美女との邂逅、初めての共同作業
ヒロインとの出会いから徐々に関係が縮まっていくお話です。
第一印象は長い銀髪が綺麗で美人なお姉さんと言うところ。 目つきは鋭く性格きつそう。
開口一番強烈なジャブを繰り出してくる魔法使い
「私が、あなたを面接します。本当は女性がいいのだけど、私が希望するスキルを持つのがあなただけと聞きましたのでしかたないですね」
とりあえず殴るか?この距離だ、魔法使いに俺の拳は対処できない、我が家伝統、新兵分からせマニュアルを実行すればハイとyesと生きていることに感謝するか、くっコロしか言えない体になるのだが。あぁだめだ、俺は平民って設定だった。
「すみません、これ一応内緒なんですけど、俺は受付のお姉さんからシルバーくらい行けますよっていわれています、嘘だと思うなら一緒に聞きに行きますか?自分の許可があれば証明してもらえます、俺はこつこつシルバー目指します」
彼女は苦虫を噛み締めたような顔をしている。
「あのですね、一応お互い過去の身分については内密にしたいって事でいいですよね?まず自己紹介から始めましょうか?俺はオリバー、18歳、アイアンクラス、得意な獲物は剣と槍と盾、サブウェポンにナイフが使える、まだ訓練していないが魔法もギルド基準で3段階の才能がある、対モンスターより対人が得意」
「・・・私はリリィー、23歳、カッパークラス、攻撃魔法は基本4種類、最大火力まで使えるわ、能力向上や弱体魔法は中級まで、回復魔法初級までね。一応空も飛べるわ、ここまでなら自分で言うのも恥ずかしいけど最強と言ってもいいレベルだと思う」
「なんだ?一発でも撃ったら倒れる魔力足りない系か?」
「いいえ、魔力も最後に測定した15の時も一人前の魔法使いの5倍以上あったわ、私の弱点はどんなチャチな魔法でも詠唱が必要なの、薪に火をつける程度の火の粉でも「「炎よ!」」って唱えないといけないの、大きい魔法なら1分半は詠唱が必要」
15の時に最後の測定って事は多分俺と同じ学院ドロップアウト組か・・・12歳で入学、3年の基礎学習の後に魔法科に進んで魔力測定で天才扱いされたが、実践で全部の魔法でクソ長詠唱が必要と判明して脱落って所か?
「それで盾能力が4ある俺にタンク役をしてほしいというわけか」
「そういう事、です」
お、ちょっとだけ敬語を使えるようになったな。
「あなたは才能があるだけで訓練は積んでいるのかしら?」
「これは独り言だが、生まれた場所と似たような年齢の奴が集まる場所で盾と剣と槍は徹底的に訓練した、ナイフに関しても本職の使い手ほどじゃないがそこそこ使える」
「そう、私も似たような年齢の人たちと学んだ記憶があるわ、独り言だけどね」
「とりあえず組んでみようぜ、適当な討伐依頼やってみよう」
「そうね、何事もやらなきゃ反省点もわからないわ」
とりあえず、近くの森で人が作った道沿いに半日ほど進んだ場所にゴブリンが30匹くらいで集落を形成しはじめているのでそれの殲滅依頼を受けた。
完全に住み着いて近隣の村を襲い繁殖でもされたら目も当てられない、とはギルド職員の証言。俺たち二人は基本的に対人訓練しか受けてないので、綿密に計画を立てたいが時間が無い、ギルドの図書館の知識とギルド職員からのヒアリングだけでいそいそと準備をすませ森を歩いている。
二人は初めてのパーティ戦の上、比較的大規模なクエストの為にテンションが上がり会話が弾んでいるようだ。
「一番でかい魔法の詠唱には120秒くらいで、中級は20秒、初級は10秒、生活魔法は一言ね、やった事無いけど凄く長い詠唱をすればそれなりの威力の魔法が出せると思う、出したい威力や効果の魔法を考えると自然と詠唱が頭に浮かんできてそれを詠唱しきれれば成功ね」
