# 370. ガルーナ・コロニーでの休暇/ネイト編
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少しずつ面白くなっていく…と思います!(精進します)
ネイトは、ドクターとともにこの辺の地理と、以西の状態をHoMEのデータベースを使って調べていた。
「ここのコロニーからチャッカムまでバイオームが急変するようだな」
「そうね。雨の降りやすかった地域から、カラッカラの暑い大地に放り出される感じね」
「M.A.C.S.は空調で耐えられると思うが、バイクやバギー、早苗のメカニマルはどうなんだ?」
「正直、厳しいわね。チャッカムで空調を良いものにしないとあっという間に干からびてしまうわ」
「そうか…。その辺りはエヴィに任せよう」
「それが良いと思うわ」
「バギーのことなんだけど…」
「どうした?」
「思い切ってM.A.C.S.化しようと思ってるの。これまではバギーをあたしが運転して助手席にアマリアが座る感じだったけど、あたしがM.A.C.S.に乗るようになってからバギーである意味があんまりなくなったのね。それにM.A.C.S.ならもっと良い医療設備を整えられるの。医療用M.A.C.S.になるから、戦闘にはあまり参加できないと思うけどね…」
「そうだな。今後急患が出ないとも限らないし、キャンプ街ができるような巨大なダンジョンで様々な探索者を治療することもあるかもしれない。M.A.C.S.化には賛成だ」
「ありがとう。それも、エヴィには先に伝えといて、チャッカムに着いてから本格的にM.A.C.S.化するわ」
「わかった、そうしてくれ」
大方の方針が決まり、ネイトとドクターのミーティングは終わった。
やることが無くなったネイトは、天候が回復するまで宿に泊まり、食事は宅配で濁そうかと思っていたところだった。自前の引きこもり癖が発動する直前、早苗からの連絡である。
「どうした?」
とネイト。
「はい、もしお暇でしたら、わたくし達と散策しませんかというお誘いです」
「そうだな…、特に用もないし、ずっと宿にいるのもどうかと思うから、わかった、行こう」
「はい、ありがとうございます。まずは、腹ごしらえからです。ダイナー『アビンドン』までお越しください」
「わかった。20分くらい待っててくれ。できるだけ急ぐ」
そういって、ネイトは急いでナノハイドロゲンシャワーを浴びて準備を行った。
「仲間とは言え、レディーの前だからな…。オフの時くらいはきちんとしないとな…」
そして準備を終えて、ダイナーに向かうべくLRMに乗った。
早苗からの連絡を受けてから19分59秒後、ダイナー「アビンドン」のドアを開け、早苗とロニーの待つ席へと合流したのである。
「時間通りぴったりだな!」
とロニー。
「なんとか…な。まだ食べていなかったのか?」
「早苗が、ネイトが来てから注文しようって言っていてな!それまでガールズトークをしていたんだ」
「そ…そうか、じゃあ早速頼むか」
「はい、頼みましょう」
「俺はこれだ。ミートウィズフレッシュサラダにする」
「わたくしは、ペペロンチーノパスタ、バイオソース風にします」
「あたいは…、Mサイズのピザをハーフで。オリーブオイルとバジル、モッツァレラチーズを効かしてくれ!」
3人いればその内容もそれぞれである。
タッチパッドからそれぞれの注文を行う。
「なんだか、久しぶりに落ち着いて食べられる気がします」
「移動続きだったからな。M.A.C.S.を警戒モードにしているとは言え、休憩も周囲の微細な変化にも反応してしまう」
「あたいは、エヴィのレーションや手料理が食べられるから楽しめていたけどな!」
と、すっかりエヴィの料理の虜になっているようだった。
「いつ行けるかわからないが、ヤマトにある『青龍飯店』という屋台に行ってみると良い。エヴィの料理の源流が見られるぞ。エヴィはそこで修行したんだ」
「ほう、そうなのか!それは楽しみだ!」
しばらくして、注文した料理が次々と運ばれてくる。
「美味しそうだ!これはLサイズでも良かったかもしれないな!」
「わたくしは、ちょうど良い味付けと量です」
「俺は…よくわからないな」
ネイトは食べられれば何でも構わないという感じだった。
これは、探索隊に入る前、ビッグフットで日雇いの修理工をしていた時に、明日も生きられるかわからない状況で食べるものなら何でも食べていた過去があるため、今でもそれを引きずっているからである。
調査隊に入り、探索者として行動を始めてからは今までの日々が嘘のように環境が激変し、エネミーを倒せば倒すほど、クエストをクリアすればするほど、見たことのない大金が舞い込むようになったのだ。
今ではネイトを含む総メンバー数は9人、ゴールドランクに手が届くくらいのシルバークラスにまで成り上がり、エシアオス群島にアシストグループのハウスまで持つまでになった。
「でかく…なったな」
とネイトがぼつりと言う。
「ん?なにか言ったか?」
とロニー。
「いや、何でもない」
「そうか!」
食事を終え、さぁ散策だというところで、ネイトに通信が入る。
「済まない、用事ができた。散策はふたりで行ってきてくれ」
「そうか、仕方ないな!」
「また今度、ご一緒しましょう」
そう言ってネイトはダイナーから走るように出ていった。
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