7年後
あれから沢山の出会いと別れがあった。大切なギルドメンバーとの別れもあった。新しい能力も目覚めた。
それでもアトラとラティアは修行を続けた。
その中でも1番大きな変化は序列だ。
ギルド【アトランティス】にギルド序列があり、上位10名を規格外と呼ばれている。
7年の修行を経てアトラはなんと序列1位に輝いたのだ。そして、ラティアも序列4位だ。
「それにしても、ローウェル家もバカよね..2人も恩恵者がいたのに手放すなんて。しかも覚醒までさせちゃって」
「まぁ、あれだけの出来事があれば....そう言えばマスターはどうやって恩恵を覚醒させたんですか?」
ラティアが疑問に思って聞いた事だがアトラも気になっていた。恩恵を覚醒させるためにはきっかけがいる。それも天災級のきっかけだ。だが、マーリンのきっかけを2人は知らない。なんで、ぶっちゃけ知りたいのだ。しかし...
「...秘密よ」
笑顔で言ったように見えたがアトラには作り笑いのように思えた。
「そんなことよりも、今日で修行は終わりにしましょ。ていうか、貴方たちに教える事なんてないしね。ギルドに戻ってギルドカードを更新しましょ。で、終わったら私の部屋に来てちょーだい」
「俺としては風呂に入りたいです」
7年の間にアトラの一人称は僕から俺に変わった。
こうして3人は修行場として使っていた山を下りギルドに向かった。
因みに、規格外達は依頼を受けるとき仮面をするので、一部の者しか規格外の正体を知らないのだ。
「久しぶりのギルドだな」
「中に入りましょう。お兄様」
こうしてギルドに入り、マーリンはギルド長室に向かい、アトラとラティアは受付カウンターまで向かった。
ーーギルド内ーー
「あら、久しぶりね2人とも」
話し掛けてきたのは、リーナさんだった。因みに彼女はアトラとラティの専属受付嬢となったのでアトラ達の序列も知っている。
「お久しぶりです。リーナさん、今日はギルドカードの更新に来ました」
「そうなの?。分かったわ、この水晶に魔力を流してちょうだい」
言われた通りに魔力を流した。
「じゃあ、少し待っていてね」
そう言うとリーナさんは、魔力分析の為奥の部屋に行った。
「お兄様、しばらく時間が掛かるみたいなので、今のうちにマーリンさんの用事を済ませましょう」
「そうだな、そうしよう」
こうして、ギルド長室まで来た。
トントン「「失礼します」」と言って2人は部屋に入って行った。
「あら、もう終わったの?」
「いえ、しばらく時間が掛かるみたいなので先にこっちを済ませようかと」
「なるほどね、それじぁ言うけど貴方達、学園に行きなさい」
「「えっ」」
「なぜですか?」ラティが聞いた。
当然の疑問だ?。僕達はもう、ここで働けるので学園に行く必要などない。
「貴方達は、同年代の友達がいないでしょ。この機会に友達を作って、青春を謳歌しなさい」
こうして、アトラとラティアは学園に行くことになった。
ーー受付カウンター ーー
「あっ、戻ってこられたのですね」
「はい、ギルドカードの更新はできましたか?」
アトラが聞いた。
「はい、こうしてされています。こちらがお二人のギルドカードです。ステータスプレートの役割も果たせるように更新しました」
そうして渡されたギルドカードを2人は見た。
ラティア=エンフィールド
ギルド内序列第4位
性別:女性 年齢:17 状態:異常なし
称号:魔姫
スキル:【身体強化】 【魔感】(魔力を感じ取る事が出来る)
魔法:【光の流星】 【回復の光】 【魔力完全操作】 【火球】 【炎狂い】
神の恩恵:『最高審判』
アトラ=エンフィールド
ギルド内序列第1位
性別:男性 年齢:17 状態:異常なし
称号:絶対者
スキル:【縮地】 【魔感】 【治癒力活性】 【生死の感】 【身体強化】
魔法:【衝撃】 【連鎖衝撃】 【魔力完全操作】
神の恩恵:『オリジン』
( )の部分は説明文です。
アトラは二年前から、魔力を失っていたのだ。
「お二人は共に、規格外なので特にカードの取り扱いには気をつけてくださいね」
「わかっています」
それから、時間が経ち、学園の入学試験の日になった。
「お兄様、出発しましょう」
朝3時にラティアが起こしに来た。
「まだ3時だろ。あと5分...いやあと3時間は大丈夫なはずだ」
「お兄様...試験会場はカルスナ王国です」
「だったら間に合わないじゃん」
「スキルと魔法を同時に使用すれば多分間に合います..」
そうアトラとラティアは前代未聞の先天性特異能力者で恩恵者なのだ。
「いやでも...」
「兎に角、出発しますよ。お兄様」
こうしてアトラは試験会場に向かって出発したのだ。
人類が恐れている魔王は俺の配下です と言う作品を投稿しました。こちらも、是非読んでください。




