★137 お礼の品
よろしくお願いします。
夕方、祝勝会が始まった。
いつもは静かなエルフたちだが、流石に大きな声で笑い、喜び合っていた。
クリスティーナはロロランにくっついていた!
「ロロランお姉様!」
・・・いや、確かにあのゼロ距離魔法はかっこよかったけれども!
ロロランは酒が飲みにくいが、邪険にすることも出来ず、閉口していた。
ベルトリーニはこの島にいる独身唯一の巨乳、ディアナを口説いているが、無視されている。
この前、控えてるって聞いたけど、20日も巨乳に出会っていないから、
我慢出来なかったか?
「おい、ベルトリーニ、帰ったら受付嬢に言いつけてやるぞ!」
「くっ、ヒロト、覚えていろよ!」
ディアナは少しホッとして、俺に目で感謝を伝え、グレイスと話し出した。
「ダリヤ、本当に強くなったな!」
「本当に、凄いわ!」
「えへへ!」
ダリヤは、パパ、ママに褒められて嬉しそうだ。
楽しい夜が更けていった・・・
9月24日
朝食が終わったあと、アンビュルティンから呼び出しがあった。
「おはよう、来てくれてありがとう。
君たちにお礼の品を渡したくてね。」
弓 必中のスキル付 を二張くれた。なぜ二張?
「君たちの装備には及びもつかないが、この島にある逸品だよ。」
ボリスが俺に対する態度を改めるなら、この弓を渡そうっと!
「もう一つお礼の品があるんだけど、一緒に来てくれる?」
大きな庭に案内されると、そこには1本の大きなリンゴの木があった。
1つだけ、金色に輝く実がなっている。
これって、またスキルが強化されちゃうの?
それとも珍しいアイテムに変るのか?
愛海が鑑定してみると「無情の果実」って出た!
決して望みが叶わない実だってさ!どうしろっていうのよ!
「この実がなったのは初めてでね。
私の父も、祖父も実がなったことはないって言っていたよ。
君たちが手に入れるためじゃないかと思うんだ。
だから、受け取ってくれないか?」
「・・・アイテムボックスに入れっぱなしでいいのなら、いただきます。」
黄金のリンゴを桐生たちに渡すつもりだけど、間違えないようにしないとな!
「あと、クリスティーナが君たちと一緒にこの島を出たいって言っている。
しばらく面倒みてもらっていいかな?」
「一人だけで、この島を出るんですか?」
「そうだよ、来年15歳になれば大人だからね。
少し早いけど、儲けものの命だからね、好きにさせてあげることにしたよ。
クリスティーナのパーティの射手にさっきの弓を渡してね!」
ああ、そういうことか・・・
ロロランは若干イヤそうだが。
「わかりました。出来るかぎり面倒みます。」
アンビュルティンが近寄って、ささやいた。
「大切にするなら、妻の1人にしてくれてもいいよ。」
おう、めちゃくちゃ大切にしちゃうよ!
あと、船酔いの薬を大量にくれた。
ボリスと手を取り合って喜んじゃったよ!
アンビュルティンに真珠の交易について尋ねた。
「真珠のことには、私は関与していないんだよ。」
だとさ!
昼から真珠の元締めのところにいって、交易の拡大をお願いした。
売り払い先は決まっているから、それを断る必要がある。
だから拡大分は今より倍の値だよって言われた。そんなのダメに決まっている!
妻たちとポロッカ、ディアナの分は格安で譲ってくれたので、まあよしとしよう・
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