表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
愛を捨てし軍神の娘は、魔王に堕つ ―十一歳、上杉兼継 覚醒―  作者: 竜太郎


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
74/288

第74話「雪国の兵」

越後の冬は、厳しい。


---


寒い。


---


白い。


---


重い。


---


---


「薪追加しろー!!」


---


---


兵が、叫ぶ。


---


---


雪。


---


吹雪。


---


---


外へ出るだけで、体力が削れる。


---


---


「尾張とか温けえんだろうな……」


---


---


若い足軽が、震えながら呟く。


---


---


周囲が、少し笑った。


---


---


「甲斐も寒いぞ」


---


---


老兵が、酒を飲む。


---


---


「でも越後は別だ」


---


---


本当だった。


---


---


この国は。


---


雪と共に生きている。


---


---


その頃。


---


兼継は、兵舎を見ていた。


---


---


寒さ。


---


兵糧。


---


病。


---


---


冬は。


---


戦より人を殺す。


---


---


「薬は」


---


---


「不足しております」


---


---


兼継は、少しだけ目を閉じる。


---


---


足りない。


---


---


国を回すには。


---


全部が足りない。


---


---


「……増やせ」


---


---


静かな命令。


---


---


「医師も呼べ」


---


---


家臣が、少し驚く。


---


---


以前なら。


---


まず兵を優先していた。


---


---


だが。


---


今は違う。


---


---


兵が死ねば。


---


村も死ぬ。


---


---


国は、繋がっている。


---


---


兼継は、最近それを理解し始めていた。


---


(次話へ)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