ふじわらしのぶの夜ごはん EPISODE 03 ハニートースト
さて今回の夜ごはんは…。
まだやるのかよ。
背徳のハニートーストでございます。
まず食パンは五枚切りを用意します。これにハチミツと輪切りにしたバナナ、砕いた板チョコを乗せてウィスキーなんかを軽く振ったらオーブントースターで二分か三分焼きます。
そして焼き上がったらバターと砂糖(グラニュー糖)をかけて…ヘイ、出来上がり。
お味の方は甘い、ひたすら甘い。
コーヒーか紅茶は必須だな。
ふう。死にかけたぜ。
ここでピーナツバターとマシュマロの投下だ。
こいつを乗せてさらにトースターで一分…。
どれどれ、お味の方はどうかな?
ぐほっ⁉甘いとかそういうレベルじゃねえよ‼むせるわい。
完食。ふう、
コーヒーが美味いでおじゃるな。
この地獄落ち確定メニューはチョコをお高い物に変えるとパワーアップする。
間違いなくカロリーオーバーだから命には気をつけてくれ。
ほふほふ。やっぱピザトーストの方が美味いわい(死亡フラグ)。
さて今回は友情について語ろうか。
最近は”真の仲間”なんて言葉を耳にするが仲間に真贋などあろうはずもない。
言っておくがアニメ化した「小説家になろう」で連載されている作品を中傷しようという気持ちは露ほどにも無い。
ただ真の仲間という言葉にある種のいかがわしさ感じただけの話だ。
まず仲間の定義から入るが、これは相手によって変化するのだろう。
家族、恋人、友人、親類、知人とこれらが仲間の範疇に入るものと私は考えている、
皆さんはくれぐれも「ふじわら君は同僚だけど友達としてはちょっと…」みたいな事を本人の前で言うのは止めておこう。いくら私でも少しは傷つくというものだ。
とにかくある種の利害関係を共有する間柄が仲間だとするならば、利害が関わっている以上は関係を維持することは非常に難しいと私は考える。
特に子供の頃は何でも委ねられる間柄と考えていたが大人になるとそうもいかない。
大人には子供と違って行動に責任が伴うからである。
いや、より正確に例えるならば大人は個々の行為における責任を取る事で社会に貢献しなければならないのだ。
分かり易く言うと借金の類だ。
人から金を借りておいて「一身上の都合で返せません」ではその人間の責任能力が疑われるだろう。
気にしなければいい、という方はご自由にどうぞ。
話を戻そう。
仲間とは一定の利害を共有出来る相手であって、常に関係性は変化する。
先の金銭の話ならば無制限に金を借りては行方をくらましているような相手に信を預けるのはやはり難しいだろう。
ゆえに仲間内で、私は金の貸し借りをしない。
面倒な時は全額負担して話を終わらせる。
その過程で私はその人物を「金を用意立て出来ない無責任な人間」と判断するのだ。
当然のように優先順位のランクが一つ下がる。
こういった私の態度を軽率だ、と考える人間も私は尊重しよう。
私は利害だけで物を考える厭らしい人間だ、そういう自覚はある。
今までもそうだったし、多分これからもそうだ。
つまり仲間内であっても人間は絶えず評価されているのだ。関係性の深度によってある程度は補正を受けているのだろうがそれだけは間違いない。
私の解釈では仲間とは寄り掛かって甘えるだけの存在ではない。
理解と相互監視という状況の中に或る責任ある立場なのだ。
これは親子でも同様で信頼に背くような行為を繰り返せば、当然のように興味の優先順位が下がってしまうのだろう。
重ねて言おう、仲間とは決して都合の良い欲望のはけ口ではない。
ある意味、敵以上に自分を厳しく評価する存在なのだ。
それが嫌なら陽キャどものように惰性でくっついているといい。
窮地に追い詰められた陽キャどもの責任のなすりつけ合いというものは格好の酒の肴だ。
さてこれで友誼というものは窮屈で泥臭い代物だという事はある程度、理解出来たと思う。
好むも好まざるも人間の器量次第というものだ。
ちなみに私はめんどくさいので常に距離を置いて他者と接するようにしている。
何度も言うが私は悪性を背負う悪人なのだ。これだけはどうしようもない。
だから善良な読者諸兄は是非考えて欲しい。
仲間などという言葉を軽々しくあつかうべきかどうかを。
そして自分の傍らにある人間はそれに値するかどうかを。
もしも、真の仲間などというものがいるとすれば、それらの厳しい審査を潜り抜けた猛者だけだろう。
見つける事が出来れば家宝にでもするといい。
ワンピースという漫画でウソップという人物が「辛い時に一緒にいてやらないと仲間じゃないだろう‼」と言っていた。
そして兄エースを失い絶望のどん底にあったルフィも崖っぷちに追い詰められた時に「仲間がいるよ」と泣いていた。
互いに利害関係無く求め合う関係性、それこそが受難の道の始まりなのだ。
そしてこんなハニートーストを五十路間際のおっさんが食べると翌日がかなりきつい。
だがそれでも食べるのが俺のデブ道…。




