★149 門
よろしくお願いします。
5月5日
早朝、王宮を出発し、ホテルにダリヤたちを迎えに行った。
カレンとデイジーを結菜と愛海、梁多と千家に紹介したら、千家が鯉口を切った。
「ま、待て、殺されそうになっていたのを助けただけだ!」
「・・・恩に着せて自分の女にするつもりなんだろう、うん?」
「いやいやいや、ソンナツモリハナイヨ!」
「・・・2人とも、この男がいやらしいことをしたら私にいいなさい。
刀のさびにするからね。」
ソンナコトシナイヨ、合意の上じゃないと!
外壁の門にあの衛兵がいる!
なんでここに!いいカンしていやがる!
あの衛兵がじろじろと俺たちをなめ回すように見てきた。
俺は変装のスキルを使って
カレンとデイジーは瞳と髪の色を変えて、顔もイジっている。
でも、背格好と巨乳、声は誤魔化せない・・・
冒険者パーティに、カレンとデイジーがいるので不審そうだ。
特にデイジーは子どもなのに巨乳ということで、じろじろと見られている。
カレンとデイジーに質問される前に、誤魔化してしまおう!
「何かあったのか?」
「なんで冒険者が女の子を連れていくんだ?」
「俺たちは勇者パーティの友人で、これから地元に帰るんだ。
コイツらは召使いだ。なんで、コイツらをジロジロ見ているんだ?」
勇者パーティの友人と聞いて衛兵はひるんだ。
「・・・俺を殺そうとした奴を探しています。」
「どんな奴だ?女なのか?」
「はい。30歳の母親と13歳の娘で、2人とも黒っぽい銀色の髪で、
2人とも胸が大きいです。」
「コイツらの髪は赤だな。顔は知っているのか?」
「はい・・・」
「コイツらなのか?」
「・・・いえ、違うようです。」
姿形が違うので門外に出るのを認めてくれた。ヤバかった!
2時間ほど歩いて小休憩の時に、2人に掛けていた「変装」を解いた。
カレンはやつれがマシになっていて、キレイなお母さんになった。
デイジーは普通の女の子から美少女に戻った。
みんなぎょっとしていた。
そういや、ダリヤたちにも変装しているって言ってなかったか、大失敗だ!
そもそも「変装」のスキルを持っていることも教えていないし・・・
俺の首に千家の剣が当たってチクチクしていた!
うおう、速い、千家が速すぎる!
「貴様、やっぱり選んでいるだろう!」
「カレン、デイジー!説明してくりゃれ!」
「ヒロトさんは私たちを助けてくれただけです!」
慌ててカレンが助け船を出してくれた!
千家が不承不承剣を引いた。
梁多がにこにこしながら近づいて来たけれど、妻たちの不穏な気配に飛び退いた!
妻たちが俺を包囲していた。一部の隙もない!
「またまた綺麗なヒトを、またまた2人ね?」
「あんな子どもからも心を盗むつもり?」
「巨乳はダメって何度言えばわかるデスカ!」
「手当たり次第に捕まえやがって!」
「既成事実をつくっておく作戦かしら、うふふ。」
「困っている人がいたら助けるでござる!」
「いつもどおり、後ろめたいから変な言葉になったわね、うふふ!」
「ごめんなさい、だけど助けたいんだ!
2人には助けてくれる人がもういないにゃ!」
「2人はモチロン助けるわよ?だけどねえ、ここに罪人がいるじゃない?」
「話せばわかる!」
「問答無用!」
結菜の拳骨が俺の頭に落ちた!
目がチカチカしたよ!
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