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30話 ジャングルの冒険




密林ジャングルを抜け

アマゾネスがいる部族の村を経由し、

ドラゴンが住むと言われる峡谷へ行く――

というのが今回のルート。


ツアー軍団はジャングルを突き進む。


褐色の肌。緑の瞳。銀色の髪。

これらはアマゾネスの一族の特徴。


「スイ様はアマゾネスのご出身なのですか〜?」


「ああ。そうじゃな。

アマゾネスの村で一晩休憩をして峡谷へ向かう」


「以前倒したドラゴンもここですの?」


「ああ。そうじゃ」


「その緑の瞳からもしかしてスイとは

【翠】で瞳の色を指しているのですか〜?」


「よくわかったの?そうじゃ。

我が瞳の色にちなんでおる」


「素敵ですわ〜♪

お名前の由来などに関しては

わたくし、少しだけ勉強しましたの〜♪」


「そうかそうか……

しかし、よう、喋る娘じゃのう〜……」


「ムギのお喋りに付き合ったら

日が暮れるわよスイさん」


「マイマスターノ特技ハマシンガントークデス」


「おい、ムギの従者共!何とかしろ!」


ついに面倒くさがられて

スイから離されてしまうツムギ。


「あーんっもっと喋りたいですわ〜!」


ハクとウララちゃんが寂しがっているツムギに

なでなでしたりくっついたりしている。


最強冒険者スイはこれ以上ツムギに

ペースを乱されるのを警戒したようです。

なぜなら……


「この辺りから魔物が増えるからな!

気を引き締めていけよ!」


魔物の群れだ!!


うおおー!


魔物の群れとツアー軍団のバトルが始まる!


「黒鉄流剣術!桜花爛漫千鳥!」


ズババババ!!


「チャイ!拳!ぐーっ!!」


ドゴォン!!


「風魔法ウインドショット!」


ビュウウーン!!


「アオォォーン!!」


バリバリバリ……!!


ツムギ一行も大活躍!


「きゃぁ〜!みんな素敵でしてよ〜♪」


応援を頑張るツムギ。


「ムギっち〜☆変身しなくいいの〜?」


「ウララちゃんは奥の手ですわ〜♪」


ウララちゃんの魔法少女は1日1回10分ほどで

解けてしまうのでギリギリまで温存

それまではただの小料理屋の看板娘……

変身前はめちゃくちゃ弱いのです……!


ギャァ!

ギャァ!


「まずいな!?ワイバーンだ!

遠距離攻撃できるものは空を!!」


空高くに現れたのは飛竜と呼ばれるワイバーン


「あれはドラゴン!?」


「ドラゴンの眷属だ。空から炎を吐くぞ!」


「あひゃひゃひゃ!ドラゴンの肉〜♪」


チドリは刀身をぐんぐん伸ばし

空中のワイバーンへ襲い掛かります


ギャァ!!


「チャイ!拳!ぱーっ!!」


ドゴォーン!!


「雷魔法ライトニング!!」


ピシャ!ゴゴゴゴ!!


大量のワイバーンに対抗。


「……へぇ……やるじゃないか」


ゆっくり身構えたスイ。


空気が一気に圧縮される……


「ドラゴニックショック!!」


ドン!!


スイが放った圧縮砲は

周りを一気に吹き飛ばす!


「ウワァア!!」


「ぎゃぁぁぁ!!」


魔物どころかツアー軍団ごと吹き飛ばした

あまりにも、強烈なスイの一撃……!!


ワイバーンの炎にも巻き込まれ

ジャングルは一気に大混乱――


「これはまずい……!!」


「魔物も多すぎます……!!」


「カエデ!ハク!ムギ様の警護に徹してくれ!」


「かしこまりましたアヤ様」


「わかったわん!」


アヤメとマオマオを残し、

残りはツムギの警護に専念する。


「ドラゴニックショック!!」


ドドン!!


「うわぁ!?また来た!!」


問答無用で周りを吹き飛ばすスイ。


戦場は大混乱。


ワーワー!!


うわぁ!!














「ねえ!どうすんのよ!」


「あらあら〜みんなどこへ

行ってしまわれたのかしら〜?」


「マイマスターハヒナガ護リマス」


「ハクがついてるわん!」


「怖いですぅぅ☆」


「結界を張りますご安心ください我が主様……」


こちら

ツムギ、リッカ、ヒナ、ウララ、ハク、カエデ





一方――



「スイさん!お構い無しに吹き飛ばしすぎだ!?」


「ぎゃはは。すまんのう〜

加減というものが苦手でな?」


「ムギムギ達とはぐれちまったにゃ〜」


「困ったでありんす〜」


「ワイバーンこま切れにしてやったぜぇえ!!」



こちら


スイ、アヤメ、チドリ、マオマオ、ボタン






あまりの混乱に


なんと


ツムギ一行は半々に別れてしまいました……!









カエデが結界の力で遠方に村を発見したので


ツムギサイドはとりあえず村へ向かって進む。


「ごめんうちの子ら

ワイバーンにビビっちゃって……

ちょっと偵察が危険で行けないわ〜」


「リッカちゃん大丈夫ですわ〜

子供たちを危険に晒さないようにしてね〜♪」


こんな状況でも

ジャングルの冒険を楽しんでいるツムギは

お気楽にのほほんとしている


「この状況でも笑っているなんて……

ムギっちはすごいですぅぅ☆」


「天下のお気楽令嬢とはムギのことよ。

覚えときなさいウララ」


「へっちゃらウララっぷりが凄いですぅぅ☆」


「へっちゃらムギムギですわ〜♪」


「主様!魔物と人間が戦ってるわん!」


ハクが戦場をみつけたようです。


「はぐれたみんなかしら?行きましょう〜♪」


「いや!?違うわんっ!」




魔物に襲われているのはどうやら

アマゾネスの部族のようだ。


「さっきのカオスバトルのせいで

魔物が相当興奮して暴れています

現地の民も襲っているようです……!」


「それはいけませんわ〜

助けますよ〜♪」


「アオォォーン!!」

バリバリバリ……!!


一気に飛びかかる雷獣ハク!

ハクの方が魔物に見えかねない……


ウーラーラー♪


「魔法少女☆トゥインクルウララ☆

悪い魔物はお仕置ですよっ☆にぱー♪」


「ウララちゃぁぁん♡」


ウララちゃんのトゥインクルマジカルメテオが炸裂!


見事魔物を撃退したツムギ一行。



傷つき倒れているアマゾネスの部族たち。

その中の1人の男の子に近寄るツムギ。


「あらあら〜お怪我をされてますわ〜

カエデ〜カエデ〜!」


「お任せ下さい」


治癒魔法で回復をするカエデ。


「魔物は逃げていったわよ〜」


周りを確認したリッカ。


「大丈夫ですか〜?」


男の子を抱き抱えたツムギ。


そのアマゾネスの男の子は優しく抱き抱えられ

ツムギを見る


「な、な……あなたは……!?」


「ムギですわ〜♪魔物は追い払いましたのよ〜♪


もうダメかと思った――


その男の子は命を救ってくれたこの旅人の

戦場の中とは思えないあまりにも優しい表情に


「て、天女様……!天女様!!」


「ほえ〜?」


何やら?

ハートを?

撃ち抜かれたようなのでございます……




「感謝します!天女様!

余はアマゾネスの王子バサラ!!」


「あらまぁ王子様〜♪」


「余と……!

結婚してください!!」


「あらあら〜♪」





ええええええ〜〜!!??






まさかの


突然の


プロポーズ〜〜??







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