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★150 お姉ちゃん

よろしくお願いします。


5月13日


ストラスモアからキングホーンに向かっている。

距離を大幅ショートカット出来る間道との分かれ道に着くと、

ロロランが嬉しそうに提案した。

「またスフィンクスがいるかも知れないし、間道行こうぜ!」


「スフィンクスって何?」

旅が初めてで好奇心旺盛なデイジーが尋ねると、ロロランが説明してくれた。

かなり俺を褒め称えてくれた。


「それって私たちの世界じゃ常識よ!」

千家が何気なく口にすると、ロロランが怒った!


「うるせーよ、いつもいつもヒロトを下に見るな!」

「うっ、いや、そんなつもりじゃあ・・・ゴメンなさい。」

千家が俺を下に見ていることがイヤだったらしい。


「ロロラン、ありがとう。」

右手を出しロロランと手を繋いだ。

ロロランが笑顔となり、そのしっぽがゆっくりと振られている。

ご機嫌は治ったようだ。


やはり弱い魔物がたくさん襲い掛かって来たので、殲滅した。

デイジーはモチロン、カレンも魔物を見るのも、戦いを見るのも初めてのようで興奮していた。


夕方になり、みんながキャンプの準備をしていると、

デイジーが近寄って来てぴょこんと頭を下げた!

「あのヒロトさん、あ、あの、あの夜、助けてくれて、ありがとうございました。

お礼が遅くなってゴメンなさい!」


「いや、故郷を離れることになってゴメンね。」

「ううん、今日も楽しかったし、プレドナもすっごく楽しみだよ!」

ワクワクしているのがわかる。笑顔が可愛いな!


だけど、俺じゃなくって「みんな」をアピールしないと!

「そうか、誰にでも、なんでも相談してね。」

「ありがとう!」

デイジーは弾んで答えたあと、なぜか下を向いた。


「・・・ねえ、お兄ちゃんって呼んでもいい?」

「!!モチロンだよ!そう呼ばれたらすごく嬉しい!」

後ろの気配がかなり剣呑だが、嬉しさがはるかに勝っている!

珍しく、貴重な事例だ!


ついに、ついに、美少女から「お兄ちゃん!」って呼ばれるのだ!

俺が心の中でガッツポーズをしていると、

「やった~」

デイジーが大きくガッツポーズをした!可愛いぞ!


「ありがとう、お兄ちゃん!」

うおー、嬉しいぞ!


「ワタシのことを「お姉ちゃん!」と呼んでクダサイ!」

ダリヤが抜け駆けすると、妻たちがじっとデイジーを見た。


俺がいつもビビっている雰囲気に、デイジーも飲まれたが、懸命に答えた。

「・・・えっと、みんなお姉ちゃんって呼ぶと紛らわしいから。」

妻たちみんなガックリしていた。


「千家、お前はガックリするな!」

「うるさい!」


読んでくれてありがとうございます。

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