70話 試合は一旦休止となった
(´・ω・`)わりとオーバーしてすまん
「・・・本当にヤバかった、木刀じゃなければ百は死んでそうだな自分」
「──さん──ハルトさん!」
アルファが消えたとほぼ同時に外からの声が聴こえてくる、どうやらあいつが通信妨害していたようだ。
「良かった、繋がったみたいだ、生きてますか?」
「おー!、ちょっと打撲してるが元気だぞ!」
「打撲って、何と戦っていたんですか?」
「まぁその話はとりあえず、外出てからでいいか?」
「あぁ、それもそうですね、サタナキア様、お願いします」
「ほーい」
「──ふぅ──あ、ヤバいな──思ったより木刀のダメージが今頃きやが──」
空間が歪む視界を最後に、自分の意識はここで途絶えた。
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「──あぁ、なんかこれ、前にもあったような気がするな」
自分が次に眼を開けると、そこは白い天井、清潔な空気、どう見ても病室だな。
「目を覚ましたな、お前ほどの強者が倒れるとは、何と戦っていたらそうなる」
バアル様が壁に持たれながらこっちを見ていた
「バアル様が運んでくれたんですか?」
「残念ながらウルロアだ、それで、身体は動くか?」
「・・あー、とりあえず・・よし、身体は動くな、打撲程度ならそうか」
自分は軽く手を開き閉じたり、起き上がって全身に異常がないか調べた後、隣にかけられていた服とゼルを身につけて病室の扉に手をかける。
「全員で聞いたほうが情報伝達の手間がかからないからな」
・
「さて、十魔王に各々の学院リーダーが揃ったところで、十王祭を休止して、今夜、あの黒いのこととか、自分が出会ったやつについて話そうか」
話す場所はコロシアムの中央、生徒は観客席に集まり、中央にはウルロアやサタナキアなどあれの存在を認知してる者やリーダーや魔王がいる。
「まず黒いのはウルロア、お前が知ってるみたいだな」
「はい、まぁ俺もよくは知ってるとは言い切れないですが、まず第十と第二が遭遇したとされるのはアウタール、次元の狭間が怪物、というよりかは、死者といったほうが良いでしょう」
「ほう、死者か、幽世にいると聞くあの」
「はい、なので普通の手段ではまず倒すことは不可能です、触れれば例外なくこの世から消えます、つまり死にます」
「怖いな、さて、対策はどうする?」
「今のところ倒せる手段は魔力と聖力両方で攻撃、あるいは神力、神に由来する攻撃で倒せます、まあほとんどの人には不可能ということで」
「きついな、さて次は自分だ、自分はアルファと名乗るやつと遭遇した、皆知ってるとは思うが、自分は強い、その自分がまるで歯が立たん、そんな相手だった、ただの木刀で神剣を防ぎ、攻撃し、あの有り様ってわけだ」
「あのハルトさんが、それほどの相手なんですね」
「まぁな、そしてそいつが属してる組織はメビウス、構成員はベータ、ガンマ、オメガにシグマだそうだ、そしてたぶん、アルファ以上がオメガとシグマだろうな、まったく、世界は広いな」
「──では、本題だ、十王祭をどうするかについてだ、続行に反対はいるか?」
普通ならやめるべきだろうな、だがこいつらは・・・違うな、皆無言である、つまり・・・。
「反対はなしと・・魔王の方々も同じで?」
「あぁ、私達も同意だ、その程度でやめる理由にはならん」
「バアル様・・・それじゃあ、明日、どこから始めますか?」
「──我々で話し合った結果、第十 第二 第一で引き分けとした、それだけなら反対するだろうが・・・明日2日かけてのバトル・ロワイアルを行うことに決定した、全学院メンバー参加でな」
その発言に対して、皆あげたのは・・・歓声、皆それを良しとしたのだ。
「異論はないようだな、では明日、バトル・ロワイアルに決定、皆ベストコンディションで試合に望め!、解散!」
こいつは楽しくなってきたな、全員か、これは本当に長くなるな。




