71話 討伐作戦開始!
残り六匹の魔王を倒すべくおとぎの国を散策。
分が悪いと踏んだらすぐに撤退して
助けを呼ぶようにとキラービーが
それぞれにくっついて連絡役となる。
カエデの結界、ハクの索敵で
まず二体の魔王を発見。
ツムギ一行は二手に別れることになりました。
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こちらカエデ部隊。
ツムギとツムギにくっついてる小人組と、
カエデ、ウララ、ヒスイ、マリナ。
「……居たよ。あれだね、やつは元天使。
悪魔に成り下がった堕天使。
【傲慢のルシファー】だ」
しかし、ルシファーは
すでに妖精と対峙をしていました。
ルシファーと対峙しているのは
妖精なんて可愛い言い方では
違和感が出てしまうような巨大な竜。
「……竜!?」
「あれも妖精さんですか〜?」
「……ふむ。妖精の国とは面白いのう……
娘よ。ここは妾にまかせてくれんかの?」
「え?ヒスイ1人で?」
「ああ。十分じゃ、ほかの魔王を頼むぞ」
「ヒスイがそういうのなら任せましょう〜♪」
ヒスイは一人残り、魔王ルシファーの元へ――
残りのみんなは
次の魔王を探しに進みます――
「ぎゃはは♪魔王退治の手伝いに来てやったぞ」
「……なんだその姿は?」
「なんじゃ?久しぶりじゃのに
褒めんのか?いい女になったろう?」
「……ああ。いい女すぎて見とれていたわい」
「ぎゃはは。貴様もいい男になったではないか」
「ぎゃおおおおお!!」
傲慢のルシファーそっちのけで
会話を始めた竜とヒスイ。
ルシファーは怒り狂い暴れ出す。
「おい……我が最愛の妻よ。
とりあえずこいつをやるぞ」
「おお。我が夫よ。久しぶりに共に戦おうかのう」
ヒスイはみるみる巨大な竜に変身し
二体の巨大な竜が並ぶ。
なんと、このおとぎの国では
ヒスイは全盛期の力を取り戻しているのです……!
「ドラゴニックフレア!」
「メガショットフレア!」
――カッ!――
ズドドドドド……
二匹の竜の咆哮は
傲慢のルシファーをあっさりと
打ち破り圧倒的な強さで勝利しました。
「聖剣エクスカリバー」
ルシファーは無事封印成功――
「ふふふ。全盛期の力を持つ天竜バハムートが
二体揃うと圧倒的だね……
魔王も秒殺とはさすがだねヒスイ……」
ナギはさっさと黒モヤの中に消えてしまいました。
「元気そうじゃないかルリ」
瑠璃色の瞳を持つその竜は
先代天竜バハムートのルリ。
「スイ……お前なんでここにおる?」
「ぎゃはは。
ほんとはもう死ぬとこじゃったんじゃがのう。
ちょっと生きながらえてしもうて
もう少しだけやることができたんじゃ。
なので、お前に会いに来るのは
もう少しあとの予定だったんじゃよ」
「この魔王を倒すために
生きながらえたわけではなかろう?」
「ああ。ここに来たのはまた別で
たまたまなんじゃ」
「そうか……どうだ、コハクは元気か?」
「ああ。あいつはいい女になったぞ。
アマゾネスの王子と結婚して
人間と共存する道を選んだ」
「なんだと?
うちの娘にまだ結婚は早いんじゃないのか!?」
「ぎゃはは。何をバカを言うとる。
もう今の天竜バハムートはコハクじゃぞ」
「む、むむ……そ、そうか……」
「なので、すまんの。もう少しだけ現世におる。
寂しいじゃろうが待っていてくれ」
「わはは。
こんないい女を手放すバカはおらんわい。
何百年でもワシはお前を待つぞ」
「ぎゃはは。そうだ。
お前にひとつ言いたいことがあったのじゃ」
「なんだ?」
「お前の死肉は最高に美味じゃったぞ♪」
「わはは。なんとも酷い妻じゃ♪」
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こちらはハク組。
ハク、アヤメ、チドリ、マオマオ、ボタン、
あとチヨちゃん。
「いました!魔王です!」
「精神の弱いやつは引っ込むヨロシ。
あいつは嫉妬の悪魔リリス。
あっというまに心を蝕まれるアルヨ」
「仙人千代白雲様。ぜひお供させてくださいにゃ!」
「あちきも残るよ。アレはあちきと
同じ匂いがするでありんす……」
嫉妬の悪魔リリスと対峙するのは
チヨちゃん、マオマオ、ボタンの三人!
「三人に任せよう。ハク、索敵を続けてくれ」
「索敵ならずっとやってるわんっ
もう、次も見つけたわんっ!」
「優秀だな。さすがハクだ」
「アオォォーン♪」
アヤメと、ハクは
嫉妬の悪魔リリスを三人にまかせて次へ――
「あそこわんっ」
「あの見た目……」
「ナギから聞いた【強欲のマモン】に間違いないわんっ!」
魔王討伐に出る時にナギから言われた注意喚起。
「ここではみんな死ぬことがないのだけど、
実はひとつ、死ぬより厄介なことがあるんだ。
強欲のマモンという魔王だけには気をつけてくれ。
やつは相手の能力や属性を奪う力を持っている」
「能力?スキルということか?」
「ハクちゃんがせっかく体得した
雷神のスキルもそうだし、
アヤの鬼人化すらも奪う、
やつはなんでも自分のものにする強欲の悪魔なんだ」
「間違いないな。アレが強欲のマモン」
「ラッキーだわんっ!」
「ああ。そうとも……
ツムギ様が遭遇しなくて、
ほんとにラッキーだな!」
「あひゃひゃひゃ!悪魔斬らせろやぁぁ!?」
「ぐへへ……」
強欲のマモンに対するは
アヤメ、ハク、チドリ!
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ヒスイと別れたあと
カエデ組は
小さな妖精に出逢います。
白うさぎと一緒に現れたその小人の女の子は
アリスと名乗りました。
「あの小さい穴の中に魔王が現れたの!
あなたたち、あの穴に入れる
サイズの子達で加勢に来てくれない?」
「あらあら〜♪アリスちゃん〜♪
なんて可愛いのかしら〜♪」
「わーはっはっは♪
これはボクをご指名のようだね!?
メイアン、行くよ!」
小人サイズしか入れない穴があるらしい。
「呪いの悪魔、蝿の王ベルゼブブ!
【暴食のベルゼブブ】よ!」
「うひひ……暴食、ノゾミにぴったりじゃない」
「わーはっはっは♪」
「ノゾミ、メイアンにお願いするわね〜♪」
「まかせてムギちゃん♪」
「このサイズならあたしも行くわ!
キラービーはそれぞれ
みんなの様子を頼むわよ!」
暴食のベルゼブブに対するは
ノゾミ、メイアン、リッカ!
白うさぎと、アリスに連れられ
三人は小さな穴の中へ入っていきました……!
さぁ!
残りの魔王は
色欲と怠惰!
こちら残りは
ツムギ、カエデ、ヒナ、ウララ、マリナです――




