表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
157/190

★157 ディアナ

よろしくお願いします。


夜、俺の部屋にネグリジェを着たディアナが入ってきた。


俺の隣に腰掛けると、久しぶりに緊張して動けない俺の左手に両手を重ねた。

手はすべすべで温かく、体からは凄くいい匂いがしてくらくらする・・・


ディアナが柔らかく微笑んだ。

「初めて会った日を覚えていますか?」

「ああ、2年前の3月にルシュクルと迎えに行った時だな。」

「あの時ね、王子様が迎えに来てくれたって感激していたの。」


「私を見たこともないのに、凄い借金を返してくれる人なんて絶対いないもの。

・・・一目で好きになっちゃった。」

「女好きだからすぐに嫌われちゃったけどな。」

自虐的に言うと、ディアナは首を横に振った。


「・・・嫌おうとしていたの。

 でも、ユウナさんたちみんな凄く楽しそうなの。

 だから、みんなに訊いてみたの。どこがいいのって。」

俺が聞いている台詞と違うのだろうか、ドキドキする!


「ユウナさんは、「初めてこちらに来た日、武器を持ったゴブリンリーダー相手に、

私を守るため弱いのに素手で立ち向かって倒したのよ。

素手よ、素手!バカじゃないかしら。

その後も何度も何度も体を張って私を助けてくれたわ。

私を好きなことは最初から分かっていたけど、

ヒロトから言ってくれるのを待っていたらこうなっちゃったの。

失敗ね。

でもみんなをすごく大切にしてくれているの。

私たちの安全を最初に考えて、みんなが幸せになることを考えてくれているわ。

困っている人を助けずにはいられない所もステキね。

女の子ばかりだけれど。」だって。


 グレイスさんは、「ダンジョンは見つけるし、すぐに制覇しちゃうし、

スフィンクスとか伝説の魔獣をたくさん瞬殺よ!

こんな凄い人いないよ!

それにいいアイテムを手に入れると、パーティが一番強くなる人に渡すの。

ヒロト自身や、結菜、愛海、ダリヤを優先しないの!

私とロロランにいくつも続けて渡すから、ユウナたちに凄く怒られていたわ。

あと、私の胸に釘付けになるイヤらしいところも可愛いわね。

浮気者だけど。」って、2人ともすっごく嬉しそうに話してくれたわ。」


・・・凄く褒めてくれているけど、女好きで終わっている!


「ルシュクルがギルド長に騙されていたことに気づいた時ね、

ルシュクルが貴方に抱きしめられ、熱い言葉を掛けられたとき私も嬉しくて泣いちゃった。

それだけじゃなく、うらやましいな、私も抱きしめてほしいなって思ったの。


 ゴブリンとの戦争の時は、命令を聞かなかったバカで弱い私たちを、

命を捨てて助けに来てくれたよね。

私たちを本当に大事にしてくれているんだって、

私たちの過去なんか全く気にしていないんだって感激したわ。


・・・ウォルターは私のためにがんばってくれたけれど、やっぱり私の過去に負けちゃったね。

それが当然だからしょうがないけれど、やっぱり凄く悲しかった・・・


彼に振られてプレドナに来たあともずーっと私をそっと見守ってくれたでしょう。

ユウナさんたちに悪いなって思って別の人にしようって思っていたけれど、

もう好きがあふれちゃったの。

・・・好きよ、ヒロトさん。」


「ありがとう。遅くなってゴメンな。俺も大好きだよ。

もう離さないからな。」

ディアナを抱きしめた。



8月10日


凱旋してきたのだが、お土産を買って来てはいなかった。

前みたいに催促はされなかったのだが、自首してまたカラカスから進出してきた服屋さんに行った。

モチロン、女性陣だけを連れてだ。


それでも、結菜、愛海、ダリヤ、ロロラン、グレイスとディアナ、マニフォで妻が7人。

あとは、ポロッカ、カーラ、クリスティーナでクランメンバーが3人。

フォーバル、10歳になったアルエ、カレンとデイジー、同居人が4人。

フリッツの妻マーガレットとボリスの下の妹ハンナ、関係者2人。

クロエ、クレアとクリミナル、料理人が3人。

ユリシスとドミニク、商売人が2人の計21人だ!

これでも無理だ!涙が止まらない!


「いらっしゃいませ、ああ、ユウナさんお帰りなさい!」

店主のおじさんはユウナを追って、この街に本店を構えていた。

店は高級感あるゆったりとした造りだった。


「ごめんなさい、こんなにたくさんで押しかけて!」

「いえいえ、ユウナさんたちならいつでも大歓迎ですよ!

ゆっくりと選んでくださいね。」


複写の能力が上がったそうで、プリントTシャツは月500枚から1000枚に増産しているが、

好評ですぐに売り切れちゃうので、王都への進出は未定になったそうだ。

また値上げもして、ようやくいい感じで売れているそうだ。



「ありがとう、お兄ちゃん!」

お気に入りの服があったデイジーが満面の笑顔で俺にくっついてきた。


「ありがとう、おにいちゃん!」

アルエも大好きなデイジーの口真似をしてきた!

フォーバルがアルエを見て渋い顔をしている!


「ありがとう、お兄ちゃん!」

クロエも真似してきた!


「給仕の店員にもこれを着せて、店の制服にしたいんやけど・・・」

「お前の店は高級店じゃないだろ!」

「ええー、いけずー!」



読んでくれてありがとうございます。

面白ければ評価をお願いします。

毎日更新します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