因みに一人前と言われる魔法使いで中級までは無詠唱、最大級でも10秒くらいで発動ができる。才能ある者なら12歳くらいで初級までなら完全無詠唱が可能だそうだ。
「ええ、恥ずかしながらどうやっても詠唱が無いと発動できないの。その代わり前衛がしっかりしていれば喉がかれるか体力がつきるまでずーっと最大魔法でも撃ち続けれるわ、魔力量と魔力回復速度だけは誰にも負けない」
「炎系が使えれば夜中に俺が突っ込んで油巻いて極大炎魔法どーんで終りそうだが、山火事は死刑もあるって話だしな。」
「今回は土魔法で行こうと思うわ、今から行けば現地到着は夕方ね。明るいうちに群れの位置を確認しておいて夜中にあなたに侵入してもらってまずは群れを囲うように石の壁を作るわ。指定した場所にあなたが逃げれる程度の穴もあけておく」
「それで俺の役目は、その大規模な石の壁を作るまで群れの中で暴れまくる事か?」
「そうね、いくらゴブリンでも無対策でそんな大規模魔法を展開したら私の位置を特定して突撃してくるわ、あなたにはとにかく私が詠唱完了するまで盾を叩いたり大きな音だして耐えながら注意をひいて、それで壁が出来たら3時間くらいは中級の石礫魔法を浴びせ続けるつもり、その間に脱出したあなたは弓ゴブリンや魔法使いゴブリンの攻撃から私を守って」
「大忙しだな、成功したら晩飯おごれよ」
「いいわ、その代わり討伐証明のゴブリンの耳の切断もやってね」
「へいへい、でも冒険者やっていくなら、解体も慣れないとダメなんじゃね?」
「そうね、考えておく。(うまくいくようなら、ずっとこいつにやらせよう)」
「そういえば近隣の村から拉致された人はいないのか?」
「発見が早かったから近隣の村は厳重に防御を固めているから大丈夫だってギルド職員がいってたわ、一応人数も調べたけど行方不明者は無しって今朝報告があったようね」
「そいつはよかった、じゃあ現地についたらさっさとやっちまおう」
結果として作戦は大成功を収めた、リリィがゴブリンが逃げ出す前に集落を囲うように高さ5メートルは超えるような石壁を作るのに成功。
俺は指定された脱出路から脱出してリリィが石礫を雨あられのようにゴブリン軍団に降り注がせ、散発的なゴブリン側の弓や魔法による反撃を俺の盾で受け止め、反撃が来なくなった所で作業終了、原形を保っていたゴブリンの耳を切り落として帰還した。
あれからいくつくかのクエストを受けた。基本的に自分が突撃して注意をそらしている間にリリィの強力な魔法を浴びせる作戦だ。最初の詠唱は長いが1回入ると魔法が降り注いでいる間に詠唱が完了しておかわりが来る、こうなれば勝ちバターンだ、様々な成功や失敗を繰り返し、パーティ限定ながらシルバークラスまでになれた。
どういうことかと言うとこの二人がパーティを組むならシルバーだけどソロになるとランクが落ちるよって制度とのこと。
クエストが成功するたびに祝勝会を開きお酒の力もあり、最初の険悪なムードから一変してお互いを頼れるパートナーと認識しはじめた。
冬になり、依頼はほぼ無くなる、冬前までにお金を貯めれなかった者たちはギルドに借金をして冬の間は除雪作業、春になったら借金がなくなるまで馬車馬のごとく働かされる、借金が無くなる頃には秋に差しかかかっているのでまたお金を貯める事が出来ずに冬の無限借金地獄編がスタートする。無限越冬奴隷の完成だ。
自分たち二人はそれなりにお金を貯めていたので冬の間だけログハウスを一棟借りることができた上に越冬分の食糧と薪も用意できた。安心して越冬が出来る準備が完了した。
序盤を整理・統合したことで、よりテンポよく読み進められるようになりました。
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次の話もお楽しみに!




