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閑話 受付嬢ユリは見ている 冒険者の悲哀2

 あのパーティークラッシュをしてしまった男性二人のお話です。草取って生きています。

 「ねぇ、オリバー、胃がむかむかするって?下位解毒呪文かけるね」


 「いや、そこまでしてくれなくても......あ、これ結構いいかも、あれ解毒魔法って触れなくてもいいんじゃ?」


 「触っちゃだめ?オリバーの腕凄い筋肉だね、かっちかち」


 「いや、ダメじゃないけどここギルドだし、ちょっと恥ずかしい」


 「はい、オリバーさん、暖かいお茶どうぞ、胃の不快感にいいらしいですよ」


 「あ、すみません、受付の......ユリさん」



 一方離れた席で冒険者の男性二人がオリバー達を見て談笑している。


 「おい、俺も胃がむかむかしているんだけど、お前からもらったこのお湯メッチャ苦いんですけど」


 「ああ、厨房の火を借りてセリバオウレンの根を煮出した薬湯だ。凄い苦みで有名だ、胃の不快感に効くぞ」


 「くそが、同じ症状なのシルバー様は美女に囲まれてこっちは苦汁かよ、なんかイチャイチャしてるしよー、そういや俺ら結構いるけどたった今、受付嬢さんの名前知ったわ」


 「奇遇だな、俺もだ、お前なんかいつもわざとらしくギルドの地図借りて受付嬢さんに質問してたのにな、あまりに必死でちょっと引いたぞ、それとあの地図はお前が見ているシルバーの大男が書いてギルドに無償提供しているらしいぞ」


 「はーっ、シルバー様はやることが違うねぇ、メッチャわかりやすい地図で助かりますわー」


 「じゃあ何故受付嬢さんに聞く?」


 「それは聞くなよ、説明すると悲しくなるだろうが」


 「それより隣の金物屋の所にお前が好きそうな女性がいるぞ」


 プラチナランクのスタイルのいいスリットが深い修道服を着たおねえさんが気怠そうに職人に話しかけている。


 「なんか、俺が見てる感じ1時間くらいしゃべってるぜ、プラチナねーちゃんの方が一方的に、やっぱ手に職あると違うねー、あんないい女と会話できるんだぜ?」


 「冒険者は最底辺の職業だからな、聞こえがいいが底辺ランクは何でも屋だ、女性と話したければ手っ取り早く娼館でもいけばいいじゃないか、この前運よく鹿が狩れたからちょっとはお金があるだろう?」


 「行ったらよ、あいつらがいてな、流石に引き返したわ」


 「あいつら?俺たちと一瞬だけ仮パーティー契約を結んだ二人か、ちょっとだけ話題になってたな」


 「自業自得かもしれねーけどある意味俺らが原因かもしれないじゃんか、流石に気まずいし知ってて突撃するのは人としてやべー奴だろ」


 「お前にも人の心があるんだな、あえて行って笑い飛ばすかと思って黙っていたのだが」


 「お前、俺の事なんだと思ってるんだ?まあいいけどよ、そういや俺たち2代目植物ハンターって呼ばれてるらしいぞ」


 「ほとんど薬草採取ばっかりやっているからな、たまにお前が鹿とかウサギを狩るくらいだ」


 「アイアンだとやれることが町の便利屋か植物採取か動物の狩くらいだしなー、俺今度罠講習受けてみるわ」


 「こっちは今日開催される投石講習でも受けよう、盾を構えながらでも石くらいは投げられないとな」


 「はー、凡人は何事も一歩ずつってか?そういや初代植物ハンター様はほとんど草取ってきてカッパーまで上がったそうだぞ、しかもダンジョンまで荷物持ちで行って大金持って生還したらしい」


 「夢がある話だな、それでもカッパーまで上がらんと話にならないけどな」


 「世知辛い世の中だ」


 遠くでも二人の会話はユリの耳に入っている


 「あなた達二人はギルド長も結構評価していますよ、腐らずに頑張ってほしいですね」


 いつものようにユリは独りごちる。

 実は前に投稿した受付嬢は見ているシリーズの最初の話なんですがデータ的に見ても1番好評みたいなんですよ、作者は小賢しい事を考えてあの話を初見さんにも分かりやすく改変して短編として投稿しました。もちろん本編のリンク付きで。投稿した14時台にピョーンとPV数のグラフが跳ね上がってて作者はびっくりしています。


汚い、作者やることが汚い、PVの数を追う亡者になっている。再度ランキング入りをしてスクショを印刷して額縁に飾りたいのです。評価とかお気に入り登録してくれとうれしいな。


https://ncode.syosetu.com/n2738mi/ 結構好評です。感想まで送ってくださった方がいてとても感動しています。


 苦い根っこの薬湯.....前にも出た黄連おうれんです。作者の母方の祖父がよく山から取ってきて乾燥させて業者に売っていたらしい。

 

 プラチナおねえさん.....なんか時々ロックさんの所に来て長時間にわたり説法2割愚痴8割を一方的にしゃべって帰るらしい。さすロック、今作者が勝手にフラグ立てちゃったぜ。


 二人組の男....作者が最初にダブル主人公として考えていた二人、盾持ちタンク堅物で植物に詳しい、短剣使いの斥候で口はちょっと悪いけど人情家、そういう設定でした。


 もう一度作者の夢をかなえてやってもいいよという方は下部にある評価の【★★★★★】と、ブックマーク登録で応援をお願いいたします!皆様の応援ポイントが、次話を執筆する最大のエネルギーになります!お願いします、やれることはなんでもします。面白い話を書けって?それを言ったら身も蓋もない、精進します。

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