仮タイトル アレ 消える
左右田綾乃はアレのまわりを観察して回った。
「特になにもない・・・。漆黒?・・なんだ?中の黒が液体?いや煙・・・」
(左右田綾乃)
「うっ!」
左右田綾乃がアレに触れた瞬間左右田綾乃の姿が消え、そこには左右田綾乃の所持品と衣服が落ちていた。
「渡辺。はいコレ!」
「真佑ちゃんなに?」
「スマホ。コレからはアレについてはこのスマホで話すから」
「えっ・・大丈夫?」
「わかんないよ・・でも」
真佑は渡部の顔を見つめ事情を察しろと言いたげだった。
「わかったよ」
「あと工事の方はどうなったの」
「それがさぁ突然上の方から無期限工事のストップ指示が来たんだよ」
「えっ!それって・・・」
トゥルルルル トゥルルルル・・・
「あれ?お姉ちゃん電話に出ないなぁ」
「基地に帰ったんじゃない?」
「そうかなぁ?でもまだあそこに居るはずだよ。アレが何かし出したんじゃ・・」
「それでは左右田主任現地立が立会と行きますか!」
「フフフはい!渡辺担当官」
二人は左右田綾乃が残した車に乗り込み現場につまりアレの場所に向かった。
「真佑ちゃんこの車って・・」
「そう!お姉ちゃんの」
「えっ!今気づいたけど真佑ちゃん私服じゃない?」
「そうだよ!だって今日一日仕事休んだもん」
「ひょっとして綾乃さんが関係しているの」
「そう。お姉ちゃんから朝連絡があって」
「それでオレ呼び出されたんだ」
「まぁそんなとこ。でもアレがお姉ちゃんに話しかけてくるなんてね」
「オレたちアレのおかげでメチャクチャになってるんだから・・綾乃さんアレと話ができるならなんとかならないのかな」
「わかんないけど・・でもアレが今度から私たちにも話しかけてくるってお姉ちゃん言ってたよ」
「そしたらオレ『いい加減にしろ』って文句を言ってやるよ」
「渡部そんなこと言えるの?あははは」
二人は左右田綾乃の車ということもあってか、久しぶりに警戒せずに話を楽しんでいた。
「大尉との連絡が取れません」
「圏外なのか」
「いいえ。コールはしてますが・・」
「・・あの左右田綾乃がこちらからの呼びかけに対応しないないとは・・・」
「無線はどうだ?」
「無線も反応なしです・・・」
「近くのセキュリティ部隊を調査に向かわせろ」
本部からの命令を受けた部隊は左右田綾乃を探査に向かった。




