# 368. ガルーナ・コロニー
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少しずつ面白くなっていく…と思います!(精進します)
空は曇っていて、太陽の位置を特定できないが、時間からして、恐らく少し日が傾き始めている頃だろう。
前方に巨大な構造物が見えてきた。
「あれが、ガルーナ・コロニーだな」
チャッカムとニャーガムを結ぶコロニーだけあって、作りは非常に堅牢だ。
このコロニーは三重構成になっていて、最初の壁内は居住区やプラント、ファクトリーになっている。続くふたつめの壁内は商業地区になっていて、様々な人間が行商を行っている。繁華街もここであるようだ。最後のみっつめの壁内は、コロニーが危機に陥った時のシェルターと、平常時はコロニーの統治を行っている。
壁は高いところで約50メートルと、非常に高いため、その高さから中に何か埋まっているんじゃないかと邪推する人もいるらしい。しかしこれは純水に東西を分ける付近に位置しているため、攻撃の的になりやすいという防御的な理由だ。
「頑丈そうだぜ!」
残り数キロというところで、何者かからの通信が入る。
「ザザ…ちょっと、いいかしら?…ザザッ」
突然の通信に、ネイト達に緊張が走る。
「そう、力まないでよ。ザザ…わたし達は『リョウゲンカグラ[RGK]』というアシストグループよ。ちょっとお話したいから、停まってくれる?…ザザ」
言われた通り、ネイト達は進行を止める。
数分後、リョウゲンカグラと思わしきアシストグループと合流した。
「おまたせ!わざわざゴメンね!私はこのアシストグループ『リョウゲンカグラ』のリーダー、ヨウコよ。ちなみにゴールドランクよ。よろしくね」
「ネイトだ。アシストグループ『スパークルスプリングス』のリーダーをしている。ランクはシルバーランクだ」
「ネイト、ね。良い名前ね!随分と年季の入ったシルバーランクなのね」
軽く馬鹿にされたような感じがして、ネイトは手短に終わらせようとした。
「用は何だ?」
「用ってほどじゃないんだけど、ちょっと情報交換をね…」
「情報交換?」
「そう。私達、チャッカムから来て、さっきガルーナ・コロニーを出たばかりなの。HoMEのデータベースを漁ったんだけど、以東の事よくわからなくてね。東から来た人に聞いたほうが早いと思ったのよ」
「なるほど。俺達も以西のことはあまりわかっていない。情報交換に応じよう」
「やった、ありがとう!」
その後しばらく、ネイトとヨウコは、時にはドクターやアマリアを交えて情報交換を行った。
「あなぐら街?」
「そう。メタルセルの建築中に何らかの理由で破棄されて巨大な穴だけが残ったものよ。構造修復はなんとか終わらせて岩盤の落下などは防いではいるけど、危険なことには変わりないわね。でも、そういうところにしか住めない人たちもいるってことは忘れないでほしいの」
「なるほど、わかった」
そして情報交換を終える。
「助かったわ。あなた達の情報収集能力はすごいわね。ゴールドランク…いやプラチナランク相当かもしれないわ」
「うちには優秀なアーカイブマスターがいるんでね」
「通りで!大切にしなさいよ。今アーカイブマスターはとても重要なポジションよ。無理やり連れ去られて、帰還を条件に無理やり働かせることも珍しくないわ。気をつけて」
「わかった」
ネイトは冷静に返答をしたが、当の本人のアマリアは、嬉しさ半分恐ろしさ半分といった表情だった。
情報交換が終わったあと、ヨウコが、
「ただの情報交換で終わるのは惜しいわね。連絡先を交換していつでも連絡できるようにしましょう」
「わかった。そうしよう。こちらとしてもフレンドリーな関係を築けるのはありがたい」
ネイトとヨウコはお互いのコードを交換した。
「それじゃ、またね。なにか困ったことがあったら連絡してね」
「ああ、そうするよ」
と言って、ヨウコ達は東方面に進んでいった。
「ああいうゴールドランクが居るんだな!気高く奢る連中ばかりかと思っていたぜ!」
とエヴィ。
「先へ進もう。リョウゲンカグラとの情報交換で結構時間が経ったし、予定通りガルーナ・コロニーに泊まろう」
ネイトがそう言うと、皆ビークルに乗りガルーナ・コロニーへと出発した。コロニー自体は既にもう見えており、十数分程度て到着した。
「やっと着いたねー!」
「ああ、着いたな。それにしても本当に厳重な壁で守られているな…」
「『三重の壁』ね。外へ行くほど貧困層、中心ほど裕福層になっているようよ。リュウゲンカグラの情報によると、かつての大戦が理由でここまで堅牢な壁が築かれたらしいわ」
「た…倒れてこないだろうな?」
と心配そうにベルダがいる。
厚さ最大10メートル、高さ最大50メートルで囲まれたそのコロニーの壁は、ベルダを圧倒するのに十分なのであった。
エントランスゲートに入り、ゲートキーパーにライセンスカードと滞在理由を告げ、簡単なチェックを行ってようやくコロニーに入る許可が降りた。そしてビークルを駐輪スペースに停める。
「3日ほど滞在する予定だ。天気が良くなれば良いんだが…」
「そうかい!天候はわからんが、楽しんでいってくれ!」
「ああ、そうさせてもらうよ」
こうして、ようやくガルーナ・コロニーに到着したのである。
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