関口のファイルについて
平成20年7月18日 関口昭彦
◆幽霊記者についてのまとめ
【都市伝説を知ったきっかけ】
ネタを探す為にとあるネット掲示板を閲覧していた際に「オレの学校の怪談について語るスレ」でスレ主の後輩が勤めている小学校で奇妙な出来事があり、それが本件であった。
俺はそれに対してほんの出来心で自分の通っていた小学校でも少し内容が違うが同じようなことがあったと返信すると他の閲覧者からも同じような返答が次から次へと出てきた。それからしばらく日を空けてから覗くと最初のスレは1000レスを優に超え、その2、その3…と続いていた。閲覧すると目撃談や体験談まで挙げられていた。俺が返信するまで二カ月以上も動きの無かったスレにも関わらず。
【調査にて判明したこと】
・創立20年以上経過している学校に出没
・学級新聞を出している学校に限られる
・その新聞は配布ではなく掲示されているものに限り怪異が現れる
・記事は七月中の七日間に渡って現れる
・記事の内容はその学校て伝わっている学校の七不思議や怪談である
・その内容は在校生が知らないことは多いがその学校に長年勤めている先生や卒業生は知っているというパターンがほとんどである
・最後の記事は必ず黒塗りになっている
・必ず太田明子の名前が記されている
・この記事が現れた学校では不慮の事故が起きる傾向にある
【最後に】
この都市伝説が広まったのは俺があの掲示板に返信してからだった。しかも最初スレ主が語っていた奇妙な出来事は後輩の務める学校で掲示される新聞にシミが現れるというささいな現象であった。それに対して俺の学校では誰も書いていない記事が足されていると返信したら他の閲覧者がさらに付け加えこの「幽霊記者」の都市伝説が出来上がっていた。俺は自分の出来心がきっかけで生まれたかもしれない都市伝説の正体を知りたくなって調査を重ねた。そしてとある学校に忍び込んだ時にその新聞を実際に目にした。
とある学校とは俺が卒業した小学校。そこに張り出されていた学校新聞にはその小学校で噂になっていた怪談が7日間に渡って太田明子の名前共に掲載されていた。そして7日目の記事は黒塗り。
これら全てはあの掲示板に書かれていた有象無象の閲覧者が書いていた幽霊記者の特徴と合致していた。
俺はこの都市伝説を特集として記事にした。もちろん伏せるところは伏せて。
これは備忘録として俺の手元に置いておく。




