるから気をつけろとよく言われていたな」
「やっぱりそうなんだね…」
やがて、軽食が運ばれ、それを食べながらまだ話が続いた。
「ドミニオン・シンジケート?聞いたことあるぞ!そこら辺のレイダーよりもヤバい連中だってな!」
「うん、そのドミニオン・シンジケートと私達腐れ縁みたいな感じで、時々交戦するのね。因縁なんて何も無いのに、不思議だよね…」
「そういうこともあるもんさ!あたいなんか、こんな見てくれだから、締め出されたり邪険に扱われたり…まぁ、あまり良い思いはしてこなかったな!」
「えー!そんな綺麗なのに!」
「綺麗か…。そう言われたのは過去に何人居たかな…」
ロニーは目線を頭上に追いやり、何かを数えている。
「…あんまり居ないな!」
と、あははと笑っていた。
その後もしばらく話をして、良い時間になってきた。
「それじゃ、私行くね!カフェ良かったよ!またね!」
と、キャシーが先に店を出ていった。
「さて、次は…」
読んでいただき、ありがとうございます!
拙い文章ですが、一生懸命考えて書いたつもりです。
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