★154 エキドナ
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7月16日
キングホーンを出発して4日目、魔物が多くなってきた。
シリウスと代わりばんこに戦い、進んでいく。
カトレアはシリウスに入っても全く見劣っていない。
相変わらず、小さい体で、でっかい魔物をぶん殴って殺している!
アルフレットは俺たちに比べれば弱かった!
しょうがないから助けてやるよ!
大きな池の近くで、リザードマン10匹が襲いかかってきた。
カラカスのダンジョンでは、1匹相手に大苦戦したな。
結菜が魔法を放ち、ダリヤが矢を放ったら、半分倒れた。
あれっ?
残りを俺たち前衛が瞬殺した。
あれっ?
ダンジョンの奴だけ、特別だったのかな?
7月17日
オーソニガラムの洞窟が近づいて来た。
その前に、強そうな奴が1匹じっとしている。
やむを得ず近づいて行くと、洞窟の前に上半身は女、下半身は蛇の巨大な魔物がいた!
こちらに気づいてじろりと睨むその顔は美しいが恐ろしい!
「どうすりゃいいんだ?」
鑑定すると「エキドナ」って出た!けど、その他はわからない。
こちらを睨んでじっとしている。蛇だからか?
勝つって感じるけど、怖いとも感じる。矛盾しているな!
「俺が近づいてみる。ちょっと下がっていろ!」
ゆっくりと接近していくと、エキドナが身じろぎした。
危険を感じ全力でジャンプしてみた。
その下を突風が通り過ぎた!
蛇のしっぽか?
近くにあった大きな木の根元をしっぽが通過したハズだが、そのまま立っている!
切り口が鋭すぎるのか!
慌てて後ろに下がった。冷や汗が止まらない!
追撃はしてこない。奴の攻撃半径は8メートルくらいか、
しっぽは振り回すと伸びているのか。
結菜が魔法を放ったが効いた感じはなかった!
ダリヤが矢を放ったが、しっぽで矢を防ぎ無傷のようだ!
なんて早さでしっぽが動くんだ、マジか!
だけど、しっぽで矢を防いだっていうことは、
頭とか胸は攻撃が効くってことだな!
「私の盾で防いでみる?」
グレイスが提案してくれたが、もしダメだったら・・・
「いや、俺がもう一度いく。タイミングはつかんだ!」
俺は突進し、しっぽが振られる時にジャンプしてエキドナの顔を切ろうとした!
エキドナは俺に向かい口を開けた。
なんだ?
とっさに防御魔法を唱えたが、そのため剣を振るうのが遅れ、
エキドナの右手がうなりを上げた。
小楯で防いだが、弾き飛ばされた!
華麗に着地するつもりだったのにコケてしまい、必死で転がって蛇のしっぽを避けた。
耳が痛くて耳鳴りが凄い!ふらつく!
鼓膜がやられたか?
蛇だけに、超音波でも発したのか?
幸い、グレイスの回復魔法ですぐに直った!
「布を小さくして、水にぬらし、耳の中へいれておけ!」
俺の言葉を聞いて、みんな耳栓をした。
簡易だが、ないよりずっとマシだろう。
じりっとエキドナが前に出てきた。
俺を睨んでいる。
マニフォが精神魔法を唱えたが、煩そうに顔をふったものの、やはり効かなかった!
嫌がらせでダリヤとボリスが矢を放つ。
俺はグレイスに囁いた。
もう一度、ダリヤの矢を防いだエキドナに突進した!
イヤな感じだ、とっさに伏せた。
俺の顔の辺りをしっぽが通り過ぎた。
ジャンプしたらヤバかったか?
結菜、愛海、マニフォが魔法を放った。
エキドナがさっき斬った巨木をグレイスがメイスで叩き、エキドナへ向けて倒した。
魔法のせいで反応が遅れたエキドナはしっぽで枝の一部は切り裂いたものの、
しっぽが大木の下敷きになって動けなくなった!
俺、ロロラン、フリッツ、ベルトリーニ、ポロッカがエキドナを四方から切り刻む!
俺たちに向けてエキドナが口からまた超音波を放った!
結菜と愛海が防御魔法を唱えてくれたけど、これもヤバかった!
最後はグレイスがメイスでエキドナの上半身を叩き潰した。
エキドナに近づいた5人はやはり耳をやられたが、軽傷のようだ、よかった。
音魔法を頂いたぞ!
音魔法って初めて聞いたよ。うちのクランの連中はもっていない!
また使い方を調べてみないと・・・
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