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仮タイトル  アレ  作者: 八味とうがらし
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仮タイトル アレ 迷い

「本日集まっていただいた学生の皆さんは、各大学から選抜された非常に優秀な方々です。選抜された皆様にはこれから説明します課題について研究していただきたいのです。どうか我々にお力添えのほど宜しくお願いいたします」

 結局渡部もこの学生の中にいた。渡部たちは、渡部の言う事に納得はしていたが、誰もが残りの単位を全て取れると教授にそそのかされ疑いながらも選抜チームに参加した。

「オイ渡部なんか大丈夫そうだな」

「・・・・」

「えー皆さま各学校の代表の方は前に出てください」

係のものが代表者に番号の書いた札を無作為に渡していった。

「俺たちの番号はしんがりって奴だな」

「てことは前の奴らの研究が功を奏したら成果をあげらずに終わりってことか」

「単位はどうなるんだ」

「皆さんは番号の書かれた部屋で研究を行っていただきます。番号の部屋での生活は窮屈かも知れませんがこれは秘密保持の為とご理解ください」

渡部たち学生は各番号の部屋へと案内され入室した。

「渡部これからどうする!お前の言う通り研究が役に立たないはずなのに、あれだけの大学から成果を期待されて集められたんだからひょっとしてオレたちの知らない何かにお前の研究が役立つかもしれないな」

「そうだといいんだけど、よく考えてみろよ、先生に詰め寄った時のことを」


「失礼します・・・」

「はい・・・真佑!」

「先生みんなは?」

「・・・今研修に行ってるよ」

 研究室に誰もいないことが確認が取れると真佑は先生の所に駆け寄った。その表情はとても険しく何かに怒りを覚えたかのようだった。

「おとう・・先生まさか・・・」

 真佑は部屋をキョロキョロと見渡し、壁に貼ってあった『研修のお知らせ』を写メして部屋を出て行った。


 再来月の15日に核使用が決まった。作業員は既に退去し各人別々の医療施設へと送られた。因みに粉となったカナヤマを入れた箱は、退去の慌ただしさに誰もが忘れ未だに所長室に大事に置かれていた。

「アレの周りにはもう誰もおりません後は核の準備が整い作成を実行するばかりです」

「上手く言ってくれるといいな・・・」

「そうですね核の強力な熱で溶かし切ってくれるといいですが」

「核投下後は一定期間人は入れないが、熱が落ち着けば防護服を着用すれば調査ができるからな」

「あの防護服は 放射能を一切通さないので、作業には大変適しています!」

「後は世間がどう言うかだが・・・」

「アレのエリアは誰も近づかないのでたぶん核を落としても誰も気づかないでしょう」

「だといいんだがな・・・」

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