↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界の村人だったボクは死んで生き返ったら女の子で魔王様!?~魔王のこのボクを辱めるなんて!勇者め!覚えてろよぉー!!~  作者: 北条氏成


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

56/66

魔王様。月夜に浮かぶ黒い影!?2

 街に出ると、真っ先にエレナのいるホテルへと向かった。


 もちろん。双子の姉妹であるエレナに勇者の居場所を聞く為だ。


 街を鼻歌混じりに上機嫌で歩いていると、背後から何者かの視線を感じてボクは恐る恐る振り返る。


 しかし、そこには誰もいない。


「なんだ……気のせいだったのかな?」


 不思議そうな顔でボクは首を傾げると、前を向いて再び歩き出す。


 すると、また背後からまた気配を感じた。


 ……やっぱり。ボクをつけている気配を感じるを狙っている。もしかして人さらいか、それか盗賊!?


 怖くなったボクは少しずつ早歩きになり、それでもついて来る気配に恐怖からそのまま走って逃げる。


 街の中を走り続け、やっと気配がなくなった。


「はぁ……はぁ……はぁ……げほっ! げほっ!」


 走ったせいで咳き込みながら、息切れしているボクは振り返る。


 諦めたのかそこには誰もいなかった。


「はぁ……はぁ……なんとか、逃げられたみたい……」


 ほっと胸を撫で下ろしてボクは深呼吸をする。


「ふぅー、なんとか逃げ切れたみたい……」


 安心して気が緩んだボクは再び歩き始めた瞬間。


「けど……なんでボクなんかを追いかけて来てたんだろう……もしかして、勇者を狙う刺客!? なら、エレナも危ないかも……2人のところに行くのは避けた方がいいかもしれない」


 ボクが考えながらブツブツと独り言を言っていると、突然壁の死角から黒い物体が飛び出してきた。


「……わっ!!」


 驚きの声を上げながら、咄嗟に後ろに跳んで避けると、その黒い物体は綺麗にくるりと宙返りをして地面に着地する。


 それは全身が真っ黒な毛に覆われた猫だった。


「うにゃ〜」


 黒猫はじっとボクのことを見ると、嬉しそうに鳴いてゆっくりと近づいてくる。


 近くまで来た黒猫はそのままボクの足に体をすりすりと擦り付けながら甘えた声で鳴いた。


「にゃ〜ん」

「ふふっ、くすぐったいよ。どうしたの? こんなところで……」


 しゃがみ込んでボクはびっくりさせないようにゆっくりと手を伸ばすと優しく頭を撫でると、黒猫は気持ち良さそうな表情をして目を細めながらゴロゴロと喉を鳴らす。


「ふふっ、かわいい……」


 ボクは甘えてくる黒猫をしばらく撫でていると、さっきまで何者かに付けられていたことを思い出した。


 このままこの場所で黒猫と遊んでいたら、追いつかれるかもしれない。


 慌てて立ち上がると、黒猫がついて来ようとボクの後をついて来る。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。