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下調べをする事にした。

 帝国の城壁から少し離れた草原に俺はいた。

 今日はレベル上げと訓練をする為にレナからあらかじめに情報を集めてして貰った情報でゴブリン退治をする為に来た。

 何故、ゴブリンかというと単純に対集団における戦闘の為だ。

 ゴブリンは魔物でありながら人と同じ様に武器などを使ってくる魔物だ。

 ゲームではゴブリンは人同様に職業を持った奴もいる。

 例えるなら、ゴブリンソルジャー、ゴブリンプリースト、ゴブリンメイジなどだ。

 こんなに多種多様に職業を持ってくれるなら練習相手に抜擢だと思ったからだ。

 訓練としては数匹ずつ倒して行ったが最終的には十四匹まで単独で狩る事が出来た。

 集団でいるゴブリン達を片っ端から狙いながら戦った。

 戦法としては、敵情の観察、奇襲攻撃、単純な罠の製作と様々な戦法を利用した。

 そうしているうちに夕焼けになっていた。

 俺は今日の訓練を終えるとすぐに城壁内に戻るとレナが待っていた。

 

 「どう?情報通りだった?」

 「情報通りでしたよ」


 俺はレナに聞かれたので情報通りだった事を報告する。


 「一応、聞いて置きますが計画実行日はいつ頃で?」

 「出来れば、一週間後の今日の夜がいい」

 「理由は?」


 レナは一週間後に実行したいと、言って来た。

 なら、それなりに理由があるはずだ。


 「理由はその日は院長が一日中外出する日だから、理由はその日が院長が月に一回だけ酒を飲みに行く日だから」

 「なるほど…わかった。後、頼んで置いた孤児院内の配置図は?」

 「信頼できる仲間とで、頼まれた通りに描いたよ」


 俺は少し前からレナに作らせていた孤児院内の配置図を見せてもらった。

 その孤児院の配置図を見るにどうやら孤児院自体の建物の構造は至ってシンプルなものだった。

 構造としては一般的なオフィスよりも少し大きい構造で二階建ての建物の様だ。


 「金貨の場所は?」

 「二階の院長の部屋の金庫にある。金庫の鍵もその部屋にある机の引き出しにあるのを確認済み」

 「わかった」


 俺はレナに説明されながら配置図を見る。

 大体は記憶したが、何か見落としていないか確認する。

 

 「…最後に見張りの数は?」

 

 俺は最後に最重要な情報を聞く。

 この孤児院はあくまでも人身売買を行う場所だ。つまり、それなりに護衛や見張りを雇っているはずだ。


 「私が見た限り…おそらく六人」

 「六人か…」


 俺は改めて、作戦を確認する。

 まず、始めに俺は孤児院内に侵入しなければならない。

 これはレナが使っている壁の穴から侵入出来るが最後に聞いた通りに見張りが六人いる。

 取り敢えず、見張りを通り抜けたと考えるとして、次に金貨を盗み、レナの数人?の仲間を脱出させる。

 此処までが俺が手伝う範囲だが…。

 

 「見張りは、出来るだけなんとかしよう…それじゃあ一週間後に」

 「わかった…じゃあね」


 俺とレナはある程度の事を話し終えると互いに別れた。

 

***


 どうも、俺はデザールだ。現在、レナの跡を着けている。

 何故、こんな事をしているのかと言われていると下見をする為だ。

 それもレナにバレずにだ。

 前回も言ったがレナはあくまでも協力者ですぎない。レナがくれた孤児院内の情報にミスがないか確認するためでもある。

 例えるなら俺が金貨を取りに行っている間にすでに金貨を取られた状態に陥らない為でもある。

 レナが持ってくる情報が全て本物では無い事はオークを討伐した時の様に…あれが本当に誤報だったかは俺にはわからない。例え本当だったとしても情報ミスがあったレナが悪い…しかし、俺もその情報を知らなかったのも悪い。

 また、今回のレナの情報は配置図だけもある。

 実際に建物の大きさを見たおけば対策にもなる。


 そう考えている間にレナが住んでいると思われる建物が見えて来た。

 レナは建物の壁の穴から入って行くのを見ると此処が孤児院だと、分かる。

 まず、孤児院は石と木で作った建物で赤い屋根が特徴的だと分かった。

 建物としては明るい建物でとても人身売買が行われている様には見えない建物だった。


 俺は少し遠くから見ていたが孤児院の見張りらしき男を見つけた。

 何故、分かったかは服の膨らみだ…スラム街では武器を持った人間には必ず隠して持つものが稀にいる。

 俺はたまに見かけたりしている為その区別が付く。

 俺はそこまで見を終えると他の場所に見張りがいるか確認する。

 レナの情報が正しければ六人らしいがどうだろうかと思いながら確認する。


 一時間後調べて分かったが見張りは十人だった。

 レナの情報よりも見張りはそれ以上にいた事を確認した。

 レナが言う見張りの六人とは、どうやら孤児院内の近くにいる六人だった様だ。残り四人はおそらく休憩などを含めて変わるための要員のだと分かった。

 俺は取り敢えずそれだけが分かっただけでも運が良いと思い次の情報を集める為に孤児院を目指す。

 レナが入って行った穴から俺も入り、バレずに少しずつ孤児院内を調べる。

 今は日差しが殆ど落ちている為、孤児院の子供達は孤児院の中にいるので、孤児院の子供には見つからない。

 俺はレナに作らせていた配置図を出して現在位置を確認する。


 (此処が応接間か…)


 俺は孤児院の応接間をチラリと中を確認する。

 中には誰もいない事を確認すると窓を少しずつ開け中に侵入し窓を閉める。

 俺は忍び足で歩きながら孤児院内を調べる。一階をバレずに少しずつ調べて行った。

 此処までは情報通りだったが二階に進もうと配置図を見たが何がおかしかった。 

 配置図の通りなら二階は殆どが寝室だが最初に入った応接間の二階の部屋が異様に広いのだ。


 (何故、こんなに広い?…院長の部屋なら分かるが院長の部屋は別の場所にある)


 俺は考えだが取り敢えず見に行く方が早いと判断し二階を探索する。

 まだ、孤児院の子供達は一階の広場で集まっている為スムーズに調べることが出来た。

 俺は二階を調べながら最後に異様に広い部屋を調べようとするがそこから声が聞こえた為耳を済ませることにした。


 「――本当かーーー」

 「ーーー」


 扉越しのため良く聞こえないが俺は重大な事を聞きそのままゆっくりと情報を持ち帰る事にした。

 

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