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勇者は冒険の書を消して魔王を目指しました  作者: 赤コーラ
1章 武練科魔王学院編
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67話 団体戦は初戦も熱戦だった 後編

(´・ω・`)明日は自動車学校の卒業試験、起きれるか不安なう

「うふふ、これがあたしの切り札、真紅の(クリムゾン)吸血鬼騎士(ヴァンピローゼ)、この身体全てが吸血鬼球と同じ硬度だよ、そこまで長い時間は持たないけどね」


「これはまた・・・ふふ、良いね、燃えてきたよ」


私は翼を生やして吸血鬼騎士の胸を斬ろうとしたけど、カキンと弾かれる、うむ、普通に硬いな、なら。


「連撃で一ヶ所集中」


私は連続で、見えないほどの速度で一ヶ所、胸の辺りを攻撃する。


「うーむ・・・駄目だ、ちっとかすり傷がつくがこの程度なら回復できてしま──おっと」


さすがに待ってくれるわけなく、全身から血の針が飛び出す、なんとか私の魔法・・・とは少し違う力で瞬間移動した、かなり遠くに移動したが、やれやれ、決定力がかけるな。


「魔力ぎれを・・・いや、そんな勝ちかたは私の自尊心に反す──いっ・・たぁ!」


肩に激痛、どうやらさっきの針が刺さってしまったようだ、抜こうとしても逆に痛いだけで抜けない、針が肉体の中で形を変えているんだろう、これは一発でも胴体に刺さったら致命傷になる可能性が、いや絶対になるな。


「はぁ、さて一応この距離なら・・・、あ、駄目だ、何か地面に、槍を刺してるな」


すぐに遠くの吸血鬼騎士の行動の意図を察して、私は再び空に飛ぶ、瞬間、地面から血の針山が出来る、ギリギリなんとかかすり傷もつかないですんだ、そして針ということは、飛んでくるよな、当然、刀で全て弾くが、私の下の地面からまた針山が飛び出す、これは長距離だと逆に不利か、私は瞬間移動して、再び吸血鬼騎士のところまでやってくる。


「やれやれ、遠距離から魔力ぎ──風魔法でなんとかしようとしたが、本当に強いな・・・」


「お褒めに預り光栄です・・・そろそろ本気見せてくれないかな」


「あはは、ばれちゃうかぁ、そっか・・・まだ準決勝、決勝控えているって、外で言ってそうなんだけどなぁ、まぁ出すんだけどさ・・・起きろ、星斬り」


私は魔刀 星斬りの力を、制限を解放する、その瞬間、身体に激痛が走る、魔刀の、というより私がこれを扱うための代償かな、やっぱり慣れないんだよな、この痛みには。


「っ──!!、さて、どちらもこれで全力だ」


私は地面に降りて、地面が抉れるほどの脚力で吸血鬼騎士に向かっていき、そのまま胸を・・・とは行かずずれてしまったが吸血鬼騎士の右腕を切り落とした。


「・・・うっそぉ」



「おっとぉ!、クラ選手!、ここにきて吸血鬼球と同じ強度のはずの吸血鬼騎士の腕を切った!、これは一体なんでしょうか、今までの瞬間移動も謎ですし」


「神速通、六神通と言われる・・・聖法、のはずなんですけどね」


「聖法!?、確か聖法を扱えるのは人間のみのはずです、クラ選手も人間の血が?」


「えぇ、おそらくは、さてこれで持久戦は終わり、短期決戦のなったよ、なったな」


「はい!、さて、この初戦、はたしてどちらが勝つのでしょうか!」



ヤバイわね、吸血鬼球を斬る刀だとは思ってなかったわ、星斬りの名は伊達ではなかったのね。


「うふふ、こんなことできるのミリアや兄貴くらいだと思っていたわ、さぁやろうかぁ!」


あたしは持てる力をもってクラに攻撃する、槍を振るうもあの謎の高速移動で当たらない、針を出すも、全てさばいていく、見えない速度の斬撃が今度はじわじわとあたしの本体の吸血鬼球まで届こうとしている。


「なら・・・これでどう!」


吸血鬼騎士の身体を開く、その形はアイアン・メイデン、昔の人間の拷問器具のよう、そのままクラを巻き込んで閉まる。


「はぁはぁ・・・これで──」


「残念、まだ倒せないよ」


あたし本体の吸血鬼球を切り裂いて、あたしの目の前にクラが現れる。


「・・・まだ、まだあたしは負けてないよ!」


あたしは左手に血の槍を作り出して、クラを突く。

私も刀を振るう。


あたし()の攻撃が交差し・・先に届いたのは───。



「──試合終了!、勝者────第八学院!」


──私はコロシアムに寝そべっていた、あの時、全身が穴だらけではあったけど、急所を避けていたからね、なんとか吸血鬼球を見つけ、破り、最後の悪あがきに心臓ギリギリのところまで槍が刺さったけど、私の刀が先にカーミランダの首を切り裂いた。

そのまま満身創痍で陣地まで戻り、そのまま倒れたわけだ。


「・・・はぁ、もうボロボロ、傷は回復したけど痛みと魔力カラカラで・・・チムシー、私次の試合いけないから」


「わ、わかりました」


「ちょっと・・クラ、ジーマーで言ってる?」


そこにボロボロのカーミランダが現れる、首をおさえており、はぁはぁと息をきらしている、こっちも辛そうだ、顔色も良くないし。


「あたしに勝ったんだから準決勝もやんなさいよね」


「仮に貴女が勝ったとして、やれる状況かな?」


「そう言われると・・・うん、言い返せないわね」


「でしょ、はぁ・・いや実際やりたいわよ、ハルトさんとは、こんな状態ではとても本気ではやれないわ、星斬りの力も1日1回だし、うん、これは無理ね本当に、あはは」


「・・・はぁ、どっちも次考えてなかったのね、うふふ・・」


「「うふふふふふふ!(あはははははは!)」」


二人は満足感を得て、笑いあったのであった。





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