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21話 襲撃


鳴雷神を1人で止めていたマオマオの後ろから


「影縛り!」


マオマオの影に打ち込まれたクナイ!

カカッ!


「にゃ!?」


アヤメに引き続きマオマオまでも

ヨミのスキルにより動きを封じられてしまう……!


ハク、アヤメ、マオマオ

前線3人が封じられ、

動けなくなるまさかの

状況に……!!


後方3人……!

明らかに陣形が一人の女を守っている。


主が誰なのか丸わかり。


(アレがアマハラの四女だな?)


「縮地法!雷鳴発破!」


あっという間に鳴雷神はツムギの前に現れる――


バリバリバリ……!


「きゃぁぁぁぁ!!」


「ムギ様ぁ!!」


倒れて動けないアヤメの無情な叫び……!


そのまま倒れ込むツムギ……


「ムギムギ!!」


絶体絶命かと思われたが……!


倒れたツムギの姿がそのまま消えてしまう……


「……なに!?これは!?」


「残念♡幻覚でありんす♪」


「雷魔法ライトニング!」


――カッ!


ピシャァァ!!


「ぎゃぁぁぁ!!」


ボタンの魅せた幻覚に誘われた鳴雷神は


カエデの雷魔法の直撃を受ける!


「雷を使えるのはそちらだけではございません」


崩れ落ちる鳴雷神……


――しかし


刀を抜いたヨミが襲いかかる!


「イザナミ流剣術!百花繚乱!」


「チャイ!拳!ちょきーっ!」


キィィィン!!


ヨミの刀を受け止めたマオマオの手刀!


「!?こいつ!?」


マオマオへの影縛りに使われたクナイは

謎の蜂の大軍により引き抜かれている!


「私の刀を手刀で受け止めただと!?」


「チャイ!拳!ぱーっ!」


「雷魔法ライトニング!」


どごおおおん!!


ヨミを吹き飛ばしたマオマオとカエデ。


「くっ!」


自ら後ろへ飛びダメージを軽減させたが

ヨミは体勢を立て直せずそのまま海へおちる。


「もう1人を捕まえるでありんす!」


「縮地法!」


どん!


一瞬で消える鳴雷神


「あっ!しまった!」


どうやら逃げられた様子。





海上の空高くから

状況を見ているのは

キラービー軍隊の塊の上に乗り

はるか上空への避難に

成功しているツムギとリッカ。


はるか後方に小さい船を発見。


「どうする!?ムギ!!」


「あちきが追おうか?」


「雷使いの方はしばらく

まともに動けないとは思いますが……

もう一人はおそらくアヤ様と同じく鬼の者……

何かしらで動きを押さえ込まないと

あれは不老不死でございます」


「追わなくてよいです!

ハクとアヤの治療優先です!」


「はい!かしこまりました主様!」




ハクは気を失っているがカエデの回復魔法で無事。


アヤメも不老不死なので死ぬことはない。


しかし……


「足を切断されていますが血も出ないとは」


綺麗に右足を切断されたアヤメ。


「治癒魔法で戻すことは可能ですが

馴染むのに少し時間がかかります」


「どのくらいなの?カエデ」


「2、3日あれば大丈夫かと。

さすがヴァンパイア……鬼の体はすごいです」


「何がすごいものか!

申し訳ございませんムギ様!

……なんたる不甲斐なさ!」


「無事で何よりですわアヤぽん。

気負いしないでちょうだい」


「船にさっきの2人を発見。

離れていくわ。撤退するみたいね?

うちの子らになるべく追わせるわ」


「リッカちゃんありがとう〜!」


「……くぅぅん」


「ハク!大丈夫!?」


「主様……」


ハクは反省しながらもツムギの無事を確認して

そのまままた気を失ってしまった……



なんとかイザナミの刺客二人を

追い払ったツムギたち……


「あれがヤマトの鬼の一族ですか」


「ああ。雷使いの方はおそらく

八雷神と呼ばれる暗殺部隊の精鋭。

チャイにいたやつも同類かと。

それぞれが神託スキルを持つやつらです。

もう一人がそこの棟梁

黄泉醜女のヨミ……鬼の者です」


「あれは相当の手練だったにゃ。

でもあいつら殺意がなかったアル。

つまり目的は生け捕り。

手加減されてたから

助かったってことにゃ……」


「手加減しててあれなの?」


「ああ。ヨミはおそらくヤマトの剣豪の中でも

五本の指に入ります。

鬼であるという事実も大きいですが

ツムギ様の兄君、

アマハラ家の次男ムサシ様と同レベルかと……」


「まぁまぁ、ムサシ兄様ほどの……」


アマハラ家次男ムサシは

ヤマトでの剣術大会を制した

ヤマト最強の剣豪である。



「フロンティアについたら

先に治療に専念しましょう……」


「も、申し訳ございません……」


船は無事フロンティア合衆国に到着。


すぐに宿をとったツムギ一行は

アヤメとハクの治療に専念する事にしました。









「魔法使いといい、

あの猫の獣人もチャイ拳の使い手だったな」


「はい……予想以上でした」


「犬の獣人とクロガネの鬼は

初手で捉えれたのだがな……

あとあの蜂の魔物はなんだ?」


「アレも、謎ですね……

あと、もうひとつ、

幻覚を見せられて

誘い込まれました。

魅了幻覚関連のスキル持ちがいるかもしれません」


「四女の姿が、突然消えたな?」


「はい……どうやら

かなりの手練を揃えていますね」


「そうか……

つまりあの謎の四女の目的は……

【世界中で仲間を集めている】

ということか……」


「その可能性が高いですね……」


「フロンティアへこのまま向かうぞ」


「はい!」





イザナミの刺客は

まだまだ諦めてはくれないようでございます……



フロンティア合衆国にて

またイザナミ家との戦いは続く模様


ツムギ一行は

イザナミの刺客を退けることが

できるのでしょうか……!







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