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家族を奪った怪物たちを根絶やしにするまで。〜絶望の底で芽吹いた復讐の血脈〜  作者: 凪塩 未来


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第25話(第2章最終話):深淵の果ての光

ご覧いただきありがとうございます。「迷宮の底、復讐の血脈はモンスターを屠る」第25話(第2章最終話)です。


ついにたどり着いた地底の最深部。すべての元凶である漆黒の竜との遭遇、そしてルインとガルドの決戦の幕開けを描く第2章の完結編です!

古代の煉瓦積みのトンネルを抜け、さらに下へ、下へと続く螺旋階段を降りた先。

そこに広がっていたのは、もはや地下水路の延長などではなく、底知れぬマグマの赤黒い光が照らし出す、世界そのものの裂け目のような巨大な地底空洞だった。


熱気と硫黄の匂いが混ざり合う中、ルインとガルドの足音が冷たい石畳に乾いた音を響かせる。

これまでの魔傀儡や獣人鬼とは比べ物にならない、圧倒的で重厚な魔力のプレッシャーが、二人の皮膚をヒリヒリと刺し続けていた。


「おい、ルイン……ここはいったい……」


ガルドが険しい表情で周囲を見回す。広大な空洞の壁面には、何千、何万という無数の古い骨が幾何学模様のように埋め込まれ、その中心には、あの日の村を襲った巨獣の気配を何倍にもおぞましくしたような、巨大な「黒い繭」が脈打つようにうごめいていた。


「あれが……元凶だ」


ルインの瞳に、激しい復讐の炎が宿る。

あの日の悪夢、すべてを飲み込んだ胃袋の感触、仲間たちの叫び声。そのすべての源泉が、今まさにこの繭の中で次の形を得ようとしていた。


「来るぞ!」


ガルドが戦斧を構えた瞬間、巨大な黒い繭がパカリと音を立てて裂けた。

中から現れ出たのは、人間たちの恐怖を形にしたような、二対の翼を持つ漆黒の竜の姿をした混沌の化身だった。その眼窩が不気味な赤い光を放ち、地底全体を揺るがすような絶叫を轟かせる。


「グルアアアァァ……ッ!」


「逃げるなよ……!」


ルインは恐怖に震えるどころか、逆に歓喜に似た冷徹な笑みを浮かべ、血塗られた短剣をしっかりと握り締めた。

すべてのモンスターを屠るための、そしてあの日の自分を終わらせるための本当の戦いが、いま、この深淵の底で幕を開ける。


「行くぞ、ガルド!」

「おう! 地獄の果てまで付き合ってやるよ、死神!」


少年の刃が漆黒の闇を切り裂き、物語はさらなる高み、そして終わりなき戦いの核心へと突入していく――。

第25話(第2章最終話)「深淵の果ての光」最後までお読みいただき本当にありがとうございました!


本編、外伝、そして第2章と続いてきたルインの壮絶な戦いと旅路。王都の地下に隠された真の元凶との遭遇という最高の盛り上がりの中で、第2章は一度幕を閉じます。ここまで共にルインの背中を見守り続けてくださり、心から感謝いたします。

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