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その21 交わす言葉は

大怪我を負い、しばらく治療に専念することになったセイ。

しかしその間にも事態は静かに動いてく。

護送機の中に眠る、その”誰か”の意思は。

 セイは今、妙な状況に巻き込まれている。


「セイちゃんすげー、ふわふわ!」

「ちょ、勝手に触んないでよ」

「えーいいじゃん」

「ダメ」

「何でセイちゃんの両目は色が違うの?」

「さぁねぇ、何でかしら」

「ふしぎー」

「髪キレイだね」

「ちょっとクグネリさん、助けてー」

「わりぃなセイちゃん、うちのチビどもがよぉ」




 セイが作戦に失敗してからもう数日。

 自分でもある程度動けるようになったセイは、ミカハチの自己修復と探索師(たんさくし)達の報告を待つ状態が続いている。セイ自身もまだ完治と言える状態でも無いので、そのまま間借りしている民家にお邪魔する日々だった。

 そして…後で知ったのだが、その民家はクグネリの家だったのだ。


 今は早朝。

 セイは大家族なクグネリ一家と一緒に朝食をご馳走(ちそう)になっている。

 マキエスの主食は薄焼きのパンのようだが、それがどういった物なのかはセイにはわからない。大鍋の汁物や大皿料理には魚介類や果実類が多く使われており、全体的に味付けは控(ひか)えめらしい。しかし何か、セイの知らない不思議な風味が鼻を衝(つ)く。

 クグネリの小さな弟や妹に絡(から)まれながらも、セイはこの場を楽しんでいる。

「エリオンの料理とは違ってお魚が多いね。やっぱり海が近いから?」

「そりゃあなぁ。冬季は港も凍るから干物とかが主になっちゃうけど、今は夏季だから食料には困らいな」

「え、この寒さで夏季なんだ…」

「そうだぜ?暖かいじゃん」

「これで温暖…今朝だって結構寒いから、暖かいものが嬉しいけどね」

 そう言いながら、セイは汁物の椀を持って一生懸命冷ましている。転生前の自分がここまで猫舌だったかどうか、セイ自身もう覚えていない。


 子供をあやしながら舌鼓(したつづみ)を打つセイ。

 クグネリも食べ物を頬張りながら、行儀悪くセイに尋(たず)ねる。

「ランティちゃんはエリオンに帰っちゃったし、ペトリエ姐さんは探し物に行って帰って来ねぇ。ナイーゼも骨折はそう簡単に治んねぇだろうし、ミカハチはあのザマだ。これからどうなるんだろうなぁ」

「ごめんなさい、ミカハチが動かない以上あたしも動けないの。しばらくはここに置いてもらえると…」

「それはいいって、セイちゃんも頑張ってるしな。あと鏡幽会(きょうゆうかい)から報酬ももらってるし、ウチ的には問題無いぜ!」

「ありがとね、本当に」

 残り時間に限りがあるのに、使命が進められないこの状況。

 しかし…ペトリエのやった事や、ミカハチの中にあった物、そして祭壇(さいだん)に関する疑問…。今のセイは、落ち着いて考える時間を欲していた。











 その日の昼下がり、セイは森の端っこで鈍(なま)った身体を動かしている。

 神徒(しんと)の身体は回復が早いようで、同時期に負傷したナイーゼと比べてセイの方が怪我の治りが明らかに早かった。傷口も塞がっており、刺傷や打撲の影響もだいぶ薄れている。しかし数日寝たきりだったこともあり、動きが鈍っているのは確かだった。




