魔王様。勇者と再会する!?6
態度には示さないがやはりこの格好は恥ずかしいのか、エクセリアの頬も熱を帯びて赤く色付いている。
「ふぅ〜ん。エクセリアもなかなかにえっちねぇ〜」
「うるさいこのバカ! ほら、さっさと勝負するわよ!」
エクセリアは素っ気なく言うと、ボクに向かって視線を送る。
ボクとエクセリアはツイスターゲームのマットの上に立つと、エレナがゲームの説明を始める。
「2人はツイスターゲームは初めてだからルールを説明するわね! ルールは簡単。この右手、左手、右足、左足と色が4色に別れたルーレットを回して針が指した色に、指定された手か足を置いていく。膝やお尻が地面に着いたら負け! 同じ場所にはいられないから出た色と触ってる色が同じなら別の場所にタッチしないといけないから注意してね!」
「うん」
「案外簡単そうだな!」
エレナがゲームの説明を終えると、さっそくルーレットを指で弾いた。
「まずはソアラちゃんは右足を黄色!」
「うん」
エレナの掛け声にボクは近くにあった黄色い丸に右足を置いた。
正直。これなら余裕で耐えられると思っていた。この時までは……
回を重ねる度にバランスを取るのも過酷なものになっていく。
両手で地面を押して体を支えてバランスを取りながら、両足は限界まで開いてしまっていた。
股から体が真っ二つに裂けてしまいそうな錯覚さえ脳裏を過り、少しでも崩れれば倒れてしまうほどに、すでに体が限界を迎えかけていた。
「はぁ……はぁ……き、きつい……」
だが、それは勇者も同じだ。いや、勇者の方が確実に無理なブリッジのようなポーズで歯を食いしばっていた。
「ぐへへ、大股に開いたソアラちゃんの恥ずかし可愛い姿を写真に収めなきゃ!」
「ちょっ……な、なんで……撮ってるの!?」
カメラを構えたエレナがボクの背後から両足を限界まで開いて耐えている姿を見ながらシャッターを押している。
いま、ボクのはずかしい姿……カメラで撮られちゃってる……うぅぅ、はずかしい……でも、勇者に負けたくない……がまんするんだ! ボクは心は男の子だから!
そう自分の心に言い聞かせてボクはプルプルと震え、今にも力尽きそうな両足で懸命に体を支えていた。
カメラに撮られてると思うと、お尻にビキニの紐が更に食い込んでいるように感じる。
額からは汗が流れ落ちて息も絶え絶えだが、顔を真っ赤に染めて熱い吐息を漏らしながらも必死に耐えている。
ボクは今日こそ勇者に勝ちたいんだ!
周囲に鳴り響いていたカメラのシャッター音が収まると、エレナはカメラをテーブルに置いた。




