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婚約者といちゃつく奴を注意したら決闘となり敗北~すべてを失った男の物語  作者: 松ボックリ


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その後の顛末2 追放されても空元気で前向きに生きる

主人公は英雄譚が好きで元婚約者から時々様々な英雄譚の本を借り暇を見て読んでいました。

 結局父上はどこで見つけたかは不明だが殺人を犯した自分と同じ民族で近い年齢の青年の首を王家に確認させ、自分は死んだことになった。


 父親からは財産目録に記載されていない私物の武具を、母からはそこそこの路銀を、妹からはもう死んだ事になったのだからどこにも行かずに別荘の管理人にでもなってと泣きながら懇願された。王家に嘘をついたのだ、ばれたら洒落にならない。隣国の新しくダンジョンが発見されたという地方都市に移動して親から土地を相続してもらえない次男以降の平民や脛に傷を持つ食い詰め者が就く職業である冒険者になろうと思う。


 自分は英雄譚が好きだ、元婚約者から様々な英雄譚が描かれた小説を借りた、その中でも特に好んだものは異世界転生物だ、我々の世界よりはるかに文明が進んだ世界から女神の手により転生した英傑の物語だ。当時、苦しい訓練に根を上げそうになった時に無条件にチート能力を授かる描写を読むたびにこの英傑は生前の異世界でどのような偉業を成せればこのような特典にありつけるのかとよく想像したものだ。


 そしてよく読んだのは異世界の格好のまま冒険者ギルドに行き悪目立ちをすると言う描写だった。それに倣い自分も父上から頂いた武具を即売り払い平民の冒険者のような恰好をして武具も新調した、武器だけは妥協できないので、ボロボロの鞘にそこそこいい剣を収めつつ防具は死なない程度の物にした。余ったお金は換金しやすく持ち運びやすい物に変えた。


生まれて初めて乗り合い馬車に乗り、乗り物酔いに耐えながら1か月かけ目的地に到着した。少し高いお金を払ったおかげで客層はよく、護衛もついていたので乗り物酔いさえ耐えれば何とかなった。


後は頑張って口調を変えるように訓練している、差し当たって一人称は「俺」に変えたい。

元婚約者の話とかチート君の話は気は向けば書きます。主人公は負けた咬ませ犬君です。

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