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騎士コルン・キュアス

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 セラータと食事をしながらの相談から翌日、俺は早朝から着替えてすぐに光龍騎士団の拠点へ向かう。


 「おはようッス」

 「ホウズキか…昨日は書類作業をほったらかして何処に行っていたんだ?」

 

 赤髪と開いているのかわからない糸目が特徴的なホウズキ。昨日、書類作業を最後までほったらかして何処に行っていた。


 「あれ?置き手紙は置いてあったはずッスけど?」

 「置き手紙?そんなの無かったぞ?」

 「おっかしいッスね〜確かに置いtアバババ!?」


 ホウズキは考えていると背後にいつの間にか来ていたセラータに首根っこを捕まえられ『放電』を喰らって地面に倒れ込む」


 「デザールおはよう。それとホウズキも」

 「あぁ、おはよう」

 「おは…よ…うッス…」


 プスプスと煙を上げながらホウズキは立ち上がりながら挨拶を交わしながら仕事場に向かっていつも通り書類作業の仕事に取りかかる。


 「にしても、兵力強化の為に選ばれた者に小隊を持たせるとは、めんどくさそうッスね」

 「兵力低下をする為に考え方を変えたんだろうな」


 ホウズキは今回の兵力強化の情報知ると他人事の様に話す。実は今回の小隊を持つことを許された十人の中にホウズキの名前は書かれていなかった。


 「まぁ、団長からの指令だ。断れない以上やるしか無い」

 「頑張るッスよ」


 話ながら書類作業を進めていると部屋の扉から『コンコン』とノックされると光龍騎士団の軍服を着た赤い髪の少女が入ってくる。


 「失礼します。第一級下級騎士のコルンです。デザール第二級中級騎士殿は居られるでしょうか?」

 「コルン第一級下級騎士ね。デザールはそこにいる白髪」

 「ありがとうございますセラータ様」


 自身の名前を呼ばれた事に俺は反応して目を向けながらコルンという少女の事を思い出す。

 第一級下級騎士コルン、本名はコルン・キュアスは確か、セラータやメーデンの二人と同じく貴族から騎士になった一人だ。そして、五日後に俺の小隊に副隊長を務める事になっている下級騎士がなんの様だろうか。


 「貴方が第二級中級騎士デザール殿でしょうか?」

 「あぁ、俺がデザールだ」


 コルンは俺の前に立つとキリッとした目で俺を見てくるが何だろうかと気になって聞く事にする。


 「それで?俺に何か様があるのか?」

 「はい。単刀直入に言うと小隊長をセラータ様の小隊に移動させて貰いたいのです」

 「私?」


 セラータは自身の名前が挙がったことに反応してコルンに視線を向ける。


 「残念だが、それは無理な話だ」

 「ッ…どうしてでしょうか?」

 「理由はこの小隊編成を行ったのは上層部だからだ」


 目の間に立つコルンという女性騎士が移籍を頼み込んで来た理由はおそらく、貴族の繋がりを持ちたいからだろう。セラータは貴族階級はメーデンよりかなり上の階級だ。成り上りたい貴族としては階級が高い貴族とは関係を築いておきたい。だが、それは会うまで貴族内での話だ。

 小隊編成で決めたのは光龍騎士団の上層部…つまり、俺やセラータ達よりさらに上の騎士がこの編成を行ったものであり、俺が好き勝手に移籍させることはできないのだ。


 「俺は別に意地悪を言っている訳ではない。この小隊を編成した人に言うべきだと俺は思うが?」

 「ッ…」

 

 そういうとコルンは少し悔しそうな顔をするが俺はどうしようもできないのだ。下手に編成を変えれば、他の成り上ろうとしている貴族にも似たようなことが起きる。コルンのような個人的に移籍を願いを許可すれば、他の貴族たちも同じ行動をされるのは困るのだ。


 「…悪いがわかってくれ。今回の件はこの場にいるもの全員には変更の権限は無い」

 「わかりました。本日はお時間を頂きありがとうございました。失礼します」


 コルンは無理だと理解して、部屋から退出した。


 「コルン・キュアスだったか」

 「何か焦っていた」


 コルン・キュアスという少女は俺とセラータが見た感じ何か焦っている様な素振りはあったが今回は諦めて去ってくれたが今後、小隊を率いる身としては、少し不安要素だな。


 「コルン・キュアス…キュアス家か」


 ここで一番意外にも反応したのはメーデンだった。

 俺はすかさずに聞いてみる。


 「知っているのか?」

 「知ってるも何もキュアス家は没落しかけの貴族で有名なところだ。お前、運が悪いな…足を引っ張る奴が当たるとはな」

 

 メーデンは鼻で笑いながら苦手な書類作業に戻り、俺や他の全員もメーデンに釣られて仕事に戻る。


 「メーデン、昨日渡されたこの書類の写しだが、十枚ぐらい間違ってるぞ」

 「マジかよ…クソが」

 「こっちの書類も計算が合わないけど?」

 「クソがぁああ!書類作業なんて嫌いだ、ちきしょぉおお!」


 俺とセラータに書類の見直しが発見されて頭を掻きむしりながらイラつくメーデンの叫ぶ、いつも通りの日常が今日も始まった。

 

 「…」


 コルン・キュアス…没落しかけの貴族か。貴族としては没落は危機的なものだ。何せ、そのまま没落すれば、貴族の称号を剥奪されかね無い。その焦りが小隊全体に浸透しない事を祈るしか無いな。


 「少し先が思いやられるな」


 そう思いながら俺は書類作業に力を入れながら仕事をする。

改めて、キャラクター達の名前〜

デザール  家名無し  平民

ホウズキ・クレナイ   平民

セラータ・ドラグラーツ 貴族

メーデン・アニファール 貴族

バロッサ・ローガ    平民

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