 セイが跳躍したり爪を使って木々の間を飛び回っていると、そこにスーマグレオがやって来る。今日はいつも通り、肌を見せない格好だ。


「セイ、ここに居たか。クグネリの家に居ないからどこに行ったのかと」

「あ、スーマ」

「まだ本調子じゃないのに頑張るな。でもあんまり無理するなよ?」

「それでも…ね。思ったように動けないと色々不便だから」

「クグネリん家も大所帯だしな」

「まあ、それもちょっとだけはあるけど…」

 セイが居候しているクグネリの一家はとても大らかで、神徒である彼女にも明るく元気に接してくれる。しかしそうやって小さな子供達がじゃれてくる環境、恐らく転生前のセイにもそういった経験が無かったからなのか、ちょっとだけ居心地が悪かった。

 やってきたスーマグレオは、何故か微妙な雰囲気だ。

「セイさ、その…」

「何?」

「…まあいい。何か知らん奴が漁村の外れに来てて、セイに会いたいんだってさ。乗物的に探索師っぽいがセイくらいの子供なんだ、そいつ。少なくともわたしは一度も見たこと無い」

「子供…?」

「そうだ、珍しい髪色のな。会うか?」

(まさか…)

 セイへの来客。

 何となく心当たりがある彼女は、“乾坤(けんこん)の祭壇”攻略作戦の再開も当面無理なので、とりあえずそいつをセイの行動可能な範囲まで招(まね)くことにする。






 セイに会いに来た来客は、セイの予想通りの相手だった。


「やあセイ、頑張ってるみたいだね」


 そいつは浅葱(あさぎ)色の短髪の、セイより小柄な子供だった。色付きゴーグル装着なので相変わらず目は見えず、厚着なので素肌もほぼ見えない。

 そいつは、セイがこの世界で初めて出会った人間だった。

「やっぱり、オルミラ…」

「え?何その嫌そうな顔」

「いや別にそういうのじゃないけど、何しに来たの?」

 謎の子供…オルミラは、何故か以前もセイの祭壇攻略に付きまとっていた。前に出会ったのも“機甲(きこう)の祭壇”封印直後のヴォンダーン首都であり、どうしてセイの居場所を知っているのか不思議でならなかった。

 セイにとってオルミラは正体不明なので勿論(もちろん)信用ならないのだが、現状特に害は無さそうに思えている。怪我を治すまでどうせ退屈なセイは、とりあえずオルミラの来訪を受け入れる。


 しかし、今日のオルミラは前より上機嫌だ。

「セイ、“乾坤の祭壇”の封印一歩手前まで行ったらしいじゃないか」

「まあね、失敗しちゃったけど」

「気にすることは無いよ。一度上手くいったなら次も大丈夫さ」

「そんなの気にして…あんたは一体何なのよ」

「僕?僕は祭壇を封印して欲しいだけだよ」

(こいつ、一体何者なんだろう…?)

 相変わらず意味不明なオルミラに、セイは戸惑(とまど)う。

 しかし…もしかしたら何かを知っているかもしれないオルミラを探りたくはあったセイ的に、うまく誘導したいという思いもあった。

 しかしセイがカマをかける前に、オルミラの方からあっさり吐いた。

「ねえセイ、君はもしかしたら…祭壇がどういうものなのか薄っすら気付いたんじゃないのかな?」




 静かな森の中、オルミラは自前の三輪魔道車に寄りかかってのんびり話し始める。

「ねえセイ、君はもう5つの祭壇がそれぞれどういった物なのかを見知っているね?」

「ええ、まあ」

「ふふ…君はもしかしたら、全ての祭壇を封じることができるかもしれない。だから僕も、君には惜しまず話そうかなって」

 オルミラの目元はゴーグルで見えないが、口元はとても楽しそうな笑みだ。

「祭壇と呼ばれているあれらは…正確には類似の特殊な魔動設備だよ。どの祭壇にも赤黒い容器が接続されているのは見たよね?」

「そうね」

「実は全て別物なんだけど、そこは今気にしなくていいから。で、かつての五国の人間達があれらを作った…より良い生活がしたかったんだろうね」

「え、祭壇って五国が作ったものなの!?」

「そういう事」

 オルミラの声が、少し低くなる。

 その声に…僅(わず)かな憎悪が宿る。


「永遠の命が欲しい、便利な生活がしたい、嵐や災害に悩まされたくない、食料を簡単に手に入れたい、争いの無い平和な社会を作りたい…人間の欲は天井知らずだ。そのために禁忌(きんき)の力なんかに手を出してさぁ」


