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異世界で好きに生きていいと言われたので、3つの願いをした  作者: 猫丸ストレート
第2章 領地運営編
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第75話 復興編 (商人勧誘編)

さて・・・ハンスの依頼をこなす為に、スマトラの町に向かうのだが・・・一応冒険者ギルドに寄ってみるか。



シオンはエウリーの町の冒険者ギルドにやってきた。中に入ると・・・また以前のようなことが起こっていた。



「ちょっと待て!その討伐依頼書は俺のだ!」


「早い者勝ちだ!遅い奴は引っ込んでろ!」


「その隙に俺はこっちを貰ってぜ!」


「あ!待て!ちくしょう・・・」



今日も繁盛してるなと思い、整理券をもらう。そしてシオン達は雑談スペースでその流れを見ていた。すると・・・



「おいお前知ってるか?オーキスの森のシルバーフォックスの件」


「は?シルバーフォックスならオーキスの森に普通にいるじゃねぇか」


「いやそれがどうも普通のシルバーフォックスじゃないんだよ」


「まさか・・・ハイシルバーフォックスか?複数いたらやばいぞ」


「それがどうも集団でいたみたいなんだが・・・襲ってこなかったんだよ」



そんな馬鹿なことがあるかなどの情報が飛び回り、しかも魔物を狩り殺すだけで、死体はそのままにしていったらしい。複数の冒険者が確認しているから、間違いないという話が聞こえてきた。


ん・・・?オーキスの森のハイシルバーフォックスの集団?まさかな?他にもシルバーフォックスの集団ぐらいいるだろうとシオンは考える。しかし・・・



「お前オーキスの森でって言ってたが、サラキアの森でもハイシルバーフォックスが目撃されてるぞ」


「そんな馬鹿な・・・基本群れで生息するはずだから、よっぽどのことが無い限り縄張りの森から移動はしないはずだ」


「こっちの情報も確かだ。今サラキアの森に冒険者がどれだけ集まってると思ってるんだ?」


「それだけ冒険者がいるなら、例えハイシルバーフォックスといえども討伐されたんじゃないのか?」


「それが冒険者を見ると進路を変えて、魔物だけを集団で狩り殺して行ったんだよ」



この話もあり得ないだの普通なら襲い掛かってくるはずだのとの話が飛んでいる。シオンは考えないようにしていたが・・・うん間違いなくアバロン達だな。


シオンが目を反らすと、リシアにシオンまたなの?という視線を投げかけられた。


シオンは話を反らす為に、リシアに実家に寄って行くかと話をすると、別に寄らなくていいわとあっさり会話が終わってしまった。


その為・・・シオンはリシアを抱き寄せて頭を撫でる作戦に出た。リシアはこんなところで・・・と口では嫌がったが、満更でもない様子であった。


それを見た冒険者からは、いちゃつきやがって・・・こっちは仕事が相棒だと、やっかみを投げかけられた。


シオンの番が来たので、買取り依頼を受付で行う。対応している女性は20代後半くらいだろうか。シンディの抜けた穴を見事にこなしている。


買取り場にお願いしますという事なので、シオン達は買取り場に行く。レジーナを見つけ声を掛ける。


「おうシオンか。そっちの町に行ったやつらは元気にしているか?」


そう近況報告を聞いて来たので、無事に何とか稼働できた状態ですねと伝える。その上で、魔物の素材の査定を依頼する。すると・・・


「おい・・・自分の領地の町があるのになぜこっちに持ってくる?」


そう半分諦めた感じで聞いて来たので、いやほら・・・まだ完全稼働じゃないですし?と理由を話す。


レジーナは諦めたのか、素材を出せと言うので、いつもの買取りスペースに収納から取り出す。


「ドサドサドサ!」


それを見てレジーナは逆に驚いたようだ。シオンが持ってくる魔物の量はいつも半端ないのに、今回はかなり少なめであった。


理由を話すと、なるほどなぁ・・・と納得してくれた。最近シオンは自分で討伐せずに、他のものに討伐させている為、分け前としてはあまり貰わないのだ。


これなら1時間もあれば終わると言うので、待たせて貰う。1時間経ち、雑談スペースにいたシオンをレジーナが呼びに来た。


「またせたな。どうする?向こうに行くか?それともここでいいか?」


そう言ってきたので、ここで構わないと答える。最近シオンは買取り金額はレジーナに一任している為、売却金のみを持ってくるのである。


「まずブラックスパイダーから呪いの原液が大瓶9本取れた。これが1本につき金貨8枚。次にアースアリゲーターだが、こいつの皮がかなりいい感じで1体につき金貨9枚。最後にシルバースネークだが・・・これはかなり今回は損傷が激しいから金貨2枚だな」


恐らくアバロン達シルバーフォックスが狩り殺したやつだろう。まぁ今回は仕方がない。それで合計を尋ねると・・・


「ブラックスパイダーの原液で金貨72枚。アースアリゲーターが11体で金貨99枚と言いたいが・・・3体ほど損傷が激しいのがあったんでな・・・おまけして金貨80枚だ。最後にシルバースネークが・・・値落ちの分が5体を含めて8体で金貨37枚だな」


そう言って白金貨1枚と金貨89枚が入った袋を渡してくる。シオンが枚数を確認し終わると、シオンが損傷が多い魔物を持ってくるなんて珍しいなと言いながら、買取り場の方へ戻って行った。


無事換金も終わったので、シオン達は冒険者ギルドを後にする。その後、西門に移動し、皆に絶対隠蔽を施した後、カーミラに竜化して貰う。


そして皆が乗ったのを確認し、シオン達はスマトラの商業ギルドを目指して飛んで行くのであった。

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