↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
愛を捨てし軍神の娘は、魔王に堕つ ―十一歳、上杉兼継 覚醒―  作者: 竜太郎


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
320/322

第334話 沈黙の完成

京の夜は静かだ。


だがその静けさは空白ではない。


すべてが満ちている状態だ。


街は眠らない。


ただ呼吸の速度を落としているだけだ。


記録係は今日も木札を整理している。


数字は揺れない。


矛盾は生まれない。


すべてが正しく整列している。


これは勝利ではない。


敗北でもない。


ただの完成形だ。


かつて戦国と呼ばれた混乱は、ここで一つの構造へと収束した。


誰もそれを止めなかった。


止める理由がなかった。


兼継は最後に空を見上げる。


そこには何も書かれていない。


だがすべてが記録されている。


世界は沈黙のまま、完成している。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。