 それは、妙に濃密な情報。

 まるでそれらを見てきたかのように語るオルミラは、嘲(あざけ)るような笑みだ。

「馬鹿だよねぇ、愚かだよねぇ。人間の下らない闘争でこの星はこんな状態になったってのに、それでもまだ欲望は収まらないんだから。それであんなモノを作って、扱いきれず暴走させて、折角(せっかく)の生き残り達もこのザマさ」

(やっぱり…)

 セイの疑惑は、ほぼ確信に変わる。

(こいつは聖地や祭壇の関係者だ)

 セイは意を決し、オルミラに直接問うことにする。




 以前と違いセイとの会話を楽しんでいるらしいオルミラは、今回は早々に帰ろうとしない。それはセイにとって都合の良いことだった。

「ねえ、オルミラ」

「何かな?」

「あたしはあんたの事を、聖地に居るという魔術師…“賢人”の1人だって思ってる。違う?」

 確信があった訳ではないものの、セイはそれっぽく当てずっぽうで問うてみる。しかしその言葉に、オルミラは過剰(かじょう)に反応する。

「は?君はたぶん賢人について大きな勘違いをしているよね。僕はもちろん賢人じゃないし、聖地の連中の仲間なんかじゃないよ。そう思われたこと自体が心外だね。確かに僕は聖地の事を多少は知っているけどさ、関わることすら御免(ごめん)だってくらいには連中が嫌いだから。あそこにいる連中は倫理もクソも無い屑(クズ)共だよ」

「そ、そこまで嫌がる?」

「祭壇は封印すべき物だけど、でも聖地の連中はたぶん君の想像以上にろくでなしだよ。ああ、そういえば護送機が半分壊れて中から電脳器が見つかったらしいね。中身はたぶん聖地の誰かだろうけど、だとしたら過度な期待はしないことだね」

 そしてオルミラは、いつもの三輪の乗り物に飛び乗る。


 何故か機嫌を悪くしたらしいオルミラは、振り返りもせずさっさと立ち去る。











 状況が動いたのは、さらに数日後だった。


 自身はほぼ完治し、暇を持て余してクグネリ家の家業を手伝っていたセイをスーマグレオが呼びに来た。

「おーいセイ…って、何してんだそれ」

「これは薪(まき)割りだって。お世話になってるから何かお返しをしようと」

「いい子だな、礼なら鏡幽会がしてるだろうに」

 手斧(ちょうな)で淡々と薪を割る作業が何となく楽しくなってきていたセイを、スーマグレオが手招きして呼び寄せる。

「セイ、来たぞ」

「何が?」


「姐さんが見つけたんだ、探し物をさ。それで魔技師のゴルクも来てるんだ」






 セイがミカハチの所に行くと、そこには魔技師ゴルクとペトリエが居た。ペトリエは振り向くと、藤色の瞳を輝かせて弾けるような笑顔だ。


「あらセイちゃん、元気になったみたいで良かったわ!私がここを発った時まだ意識が戻っていなかったから、どんな状態か心配してたのよ!」


「神徒の身体は丈夫で、回復も早いみたい。もう前と同じくらいは動けると思うよ」

 …セイは、自分でも思った以上に感情を隠せた。

 今の彼女はペトリエに不信感を抱いているが、声色にも顔色にもそれは現れなかった。ペトリエも何も気付かなかったらしく、嬉しそうに戦利品を見せびらかす。

「前セイちゃんと一緒に行った“機甲の祭壇”の施設に、電脳器がたくさんあったでしょ?あそこでそれらしい図面を見た記憶があってね、もう一度行くことにしたの。まあミカハチちゃん無しじゃあの時の入り口は開かなくて、別の入り口を探すのに時間が掛かっちゃったんだけど」

