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2.kwsk

めちゃ長くなった。

女神様の怒涛のラッシュを聞いて少し驚いたが、凄く分かりやすかったため特に質問はない。だけれど、もっと知りたくはある。



「あー、ありがとうございます。えーっと、なぜとか、やることは理解したんですが、もうちょい色々知りたいというか、あと楽な感じで話してもらっても大丈夫っす。」


俺自身も楽に話したいし。


「あっ、ほんと!おっけー、色々聞いてくれたらなんでも答えるよ〜。」



何となく無理してお堅い感じで話してる気がしたが、元がここまで軽いとは思ってもみなかったので面食らって固まってしまった。



「流石に驚いたみたいね、さっきのは流石に少しわざとだけど、こっちの方ががあなたも楽なんじゃないかしら?」



「えぇ、まぁそっすね。あー、その、転生先についてとか、世界樹?についてとか、色々、もうちょい詳しく知りたいというかなんというかで、いっすか?」



「いいわよ、そうね、簡単に言うと剣と魔法の世界ね、野生動物もいるけど、魔物なんかもいるし、いわゆる亜人と呼ばれる種もいるわね。エルフやドワーフ、獣人、他にも、リザードマンや吸血鬼とかもいるわね、割と人族以外でも人型であれば受け入れられてるし、仲も悪くはないわね。」



「あー、悪くはないね、まぁそんなもんですよね。」



「まぁ、そうね、それでも昔よりはかなりマシよ、昔はかなり酷かったのよ、奴隷にするくらいならマシな方で、狩りの対象にされたり、一方的に虐殺されたりもあったわよ、正直いつ人族を滅ぼすか迷ったくらいにはね。」



なんか割と強めの黒い感情が表に出てきた。

これまで親切な所や、話しやすい女神様ですらここまで悪感情を隠さないくらいには酷かったのだろう。



「なんでマシになったんすか?」



「そうね、世界に魔力が増えたことによって魔物の数が増えたこと、強くなったこと、亜人の方が人族よりも魔力との親和性が高いから亜人達も強くなっていったからかしら。亜人を虐げていたら魔物に滅ぼされるし、亜人の力を借りなければ生活圏が酷く狭まることになりかねないって状況になったからかしらね。その後は力を合わせて魔物の脅威からみんなの生活圏を守ったってことになってるわね。実際は亜人達を殿にして人族は逃げてたんだけど、まぁその結果亜人達のレベルが上がって人族の数で押すことができなくなった結果、人族の数が減らされて、今はまぁ、表向き仲良いみたいな感じに収まってるわね。」



「よく人族は皆殺しにされなかったっすね。」



「ほんとは皆殺しにされそうな勢いだったんだけど、当時の亜人の中でも強い子達が、なかなかできた子達でね、そんなふうに皆殺しにしていたら、人族とやっていることが変わらない、ならば私達のやるべき事はどうすれば共存できるかだーって、感じでね。まぁ、進んで亜人を虐げてた人族は皆殺しにされたけど、それ以外の権力者に無理やり従わされていた人族だったりは生き残って、共存の道を進んだのよ。」



「すごいっすね。素直に尊敬するっす。その後はどんな感じで?」



「そうね最初はギクシャクしてたけど、復興したり、生活圏を拡げたりで手を取りあってくうちに割と仲良くなっていって、異種族同士で結婚したりもしていって、今は貴族階級でも色んな血が混じってる人の方が多いわね。シンプルに亜人の方が基礎的な身体能力や魔力量が高いし、貴族なんてやるには都合がいいのよ。」



「亜人の血が混じってるんなら、仲良いんしゃないんすか?」



「あぁ〜、なんというかね、一応貴族なんかは能力の高さとかが必要だからか混血なことが多いのだけど、今でも純血主義みたいなのは結構多いのよね、純血の人族だけではなくて、純血の亜人種の方もね。混血の方が全体的に強くて、弱点も緩和されてるから、レベルをあげればとても強いし、でもまぁ、そうね、今は昔とは違った感じで仲が悪いというか、純血よりも混血の方が強い派閥もいれば、混血なんかよりも純血の方が強い派閥もいればで、複雑化しちゃったのよねぇ。」



「あぁ、めんどくさいっすね。」



「そうね、でも昔よりはマシよ、貴族階級に混血がお多いから、昔みたいな一方的な虐殺もないし、純血主義もそういう考え方もあるとは認められてはいるしね。脱線しすぎたかしら、世界樹についても話すわね。」



「あっ、おねしゃす。」



「世界樹についてなのだけれど、まずは役目ね。まず世界には魔力があって、魔法があるの、生き物は皆魔力を持っていて魔力を体内で作れるのだけれど、体内に保有できる限界値になると少しずつ外に漏れるのよね、その結果世界に魔力が増えるの。だけどね、魔法を使ったり、魔道具を使ったりすると魔力ではなく、魔素に変換されて世界に放出されることになるのよ、そしてその魔素は世界にとっても生き物にとってもあまり良くないの。そして魔素を魔力に変換する能力を持った唯一の存在が世界樹よ。」



「その唯一の存在が伐採されてると。」



「そうなのよね、本来なら世界樹の苗を世界に落とせばいいはずだったんたけれど、伐採されてしまうから守り人が必要になったのよ、一応人がいない領域にある世界樹は何本か残っているけど、まぁ時間の問題かしらね。だからあなたには、特別力の強い世界樹を育てて欲しいのよ。そのための助力は惜しまないつもりだし、他の神々もそれには賛成してるから少しやりすぎても許して貰えるし。」



「まぁ、別にいいっすよ。多分死んだんすよね俺、名前とか顔とかあんまり思い出せないし。」



「そうね、元の世界への未練とかが無いように調整はされてるのよ、それと、ありがとう、世界樹の守り人を受け入れてくれて。早速だけれどあなたを創りましょうか。」


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