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仮タイトル  アレ  作者: 八味とうがらし
22/28

仮タイトル アレ 組織

左右田綾乃は携帯ショップに入り携帯を3台まとめて契約をした。店員は機種だの何だのと説明してきたが、大容量で一番安価な契約とだけ言うと、あとは静かに手続きがおわるのを待った。因みに全ての契約を1時間で済ませるなら契約するからと最初に言っていた為ショップ店員は普段からは想像もつかない速さで手続きを行っていた。

「はい。これは私と真佑と渡部君のスマホね」

「いい!これからは私と連絡するときはこれでして。渡部君とも!ただし面倒かもしれないけど普通の仕事の話は今まで通りで」

「やっぱぜんぶ聞かれてたんだ」

「・・・・・私名義なら3ヶ月までならたぶん大丈夫だと思う」

「お姉ちゃんでも3ヶ月・・・」

「これも全部アレを言い訳にして始まった事だから、真祐達が確保された時も全部話は聞かれてたから・・・」

「えっ!お姉ちゃん知ってたの・・・」

「うん全部知ってた!でもどうすることも出来なかった!もし本当に真祐の命が危ない時は戦闘ヘリで助けに行くつもりだった」

真祐は本当に戦闘ヘリを飛ばして助けに来るだろうと思った。ただ実際にそんなことにならなかった事がいろいろな意味で安心していた。

再び綾乃のスマホが鳴った。

「はい。はい!・・・承知しました」

「真佑わたしは今日はこっちで1日待機になったんだ!ただアレの近くに状況確認に行かなくてはならないけどね」

「お姉ちゃん大丈夫?」

「まぁ放射線もないしアレからの不明な物質も出てないから!それにわたしはアレに守られてるから!ふふふ」

「じゃあわたしもついて行く!」

「ダメだよ!そんな事したら、今度は殺される!」

「えっ!・・・」

「やぱっり真佑とは距離を取らないとダメだ。ごめんね真佑・・これから先は私がやるから・・・。ただ渡部君の事だけは頼むね!あっ真佑。この車使っていいから!」

綾乃は、真佑に背を向けると特別区の奥へと向かって行った。真佑は、綾乃の後ろ姿を見送ると綾乃の車に乗りこみ移動した。

「こちら左右田。ただ今徒歩にてアレに向かっています。2時間後にはアレ付近に到達できそうです」

「了解!あまり無理をせずに願います」

「承知した・・・うっ」

「どうされました?」

「いっ・・いやなんでもない・・通信を切る」

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