 そう言ってペトリエがセイに見せて来たものは…妙な筒状の機器だった。見るからに設計図では無さそうだ。

「これがまさか…それ?」

「ランティちゃんからも聞いてるのね。そう、これがその電脳発声器よ。ヴォンダーンの電脳器で試しに使ってはみたから、本物なのは間違いないわ」

「え、もう使ったの?」

「ゴルクをヴォンダーン首都まで呼んでお願いしたの。まああそこにあった電脳器から有意な言葉は観測できなかったけどね」

「…」

 ペトリエは、あまりに平常だ。

 セイには“ペトリエが祭壇を爆破しようとした”という確信めいたものがあったものの、彼女は全くそんな素振りを見せない。そしてセイもその現場を見たわけでもないので強く言えず、モヤモヤとしたものを胸中に何とか留(とど)める。

 そしてそんな2人の間に、ペトリエの友人の魔技師ゴルクが割って入る。

「セイちゃん久しぶりー♪怪我したって聞いて心配したわよ」

「ゴルクさんも来たんだ」

「早速で悪いけど、アタシがミカハチちゃんを弄(いじ)っても大丈夫かしら?一応貴女の物だから許可は取っとかないとね」

「え?ああ、良いよ。ミカハチに電脳器が付いていた以上、方法があるなら喋(しゃべ)ってみたいし」

「じゃあ失礼するわねー」

 会話をしながらも、ゴルクはどうやらセイとペトリエの様子を窺(うかが)っていたようだ。元々ペトリエが過激な事をすると懸念していたゴルクは、どうやら2人の様子を見て問題無しと判断したようだ。

 ゴルクがミカハチを囲う覆(おお)いの中に入り、作業を始めてしまう。

 スーマグレオは一度拠点に戻ってしまったので、セイとペトリエが残される。




 ゴルクの作業を見守りながら、セイは正直…気まずい。

(ペトリエ…まさか違うのかな?あたしが無駄に疑っただけで、実は祭壇の再起動は別の原因があっただけとか)

 しかし、状況証拠と動機的になかなかそうは思えない。

 セイは意を決し…ペトリエに尋(たず)ねる。

「ペトリエも無事で良かったよ。あんな急に祭壇が再起動したのに、皆無事に逃げ切れたんだね」

「まあ…正直危なかったわよ?ナイーゼ達は集団行動してたから連携して後退したらしいけど、私は一人だったから。でも私はこの密林に詳しかったから何とかなったけどねー」

「あんな、祭壇がすぐ再起動するなんて事は過去にもあったのかな?ミカハチもそういう事は言わなかったから、あたしも全く想定してなかったよ」

「私も気になって、鏡幽会に行って過去の資料を探してもらったの。だけど今回みたいな事例は過去に無かったみたいよ」

「やっぱり…」

 ペトリエは、やはり平静。

(はぁ…もうしょうがない、これからはあたしがペトリエのやることに注意するしかないと思う。まあ一度失敗した以上、次またやることは無いと思うけど)


 セイはもう、ペトリエの疑惑を追及しないことに決める。

 それをしても使命にそこまで影響はないと、自分自身を納得させて。











 その後しばらくは、ゴルクの作業を見守る時間だった。


 作業に興味があるらしいスーマグレオもやって来て、セイ達は3人でのんびりと見守っていた。時折クグネリの幼い弟妹が覗(のぞ)きに来たものの、彼等はガタイの良いスーマグレオを怖がっているようであまり近付いて来なかった。

 スーマグレオは当然、ペトリエに対するセイの疑念を知らない。2人は他愛のない会話をしており、セイもそれに無難な相槌(あいづち)で波風を立てない。一目には和気藹々(わきあいあい)に見えるものの、そこには確かに何か(・・)があった。


