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ファンタジー·オンライン編
「ご遠慮させて頂きます。時間の無駄ですからね。それより建設的なお話をしましょう」
「·····そうだな。で? あの塔をクリアすれば本当に現実世界へ帰してくれるんだろうな?」
短剣の少年は仕切り直し、改めて問う。黒衣の少年は先程と同じ口調で述べるのであった。
「ええ、約束しますよ。ゲームをクリアした人達は漏れなく帰して差し上げます。僕の誇りに懸けてね」
「―――お、お前達がゲームの難易度を変えたりはしてないんだろうな?」
確約を取り付けた直後に別のプレイヤーが声を張り上げて問う。
黒衣の少年は態度を変える事なく述べた。
「それも約束しましょう。僕達はログアウト機能以外は一切このゲームのシステムには干渉しません」
この言葉に周囲は安堵を手にしたように張り詰めていた空気を和らげる。
それを確認した黒衣の少年は―――。




