雨の降る日に
ユキは昔良く行ってた南図書館に車を走らせる。
今日はあいにくの雨だが、ユキは雨の日の静けさも、妙に落ち着いて好きだった。
しばらく車を走らせるが、道が変わってしまったのか、良く解らなくなって来た。
遅刻したくはないけど仕方ない、どこか駐車出来る場所に車を停めて、シオリに連絡しよう。
そう思いながら走っていると、見慣れたファミレスがあった。
何故か終わったはずの白桃パフェのフェアがやっている。
そんな事は良いのだが、少し運転休みたいのと、早くシオリに連絡入れたいのでファミレスの駐車場に車を停めた。
LINE
ユキ「シオリ、ごめん、私、南図書館行こうとしたら道に迷ったわ。今、ファミレスの駐車場で休んでる。」
シオリ「あー、相変わらずだなぁ笑。多分その場所、私、解るから、今から行くね、店内入って涼んで待ってて!」
ユキ「了解!ありがとう涙」
しばらく待っていると、聞き慣れた声がした。
「ユキ、久しぶり!」
シオリは相変わらずの細身の身体に、ショートカットだった学生時代とは少し違う大人っぽい雰囲気。
セットアップのパンツスタイルに、ミディアムヘアの良く似合う女性になっていた。
ユキ「シオリ!久しぶり!ごめんね、道に迷って…。何か雰囲気変わったねぇ」
シオリ「そりゃあ、高校のままだったら困るわ笑」
ユキ「とりあえず、ドリンクバーでも頼まない?」
シオリ「いいね!」
そう言ってドリンクバーを注文した。
ユキ「先に持っておいでよ!」
シオリ「うん。じゃあ先に行ってくる。」
少ししてシオリが戻ってくる。
シオリ「やっぱりメロンソーダでしょ笑」
ユキ「シオリ、それ好きだったよね笑」
ユキ「私も待ってくるね!」
久しぶりのドリンクバー。オレンジジュースが好きだが最近、糖質を気にして飲んでいなかった。でも今日はなんかいいやと言う気分になり、ユキは氷を入れて、オレンジジュースを注いだ。
ユキ「お待たせ〜。」
ユキはシオリの前に座った。自然に気持ちがほぐれる。ユキはあの頃と何も変わってない気持ちになった。