 そして日が傾(かたむ)く頃、ゴルクが作業を終えた。




「セイちゃん、終わったわよ」


 ゴルクがミカハチの覆いから出てきて開口一番にそう告げる。

 見守っていた3人はそこに駆け寄り、ペトリエが中を覗く。

「どこどこ…ああ、ああいう風に付くんだ」

「とりあえず配線は終わったわよ。動力はミカハチちゃん本体のを借りて何とかなったわ。あとは発声器本体を起動すればいい筈(はず)」

「ふーん、だけどまともに喋るのか?これ」

「それはわかんないわよスーマちゃん、実際にこれを使ったのなんてこの前のヴォンダーン王都が初めてだし」

「いいからやりましょゴルク!」

「もー、ペトリエはせっかちねぇ」

 前のめりなペトリエを制し、ゴルクがセイの肩に手を乗せる。

「セイちゃん、覚悟は良い?何も起きないかもしれない、意思疎通ができないかもしれない、話さなかった方が良かったって後悔するかもしれない。それでも、やる?」

「お願い」

 セイに迷いは無かった。

 ゴルクは頷(うなず)き、静かに電脳発声器を起動する。




 それは、まさかの起動直後。


『セイ、今から俺の言う通りにしろ』


 ミカハチの発声器から、言葉が。

 今までのミカハチと違い、語録を使っている風ではない。

 これは明らかに、ミカハチの肉声…。

 あまりに強い第一声に、セイは戸惑う。

「え、ちょ…!?どういう事!?」

『さっさとしろ』

「何よ偉そうに、何なのあんた!?」

『とにかくやれ、お前の為になる』

「はぁ…?」

 電脳発声器を得たミカハチの口調は、セイの想像よりはるかにぶっきらぼうだった。電子音なので性別は全く分からないものの、それはどこか男性的だ。

 ミカハチの指示は続く。

『まずは動力室に入れ。閃紅砲(せんこうほう)撃つ時の小部屋な』

「わ、わかったわよ」

 “セイの為になる”…。

 そう言われてセイはしぶしぶ、ミカハチの言葉に従う。半壊したミカハチの小屋に入り、空いている動力室の鉄扉をくぐる。

『入ったな?』

「入ったわよ」

『正面の一番大きい画面を、今から言う通りに操作しろ』

「えぇ…?」

『いいから』

(何なの偉そうに…)

 ミカハチの高圧的な言葉に反感を抱きつつも、セイは言う通りに操作を進める。

 そして10分近く液晶画面を操作させられ、ようやくミカハチが満足する。


 動力室から出たセイは、開口一番に不満を漏らす。

「全くあんた、言葉が通じるならちゃんと説明しなさいよ。これじゃ今までと似たようなもんじゃない」

 何も説明せずにセイを振り回すなら、ミカハチは正直今まで通りと変わらない。しかしミカハチは、そのままぶっきらぼうに続ける。

『俺がある程度修復されるとその辺の機能も回復して、自由に動けなくなる。半分壊れている今だからこそ自由に弄れる』

「…?」

『今とりあえず…動力室の扉がいつでも開くようにして、聖地への位置情報送信を止めて、聖地からの指令受信機能を止めて、神徒を気絶させるための首輪の電撃機能を止めた。この辺の機能は要らんだろ』

「で、電撃!?この首輪そんなのあったの!??」

『ああ、あと首輪の距離制限は何ともならんからな。俺の動力の大半はお前の魔力なんだ、離れられると俺が止まっちまう』

 淡々と喋るミカハチ。

 セイは困惑しっぱなしだ。

「あ、あんたは一体何なのよ!?」

『俺か?』

 ミカハチの回答はぶっきらぼう。

 それでも…今までと違い、そこには人の気配を感じる。




『俺は…俺の名は御籠護送機八号。セイ、お前を必ず聖地に送り届け、元の世界に帰してやるからな』


ここに来てくださっている方々に感謝します。

喋る機械って良いですよね。

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