表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夜喰街  作者: 夜半堂
PR
2/3

『夜喰街』 登場人物紹介

朝凪あさなぎ 小夜さよ


「……大丈夫です」


そう言って、

何も大丈夫ではない夜を生きている。


本作の主人公。


人に否定され続け、

誰にも助けを求められないまま、

少しずつ感情を失っていった女性。


現在は“影”に心を喰われかけている。


笑うことも、

泣くことも苦手になったが、

困っている人を見ると放っておけない。


夜喰街へ迷い込んだことで、

止まっていた運命が動き出す。


名前の由来は、

“朝凪”――夜明け前の静かな時間。

“小夜”――小さな夜。



夜代やしろ さく


「……お前、

まだ消えきってない」


夜喰街に住む、

謎めいた青年。


長い黒髪と、

夜のような静かな瞳を持つ。


感情を表に出すことは少なく、

常にどこか諦めたような空気を纏っている。


“影”について何かを知っている様子だが、

自身の過去はほとんど語らない。


夜喰街では、

影に喰われかけた人間を拾う役目を担っている。


小夜に対してだけ、

時折理解できないほど優しい。



クロ


「馬鹿だねぇ人間は。

壊れるまで黙ってる」


黒猫の妖。


夜代朔と共に行動している。


口は悪いが面倒見が良く、

夜喰街の事情にも詳しい。


普段は気まぐれで自由奔放だが、

傷ついた人間には妙に甘い。


小夜のことも最初から放っておけず、

何かと世話を焼いてくる。


なお、

魚には目がない。



夜喰街やしょくがい


強い孤独や絶望を抱えた人間が、

辿り着く場所。


“影”に感情を喰われた者の周囲では、

夜が明けなくなる。


その夜の果てに存在するのが、

終わらない夜の街――夜喰街。


古い提灯が灯り、

和装の人影と妖たちが静かに行き交う。


ここには、

“朝を知らない者たち”が集まる。



影喰かげばみ


「影」


とも呼ばれる存在。


人の孤独や絶望から生まれる怪異。


感情を少しずつ喰らい、最後には“生きたいという感情”まで奪っていく。


影喰に深く侵された人間は、感情を失い、夜から抜け出せなくなる。


人間の負の感情を好むが、完全に喰らい尽くす前に、静かに寄り添うように傍にいることもある。


その姿は人によって異なり、獣のようにも、人影のようにも見える。



あやかし


夜喰街に棲む異形たち。


人を喰う者もいれば、人に寄り添う者もいる。


長く夜を生きた存在ほど、人間の痛みに敏感。


夜喰街では、人と妖が曖昧な距離で共存している。


クロもその一体。



夜守よもり


夜喰街の均衡を保つ者たち。


影喰が人を完全に呑み込まぬよう、夜を巡回している。


朔もまた、その役目を持つ一人。


しかし、夜守の多くは過去に“大切な何か”を失っている。


そのため、夜喰街では「夜守は朝へ帰れない」と言われている。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