★145 尋問
よろしくお願いします。
4月30日
あと少しで王都というところで、
「「あっ」」
俺、結菜、愛海、ダリヤ、ロロラン、グレイスが声を上げた。
不審そうな梁多、千家に先に行ってもらう。
前回、王都から帰る途中、ここで12人の戦士に襲われたことを思い出したのだ!
いや、雑魚だったからすぐに忘れちゃったよね。
「なんて言ったっけ、ほら、あのスケベ貴族!」
「確か、モンズーン伯爵ね。」
「屋敷に突撃しようぜ!」
「いや、前それをやって罰ゲームを1年間していただろ!」
「闇討ちしましょう、うふふ。」
「いや、多分見つかるからダメ!」
「ワタシが撃ち殺しマス!」
「だから、ダメだって!」
「じゃあ、どうするんだよ?やり返さないのか?」
ロロランはやり返したくて仕方がないらしい。
「そうね、彼らの犯罪を書いたチラシを作って、ばらまくのはどうかしら?」
愛海の提案に、ロロランは目を輝かせた。
「オレたちが街角でばらまくんだな?」
「そんなことしたら捕まるだろ!」
「そうね、役所とか、兵士の詰め所、貴族の邸宅とか、なるべくたくさん、
こっそりとばらまくのがいいわね。」
愛海が言うと、みんながこっちを一斉に見た。
「はいはい、やりますよ。
時期が時期だけに、俺たちって分かっちゃうかも。」
「証拠を残さないよう気を付けてね!
でも真実だけなんてつまらないから、あることないこと一杯書きましょうよ!」
結菜が悪い顔をしている!そんな顔もステキだ!
5月1日
2度目の王都だ。この前集まってから2年と半年経過した。
この前の会議室に集まったが、今回は17人しかいない。
ドゥラメンテ領の対馬、桝水、大宮部、馬川、仏生寺は来ていなかった。
レグルス(勇者パーティ)
桐生英雄(勇者)、南館大輝(捕手)、船見悠平(銃手)、網中鷹志(忍者)、
量山百里(賢者)、和家佐咲喜(巫女)
その他王都在住
花角黄二(魔物使)、佐々与次郎(格闘家)
アクルックス(スプート)
千家優姫(武士)、梁多健介
その他都市在住
村田益二郎(賢者)、藪本 櫻(?)、里見美弥子(?)、味園マイ(?)
現況報告だけしてすぐに宴会が始まった。
女子はすぐに愛海の元に集まって、小声で相談を始めた。
美容整形だな。
俺は、男どもに女子から最も遠い場所に拉致された!
南館が主任検察官となって俺への尋問が始まった。
「大林、友道さんや先生とはどうなっているんだ?」
「あの後、すぐに結婚したよ。」
「マジか!くそっ、なぜフラれないんだ?」
周りの男どもが落胆している!フフン!
「ゴホン、もうひとり、ハーフエルフの恋人は?」
「3人とも同じ日に結婚したよ。」
「さ、3人と同じ日に!くそっ、なんでそんなこと出来るんだ?」
周りの男どもが驚き、ざわめいた。
「あとの2人のパーティメンバーとも結婚したよ。」
俺の落とした爆弾で静まり返った!
「お、おい、あの2人がいるのに、まだ3人もいるのか?」
「そうだよ。向こうから結婚してって言われたからね。」
あたかも当然のように言ってやる。
その方が効果的だからな!
「友道さん1人でもお前にはホントーに、もったいないのに!
さらに先生に加えて3人の美女、
それで射手が天然おバカのハーフエルフ、戦士がカッコいいハーフ犬人、僧侶が巨乳だと!
なんでお前だけがそんないい目を・・・」
やけになってワインを一気飲みした佐々に首を絞められた!
「い、いや、今はどうなんだ?
もうハーレムなんて我慢出来ないってケンカばっかりなんだろ?」
「何、夢見てんだ?俺はみんなとラブラブだし、女同士も仲はすこぶる良いよ!」
南館のヘンな願望をぶっ壊してやった。
「死刑だ!死刑!コイツを殺せ!」
南館がわめきちらした!
「い、いや、パーティを組んで、助け合っていればそうなるだろ?」
「そんなの勇者が全部持って行くに決まっているだろ!」
「俺ならそんなことないけどな!」
自信満々に言ってやったら、南館はケッと横を向いた。
「男が1人だけで、後は美女のパーティってありえねーだろ!」
「死ね、大林!」
・・・みんなにイジメられたけど、優越感が圧倒的に勝っていた!
宴会の終わり頃、べろべろに酔った南館は結菜にせまっていった!
「友道さん、俺はあなただけをずっと守ってやる!」
「・・・もう、私は大林よ。南館くんは恋人がいないの?」
結菜がにこやかに尋ねると南館は黙り込みやがった。
いるよね?俺を批判できるのかい?
酔っ払った花角は愛海に「先生は幸せですか?」とおずおずと尋ねた。
ほろ酔い愛海はちょっと考え込んだあと微笑んだ。
「・・・そうね、いつも6人一緒にいるからもめ事もあるけど、
毎日楽しくて、とっても幸せよ!」
てめえら、ちゃんと聞いたか!
俺は高々と右拳を突き上げた!
南館が悔し紛れに叫んだ。
「ふん、このスケベ野郎!
これからもずっーと、周りの女を手当たり次第に口説くんだろ!」
結菜と愛海の笑顔が引きつった!当然、俺の得意げな顔もだ!
2人の俺を見る目にとげが出来た!なんかちくちくするよ!
「そ・そ・そんなことしにゃいよ。」
ああ、まただ・・・
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